キャロル・ローゼンバーガーとベーゼンドルファー・インペリアル
土曜休みは朝のうち晴れ。
富士山に傘雲がかかり、言い伝えの通り夕方から雨。
長くかかっていた家の近くのトンネル工事はようやく完成が見えてきた。
名称は沼津アルプストンネル?
工事事務所の前に立つゴミ拾い犬ポコ。
また落ちていたペットボトルを咥えて離さない。
ベッケルントのグリーグで気を良くして、ベーゼンドルファーの音が聞きたくなった。
聴いたのは、アメリカのピアニスト、キャロル・ローゼンバーガーの弾く
「水の音楽」というアルバム。
1 –Liszt* Les Jeux D'Eaux A La Villa D'este 7:30
2 –Griffes* The Fountain Of The Acqua Paola 3:52
3 –Ravel* Jeux D'eau 5:36
4 –Ravel* Ondine 6:54
5 –Debussy* La Cathedrale Engloutie 6:53
6 –Debussy* Jardins Sous La Pluie 3:29
7 –Debussy* Reflects Dans L'eau 5:40
8 –Debussy* Poissons D'or 3:48
9 –Debussy* Ondine
デロスレーベルの録音でCDは1983年のリリース。
「沈める寺」、「水の戯れ」を聴いてみた。
今聴いても確かに良い音だ。
音量を上げると実際に目の前で演奏しているよう。
ただその分演奏の拙さが気になってきた。
ローゼンバーガーについてはこのCD購入当時はあまり
調べてみると名教師ナディア・ブーランジェに師事している。
ブーランジェの弟子にはマルケヴィッチやバーンスタイン、エトセトラ凄い人たちばかり。
ローゼンバーガーはレコーディングに精力的でかなりのCDが出ているが、いずれも演奏云々よりも録音評が中心になっている。
正直なところ自分にとってはこの人の実演を聴きたいとは思わないがレコーディングならば聴いても良いなというタイプの音楽家。
実際「沈める寺」のクライマックスで響き渡る通常の1オクターヴ下のベーゼンドルファー・インペリアル最低音Cの音は凄かった。
Youtubeはローゼンバーガーの弾く「水の反映」
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