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2018年3月 8日 (木)

パレーのワーグナー

今週に入ってから肌寒い日々が続く。
今日も朝から冷たい雨。


今週は仕事上の重い日が多く、こんな雨の中オフィスに向かう通勤の足も重くなりがち。


昨日は前のセクションでの部下の御母堂の通夜に参列。


以前の職場は現部署から離れているので、懐かしい顔ぶれと久しぶりに顔合わせ
現在の状況や職場のグチなどの会話。

いろいろと改革が進んでいる様子。


今日はフランスの大指揮者ポール・パレーのワーグナー。


パレーがデトロイト交響楽団の音楽監督だった時代の一連のマーキュリーへの録音。


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・歌劇「さまよえるオランダ人」序曲

・楽劇「ニュルンベルクのマイスターシンガー」
    第3幕前奏曲、徒弟たちの躍り、親方たちの入場
・楽劇「ワルキューレ」ウォータンの告別と魔の炎の音楽
・歌劇「リエンチ」序曲
・楽劇「神々のたそがれ」夜明け、ジークフリートのラインへの旅
・ジークフリート牧歌
・楽劇「トリスタンとイゾルデ」第3幕前奏曲

  ポール・パレー指揮
  デトロイト交響楽団


大好きな「マイスターシンガー」と「トリスタン」の3幕前奏曲が収録されているのが嬉しい。

録音も良く、端正にして各楽器を明快に浮かび上がらせた演奏
このような演奏だと自分が演奏するにあたって非常に参考になる。

クナッパーツブッシュやクレンペラーのような往年の大巨匠の重厚雄大なワーグナーとはスタイルが異なり、シューリヒトのワーグナーにも通じる自然体の中に音楽の巨大さを感じさせている。

こちらもまさに大横綱の芸。

シャープでいて表情豊かな「マイスターシンガー」の徒弟たちの躍りの演奏など実に見事なものだ。

最後の「トリスタン」3幕前奏は途中で途切れたような終わり方で、これは編集ミスではなかろうか。

録音は驚異的に良い。

Youtubeはパレー指揮のシャブリエ「気まぐれなブーレ」

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