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2018年4月25日 (水)

レ・ヴァン・フランセのコンサート

今日の午前中は春の嵐。大雨洪水警報が出るほどの雨。

昼のNHKニュースのトップで大雨状態の沼津市街地が紹介されていた。

月曜の続きです。

用件を済ませて夜は上野で「レ・ヴァン・フランセ」のコンサート。

会場は東京文化会館大ホール。

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メンバーは

エマニュエル・パユ (フルート)

フランソワ・ルルー (オーボエ)
ポール・メイエ    (クラリネット)
ラドヴァン・ヴラトコヴィチ (ホルン)
ジルベール・オダン (バソン)
エリック・ル・サージュ (ピアノ)


都民劇場の例会でかろうじて取れたのが4階右側の奥から2番目。

このホールは安い席でも比較的音は良いけれども、左右の席の奥になると非常に狭い。

席を立つためには、横の人に一度席を立ってどいていただくことが必要なのがつらい。



世界の超一流の管楽器奏者とピアニストで
クルークハルト、ミヨー、プーランクにドヴォルジャークというプログラム。



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・木管五重奏曲  (クルークハルト)
・フルート、オーボエ、クラリネットと ピアノのためのソナタ(ミヨー)
・六重奏曲  (プーランク)
・六重奏曲(ピアノ五重奏曲第2番 編曲版 ドヴォルジャーク)



ドヴォルジャークはピアノ五重奏第2番のピアノと木管五重奏編曲版。

オリジナルよりも多彩な音色、まるでシンフォニーを聴いているかのようだ。
第2楽章では同じ作曲家の交響曲第7番のエコーが聞こえている。

同質楽器の弦楽合奏とは異なった趣ではあるけれど、時として各楽器が溶け合って同じ楽器のように聞こえてくるのが今まで聞いた木管五重奏とはちょいと次元が違う。



一人ひとりの技量はもちろん超一流、全員が一体となった時の響きのまろやかさにして各楽器が有機的に溶け合って音の固まりがフワーと響いてくるのには仰天。

フルートからクラリネットに音が受け渡されたときに、楽器の音色の違いを聞き手に意識させないのも凄い。

ピアニシモが大きなホールの隅々まで聞こえているということも驚き。

30年ぶりに実演を聴いたホルンのヴラトコヴィッチは、まさに世界でトップクラス。

会場内は都民劇場の例会でさまざまな年齢層のお客さんたち。
プログラムもとてもポピュラーな曲とは言えないけれど、楽章の間には客席全体がシーンと静まり返るほどだった。


世界的な名手たちの名人芸にホール全体が酔っていました。


アンコールはトゥイレの木管六重奏曲からガボット。

帰りは上野東京ライン直通沼津ゆき。

Youtubeはレ・ヴァン・フランセのイベール

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