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2018年2月 6日 (火)

ベッケルントのグリーグ、マランツとフィリップスで聴き比べ

立春過ぎても寒さは続く。
寒波到来、晴れていても日中の気温が上がらない。

新しいMARANZと古いフィリップスと2種のCDプレーヤーで
いろいろ聞き比べを楽しんでいる。


今日は米RCAのCDでグリーグを聴いていた。


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・ペールギュント第1組曲、第2組曲

ユージン・オーマンディー指揮
フィラデルフィア管弦楽団
1973年録音
・ピアノ協奏曲イ短調

ピアノ;キール・ベッケルント
オットー・グリンナー・ヘッゲ指揮
オスロフィルハーモニー管弦楽団
1959年録音


ペールギュントをMARANZで聴いてみた。



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音像が目の前一杯に広がる、まさにフィラデルフィアサウンドのゴージャスな響き。


弦楽器の尋常でない厚みはかなり楽譜に手を加えているようにも聞こえる。


ただ管楽器のバランスが不安定で、

時として弦楽器の大きな厚みからチョコチョコと
部分的に顔を出すのが不自然だ。




Sdsc08487_2



LHH700に替えてみた。





細部の明度は落ちたものの、こちらはステージ上にオケは整然と並んだ雰囲気。

弦楽器と管楽器のバランスも気にならない。

続けてLHH700のままピアノ協奏曲を聴いてみた。


こちらも同じような響きだがピアノの自己主張が弱いような気がする。




そこでMARANZでピアノ協奏曲。


こちらは驚きの結果。


ベッケルントのピアノが煌びやかな艶を伴いながらも
鋼鉄のような強靱な響きで迫ってくる。

オケとの溶け合いも良い。

今まで気にしていなかったベッケルントの経歴を調べてみると
ベルリンでハンス・リヒターハーザーの教えを受けたという。


まさに師譲りの黒塗りベンツのような重量級の音。



第3楽章での独特のコブシのような歌い方には好みは分かれるが、


気迫充分のヘッゲ指揮オスロフィルも大健闘。


フィナーレ最後の強烈な盛り上がりにはひさしぶりに興奮したぜ。

録音も使用ピアノがベーゼンドルファーであるのが
明確にわかる凄い音だった。

とても1959年録音とは思えぬ実在の音。

明らかにオーマンディーの1973年録音よりも良い。


ピアノ協奏曲は70年代に
グランプリクラシカルシリーズの廉価版LPが出ていたが、
録音が鈍かった印象が残っている。

おそらくリアカーヴでカッティングされてなかったのだろう。

イコライザーカーヴをきっちり合わせれば
印象が激変する可能性は高い。


Youtubeはアリス・沙良・オットーの弾くグリーグ、マゼール指揮N響

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音盤視聴記録」カテゴリの記事

コメント

>おそらくリアカーヴでカッティングされてなかったのだろう。

こんにちは。CDプレーヤーのご購入、まことに慶賀に存じます。LPですが、99%以上がRIAA以外のカーブです。RIAA表示がある盤でさえ「RIAAでも聴けますよ」程度の話ですから、RIAAカーブで製作された盤は超貴重品なんです。ちなみにCDの場合は(ディジタル録音であってもLP発売歴があるものについては)RIAA以外のカーブの録音をRIAAで再生した音に仕上げられています。LP期の再生音との継続性を保つためということなんですが、そのようなルールがあることを最近知ったところです。

投稿: ぶりちょふ | 2018年2月 7日 (水) 07時46分

ぶりちょふさん、コメントありがとうございます。

大多数の人は知らないことをいいことにメーカー側は各自好き勝手にやっていたということでしょうか。

いやはや・・・

先日かなり年季の入った音楽愛好家の方に我が家で米LONDONのLPを、RIAAとffrrで比較して聞かせたらその違いに驚愕しておりました。

今まで薄々は感じていたそうですが、実際に比較して聴いたことはなかったそうです。

投稿: 山本晴望 | 2018年2月 9日 (金) 11時16分

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