ライトナーのモーツァルト
昨日からGW、天気も良い。
狩野川には鯉のぼりが泳いでいる。
とはいえ断続的に仕事が入っているので休みの気分はなし。
今日はライトナーのモーツァルトを聴いていた。
オケはシュトゥットガルト・バッハ・コレギウム。
独逸EUROCORDのLPで「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」にK.136と138の二つのディヴェルティメント。
ライトナーには生誕100年の2012年にCD10枚組みアニバーサリーエディションも出ていた。
内容はコルネリウスやハイドンの初期の交響曲などの凝った内容。
その中のヴェルテンヴェルク歌劇場管を振った「マドンナの宝石」その他の小品集は、LPを架蔵している。
自分としては高校生の時にライトナーがN響に客演したときのベートーヴェンの「第九」をテレビで見て第4楽章の有名な歓喜の歌の部分で非常に感動した印象が強く、それからはなんとなく気になる指揮者となった。
少なからず録音のあるライトナーだが、おそらく恐ろしいほどの博識と冷静過ぎるまでの職人気質な芸風が音楽の楽しさとかその類の感傷的なものをスポイルしているような気もして、実力の割には聞かれてないと思う。
ライトナーのモーツァルトといえば、ステレオ初期のバイエルン放送響を振った交響曲第31番、36番その他の1959年録音もあり、タワーレコードから復刻されたCDが出ている。
ちょうどその録音の頃ライトナーはシュトゥットガルト歌劇場の音楽監督だった。
このシュトゥットガルト・バッハ・コレギウムがどのような団体かは不明だが、シュトゥットガルト歌劇場のメンバーによるオケではなかろうか?
そしてこの「アイネクライネ」ほかも同時期の録音のような気もする。
演奏は透き通るような清潔なモーツァルト。
そうライトナーの音楽を聴いていつも感じるのは混じりけのない透明感。
ブルックナーを聴いてもそうだった。
最近N響を振ったブラームスのライヴのまとまった量のCDが出た。
いずれもエアチェックしたビデオ映像があるはずなので聞きなおしてみようか。
Youtubeはライトナー指揮のバッハの「アリア」
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