パレーのワーグナー
今週に入ってから肌寒い日々が続く。
今日も朝から冷たい雨。
今週は仕事上の重い日が多く、こんな雨の中オフィスに向かう通勤の足も重くなりがち。
昨日は前のセクションでの部下の御母堂の通夜に参列。
以前の職場は現部署から離れているので、懐かしい顔ぶれと久しぶりに顔合わせ現在の状況や職場のグチなどの会話。
いろいろと改革が進んでいる様子。
今日はフランスの大指揮者ポール・パレーのワーグナー。
パレーがデトロイト交響楽団の音楽監督だった時代の一連のマーキュリーへの録音。
・歌劇「さまよえるオランダ人」序曲
・楽劇「ニュルンベルクのマイスターシンガー」
第3幕前奏曲、徒弟たちの躍り、親方たちの入場
・楽劇「ワルキューレ」ウォータンの告別と魔の炎の音楽
・歌劇「リエンチ」序曲
・楽劇「神々のたそがれ」夜明け、ジークフリートのラインへの旅
・ジークフリート牧歌
・楽劇「トリスタンとイゾルデ」第3幕前奏曲
ポール・パレー指揮
デトロイト交響楽団
大好きな「マイスターシンガー」と「トリスタン」の3幕前奏曲が収録されているのが嬉しい。
録音も良く、端正にして各楽器を明快に浮かび上がらせた演奏
このような演奏だと自分が演奏するにあたって非常に参考になる。
クナッパーツブッシュやクレンペラーのような往年の大巨匠の重厚雄大なワーグナーとはスタイルが異なり、シューリヒトのワーグナーにも通じる自然体の中に音楽の巨大さを感じさせている。
こちらもまさに大横綱の芸。
シャープでいて表情豊かな「マイスターシンガー」の徒弟たちの躍りの演奏など実に見事なものだ。
最後の「トリスタン」3幕前奏は途中で途切れたような終わり方で、これは編集ミスではなかろうか。
録音は驚異的に良い。
Youtubeはパレー指揮のシャブリエ「気まぐれなブーレ」
| 固定リンク
「音盤視聴記録」カテゴリの記事
- ホロヴィッツ、1978-79ライヴ(2023.12.01)
- ディヴィッド・マンロウ、中世ルネサンスの楽器(2023.11.28)
- テンシュテットのエロイカ(2023.11.16)
- スーストロのトランペットでテレマンほか(2023.11.14)
- パリ、ノートルダム大聖堂のクリスマスライヴと朝比奈隆の第九(2023.11.12)
コメント