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2018年1月26日 (金)

本日の練習、初見大会

寒波襲来、この冬の最低気温更新中。

庭の白梅がようやく咲き始めた。
例年よりも半月遅れ。

この寒さで辛そうなポコにも暖房対策。


下にずれて足が短く見えてしまった。


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沼響は今日から定演に向けての練習開始の初見大会。

曲は

・楽劇「ニュルンベルクのマイスターシンガー」第一幕前奏曲

・楽劇「トリスタンとイゾルデ」第一幕前奏曲と愛の死



・交響曲第3番「スコットランド」(メンデルスゾーン)


というもの。


「マイスターシンガー」と「トリスタン」は過去に沼響での演奏経験があり、スコットランドは全く初めての曲。


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大学入学間もない頃、入団した大学オケの5月定期のメインがこの「スコットランド」だった。


他の曲はスメタナの交響詩「高い城」とシャブリエの狂詩曲「スペイン」。


今にして思えばなかなか凝ったプログラム。

オケ経験初心者の一年坊主の自分に出番があるわけなく、演奏会はもっぱら裏方。

この時の先輩方の「スコットランド」の演奏内容の記憶は全くないけれど、スメタナとシャブリエに使われる2台のハープを運んだ時の重たさと、吹奏楽とは異なる学生オケの大人の雰囲気が眩しかったことを今でも覚えている。





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さては沼響の初見大会。



新しい団員も増えて、初めての曲に皆一様に期待充分の表情。

「スコットランド」は音符の数が多くてどのパートも苦戦必至と予想していたのに、意外なほどすんなり通っていった。

ソロの多いクラリネットも大健闘。


ホルンは第4楽章最後のハイトーンのキツさは覚悟していたものの、ペース配分さえ誤らなければなんとかなりそうな感触。


なによりもメンデルスゾーンの集大成とも言える「スコットランド」の音楽の素晴らしさを堪能。




引き続き後半はワーグナー2曲。


「トリスタン」をかなり以前に沼響は演奏したことはあるものの、その時のメンバーで今残るのは片手で数えるほど。



トリスタン独特の和声に戸惑うこと多く、この日は全く音楽にならなかった。



オーボエが欠席だったりと管楽器に歯抜けが多く、和音の落としどころを見失い彷徨うばかり。



これはスコットランド以上に苦戦となりそうだ。



Youtubeは「トリスタンとイゾルデ」から前奏曲と愛の死、クナッパーツブッシュ指揮の超弩級の名演

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