アンプが壊れた
ふたたび寒気到来。北陸は再び大雪。
寒い日がまだ続き、今宵の庭の梅は例年よりも遅咲き。
新しいMARANZでいろいろと聴き比べを楽しんでいるうちに、突然パワーアンプの電源が入らなくなってしまった。
何度試してもダメ。
パワーアンプは10数年前に職場の上司Sさんが作ってくれたウエスタンエレクトリック社製真空管300Bを使用したアンプ。
トランスはTANGO 社製のもので非常に良いものらしい。
導入時にSさんが純正品、ロシア製、中国製など同じ300Bの何種類かの真空管を持ってきてくれて我が家で聞き比べたりした。
その時純正品が圧倒的に良くてその後長い間美しい音を聞かせてくれた。
それが突然ダメ。
そこでやむなく休眠状態だったクォードのパワーアンプ606を取り出してきた。
久しぶりに取り出した606は10年以上暗く寒い部屋に放置していたので、
冷え切っている。
「音が出るかな?」と心配しつつ繋げてみたら音は出た。

先日聴いたベッケルントのグリーグのCD。
だが音のまとまりが悪くてとても聞けない。
ちょっと悲しくなってCDプレーヤーはMARANZのままでマルティノン指揮シカゴ響のラヴェルを聴いてみたら 、これが品のある美しい弦楽器の音を聞かせ非常に良い。
アンプが暖まり本来の調子が出てきたようだ。

300Bアンプを聴いていなければ、これはこれで充分満足していただろう。
Sさんは数年前に定年退職。
もう一人の音楽上の大先輩Kさんを通じて連絡が取れて、わざわざ家まで来てくれた。
Sさんがテスター片手にいろいろとアンプを診てくれている間に、アンプはクォードのままでシベリウスのヴァイオリン協奏曲を鳴らしてみた。
リッチのヴァイオリンの米ロンドン盤LP。
途中でイコライザーをRIAAからffrrr に切り替えたらKさんはその違いに驚いていた。
そのうちスイッチ付近がショートしていたのをSさんが見つけてくれた。
ショートしたときにヒューズも切れていた。
数年前にスィッチ部分がガタつき始めたのをそのまま放置していたのが悪かったようだ。
もう一人の音楽上の大先輩Kさんを通じて連絡が取れて、わざわざ家まで来てくれた。
Sさんがテスター片手にいろいろとアンプを診てくれている間に、アンプはクォードのままでシベリウスのヴァイオリン協奏曲を鳴らしてみた。
リッチのヴァイオリンの米ロンドン盤LP。
途中でイコライザーをRIAAからffrrr に切り替えたらKさんはその違いに驚いていた。
そのうちスイッチ付近がショートしていたのをSさんが見つけてくれた。
ショートしたときにヒューズも切れていた。
数年前にスィッチ部分がガタつき始めたのをそのまま放置していたのが悪かったようだ。

速効で処置して、つなぎ替えて聴いてみると左側のレベルが異様に低い。
????
再びカバーを開けてSさんが調べ始めた。
いろいろやってみて整流管の足部分をクリーニングしたらスッキリと音が復帰。
いろいろやってみて整流管の足部分をクリーニングしたらスッキリと音が復帰。
どうやら経年変化で真空管の接点が汚れていたようだ。
最初にKさんから指摘された左チャンネルのチリチリ感も消えていた。
Kさん「いい音だねぇ・・」
Sさん「こんなもんでしょう。何かあったら何時でも言ってね」
私 (T・T) ありがとうございます・・・・
最初にKさんから指摘された左チャンネルのチリチリ感も消えていた。
Kさん「いい音だねぇ・・」
Sさん「こんなもんでしょう。何かあったら何時でも言ってね」
私 (T・T) ありがとうございます・・・・
| 固定リンク
「オーディオ」カテゴリの記事
- 先輩宅でのオーディオ談義(2025.06.11)
- タブレット破損、そして交換(2025.02.20)
- Kさん宅でのオーディオ談義(2025.02.02)
- Fidelix のフォノイコライザー、LEGGIEROのことなど(2024.10.30)
- Kさん宅でアキュフェーズの創立50周年記念モデル、ディジタル・プロセッサーDC1000を聴く(2024.04.20)
コメント
ご無沙汰しています。
寒い日が続きますね。
さても本日の記事です。
盤のコレクションだけではなく、オーディオ機器類もかなりの凝りようと拝察。
クォードの606、いい感じです。
Ⅱはタンノイとのマッチングがよく、欲しかったものです。
スピーカーは何を使用ですか。
よければいつかシステムの全容を紹介して下さい。
投稿: 武田晴美 | 2018年2月14日 (水) 07時34分
資金の多くを音楽ソフトに注ぎ込んでしまい、ヴィンテージオーディオの最高峰2組を揃えた貴君とは比ぶべくもありませんが、私の使用スピーカーはイギリス製の中級機でスペンドールのBCⅡです。
http://audio-heritage.jp/SPENDOR/speaker/bc-ii.html
長く聴いても聴き疲れしないので、1970年代に製造された古いものを中古で入手して
20年ほど使っています。
その前はアメリカのエレクトロヴォイスのインターフェイスAを使っていて、こちらも良い音でした。
アンプは学生時代からの憧れのクォードを
33と405との組み合わせから始まり66プリと606の組み合わせ。
こちらはスペンドールと相性が良かったです。
どちらかといえば私のオーディオは行き当たりばったりで、良さそうなものと遭遇すると懐具合と相談しながら入手してしまうという
くり返しでした。
今はアキュフェーズのプリアンプC280と300B の真空管手造りパワーアンプという
おかしな組み合わせで聴いていますが、コンディションの良いときは弦楽器など惚れ惚れとする音で鳴ってくれます。
アナログはトーレンスとSMEの組み合わせ。
カートリッジは一貫してシュアー。
モノラルLPはデンオンのDL102のモノカートリッジです。
ターンテーブルはドイツのdualを長い間愛用していましたが、壊れてしまって修理も不可能な状態になってしまいました。
今でも音はトーレンスよりもdualの方が好きです。
最近イコラザーカーヴの世界に目覚めてしまいアナログはムジカのフォノアンプを介しています。
投稿: 山本晴望 | 2018年2月14日 (水) 20時52分
オーディオ、詳しいことは判りませんが、流石ですね。
私のオーディオ師匠がこれを読んだら、正統の道を歩んでいると賞賛すると思います。
クォードのアンプ一つをとってもです。
スペンドール、聴いたことがあります。
端正で上品な感じの音でした。
紹介、ありがとうございました。
いや、それにしても素晴らしい。
投稿: 武田晴美 | 2018年2月15日 (木) 06時38分