ヴラトコヴィチのモーツァルト
夏を予感させるほどの爽やかで暖かな日。
この週末はどこかへ出かけようか・・・と思いつつも無為無策の一日。
聴いたのはヴラトコヴィッチの吹くモーツァルトのホルン協奏曲集。
手持ちはEMIの外盤CD。
これはヴラトコヴィッチのソロデビューのCDだった。
・ ホルン協奏曲第1番ニ長調 K.412
・ ホルン協奏曲第2番変ホ長調 K.417
・ ホルン協奏曲第3番変ホ長調 K.447
・ ホルン協奏曲第4番変ホ長調 K.495
・ コンサート・ロンド 変ホ長調 K.371(タックウェル編)
ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(ホルン)
ジェフリー・テイト(指揮)
イギリス室内管弦楽団
1985年11月録音
ヴラトコヴィッチはちょうどこの録音の頃に実演を聴いた。
沼津の楽器店主催のコンサートだった。
ホルン吹きの間ならともかく一般的には殆ど知られていなかった一流ホルン奏者の地方でのコンサート。
さほど熱心に宣伝していなかったので心配していたら、やはりホールは閑古鳥。
500人キャパの小ホールに100人入っていたかどうか・・・・
それでも演奏は素晴らしかった。
ベートーヴェンのホルンソナタやデュカスなど、太くて暖かな音色にのびやかで自然なフレージング。
このCDのモーツァルトもその時の演奏を思い出させるもの。
派手さはないがホルンの音色と暖かさが自然に聴き手に伝わってくる名演だ。
Youtubeはベルリン放送響首席奏者時代のヴラトコヴィチ、曲はブルックナーの交響曲第9番、指揮はオイゲン・ヨッフム
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