リリー・クラウスのバルトーク
今日も晴れた日曜日。
気温は夏並みに上がり、各地で行われていたマラソン大会では熱中症患者が続出。 4月でこの気温は異常かもしれない。
本日ポコの散歩は裏山へ。
いろいろと見つけたようだ。
雲はないけれど富士山は薄く霞んで大きく見えた。
今日はリリー・クラウスのバルトーク。
モーツァルト弾きとして有名なクラウスだが、ハンガリー生まれのユダヤ人。
若いころにバルトークにも師事している。
手持ちは米ヴァンガードのLPで1980年録音。
ルーマニア民俗舞曲やハンガリーのメロディー、「子供のために」など。
主に民謡に素材を採った作品を集めたもの。
1. ルーマニア民俗舞曲 Sz.56
2. 民謡による3つのロンド Sz.84
3. 3つのハンガリー民謡 Sz.35a
4. ソナチネ Sz.55
5. 15のハンガリー農民の歌 Sz.71
6. 田舎の夕暮れ~10のやさしい小品より Sz.39
7. 子供のために 第1巻 Sz.39(全21曲)
リリー・クラウス(ピアノ)
1980年録音
リリー・クラウス最晩年のほとんど最後の録音らしい。
きっちり端正に丁寧に弾いている師への愛情が自然に伝わる心温まる演奏だ。
来日公演ではアンコールにバルトークを弾いているクラウスはバルトークには特別の親近感を持っていたのではなかろうか。
自然な呼吸感の中に聞かれる、微妙なこぶしのような歌い方がなんとも良い雰囲気だ。
Youtubeはクラウスの弾くバルトーク、「ルーマニア民俗舞曲集」
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コメント
リリークラウスのモーツァルト。
ピアノソナタとピアノ協奏曲。愛聴盤です。
余談ですが、若い頃のクラウス。美人ですね。
クララハスキルも若い頃の写真を見ると、
とても美人でした。
投稿: よしお | 2018年4月23日 (月) 17時11分
クラウスのモーツァルトは私も好きです。
中でもディスコフィル・フランセに残したピアノソナタ全集とボスコフスキーとの一連のヴァイオリンソナタの録音は、モノラルながら音も良くて、今でもよく聴きます。
投稿: 山本晴望 | 2018年4月25日 (水) 02時45分