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2018年5月に作成された記事

2018年5月24日 (木)

サヴァリッシュの「スコットランド」

曇りのち晴れ。

寒暖差は大きく昨日はクシャミが一時止まらなかった。

今日の最高気温は29度。


昨日夜は市内ホテルで新社長を迎えた歓迎会。




家では新しいフォノアンプでいろいろと手持ちの音盤行脚。




今、沼響で練習しているメンデルスゾーンの「スコットランド」を聴いてみた。




沼響のHPには定演や主な演奏会で演奏するメイン曲の聴き比べを連載しているけれども、
ここ2年ほど新しい連載をスルーしてしまっている。


「スコットランド」も参考となる本や伝記、スコアなども集めてはみたものの、あまりにも奥の深い曲だということが調べるほどに、また練習を重ねるにつれて判ってきて、結局手が付けられなくなってしまった。


連載が頓挫してる他の曲も同様。


曲と演奏側との譜面上の深い事情、
さらにレコード製作現場の思惑などが複雑にからんできていることが自分の知識と演奏経験が増えてくるにつれわかってきて、裏を取ったりしてる内に気軽に書けなくなってしまった。 



音楽部屋には連載を待つLP、CDの山。




とはいえHPに載せるまでには至らないけれども、それぞれの曲について数回は聴いていてメモ程度の感想は残しているので、そのうちアップすることができると思います。





と言うことで今練習している「スコットランド」


手持ち音源リストを見ると古くはワインガルトナーやトスカニーニ。

新しいものでは有田正弘の初稿盤などLPCDで30種。


そのほかビデオのエアチェックではN響定期でのサヴァリッシュ、ブロムシュテット、ギブソン。他にはショルティ、シャイーなど。


FMエアチェックでは実演を聴いたコリン・デーヴィス指揮ロンドン響そのほか。

全て合わせても50種をちょいと越える程度だと思う。


これは今までの聴き比べ対象曲の手持ち音源中ではかなり少ない部類。

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LPラックの交響曲棚コーナーからメンデルスゾーン部分を見てみると、
マークやクレンペラーらの定番演奏のほかプレヴィターリやボールトなど、面白そうなものが出てきたけれども、今日はN響との名演が印象に残っているサヴァリッシュ。



ニューフィルハーモニア管との1967年録音フィリップスへの交響曲全集中の1枚。


サヴァリッシュのメンデルスゾーンでは他にウィーン響との「イタリア」旧録音やオラトリオ「エリア」の名演があり、「エリア」はN響とのライヴがCDにもなっていた。


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この「スコットランド」は定評のある演奏だが、よくまとまっているものの意外と平板。


ニューフィルハーモニア管の幾分無機質で無個性な感触が、今熱い気持ちでこの曲を練習している自分にはあまりにも冷たく聞こえる。


この時のサヴァリッシュは44歳。


N響とのライヴはもう少し面白みがあったと思う。


手持ちは日本フォノグラムが出していた国内盤LP。


さまざまなイコライザーカーヴで聴いてみたけれども、どれがぴったりはまるのかよくわからない。


比較的良かったのはffrrで多少低音をブーストしたとき。
そしてコロンビアカーヴ。


サヴァリッシュの自伝を読むと、サヴァリッシュの60年代後半から70年代までの録音は、ドイツシャルプラッテンのディレクターだったゲルハルト・ヴォルムとの共同作業だという。




この時の録音としてメンデルスゾーン(ニューフィルハーモニア管)、シューベルトとシューマン(ドレスデン国立歌劇場管)の各交響曲全集とサヴァリッシュ自身が書いている。



メンデルスゾーンとシューベルトはフィリップスから発売されシューマンはEMIから出ていた。




この辺は当時の専属契約のマジックがありそうで、イコライザーカーヴの選択もレーベルによって複雑になってしまったのかもしれない。




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サヴァリッシュの自伝「音楽と我が人生」
原題は「Im Interesse der Deutlichkeit(明瞭にするために)」 には、1960年から音楽監督となり次第に良好な関係になっていったウィーン響との録音が2年ほどで突然打ち切られた事情が書かれている。 


レコード会社とオーケストラ、指揮者の思惑が絡んだ60年代の専属契約の複雑さについての記述が非常に興味深い。




Youtubeはサヴァリッシュ指揮N響の「スコットランド」

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2018年5月22日 (火)

コロンビアカーヴで聴くギーゼキングのドビュッシー

晴れ、空気は乾き昨晩は涼しいほど。明日は強い雨との予報。
社長が交代し新たな体制で始動中。

日大アメフト問題。

真実を語る重みがひしひしと伝わる勇気ある学生の証言

それに比べ監督、コーチたちの自らの保身に走るなんとも醜い姿よ。

新しいフォノアンプはいろいろと設置場所を変えたり、プレーヤーからのアースの位置を変えたりしているうちにハム音が収まってきた。


全く消えたわけではないが、ボリュームをかなり上げた場合に微かに聞こえる程度にはなってきた。

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イコライザーカーヴの選択肢が増えたので、手持ちのアナログLPをいろいろと聴き直している。



今日はギーゼキングのドビュッシーを聴く。

1953年録音のモノラルのピアノ曲全集から前奏曲集第1巻を中心に聴いてみた。

さまざまなディスク大賞を受賞した人口に膾炙した名盤で、手元には英のCD、東芝EMI、米エンジェルのLP、伊EMIの疑似ステレオ盤など。




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それに加えて日本コロンビアが1962年に出した、ペラジャケの全集をリサイクルショップのジャンクものから最近入手。(1枚税別100円だった)


この全集は名盤として定評のある演奏だが、ネットをサーフィンしてみるとCD時代になって録音の古さを指摘する声が多いようだ。


実際手持ちのCDを聴いてもモノクロームな響きであまり上質な音には聞こえない。

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ギーゼキングの実演を聴いた人が、七色の色彩を持つ軽妙なタッチと音色が印象的であった、と何処かで書いていたのが頭に残っている。


ところが実際いろいろな録音を聴いてみても、そのような音色が感じられなかったのが長い間不満で不思議でもあった。


かのホロヴィッツもギーゼキングの音色を絶賛していたという。


その中では疑似ステレオのイタリア盤が音に多少の不明瞭さがあるものの、色彩豊かな響きと重要感あるタッチが感じられる優れものだった。

特に「沈める寺」は圧巻で、巨大なフォルティッシモのクライマックスはまさに巨大寺院が目の前に聳えるようだった。

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まず購入して未だ針を下ろしていなかった日本コロンビア盤を聴く。

発売後50年以上経過しているのに盤は驚くほど綺麗だった。

カーヴはコロンビアカーヴ。

デリケートなタッチから色彩豊かで玄妙な音の粒が部屋の中に拡散していく。
今まで聴いたことのない音だ。


繊細にして透明、実演で聴いた多くの人が驚嘆したまさにギーゼキングの音が目の前で鳴っているのが感動的。


楽しくなって映像や小品のいくつかも聴いてみた。



中にはヨタッてふらつく演奏もなくはないけれども、精妙な音はいずれの曲でも聴くことが出来る。



試しにRIAAカーヴに切り替えてみるとたちまち色褪せて力強さも後退。
演奏の良さがサッパリ伝わってこない。

恐らくこの演奏を聴いていた大部分の人は音盤に刻まれている本物の音を聴いていないのではなかろうか。


Youtubeはギーゼキングの弾くドビュッシーの「バラード」、1956年ライヴ

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2018年5月20日 (日)

本日の練習、日曜の夜はメンデルスゾーン

今日も晴れた日曜日。

本日は湿度が低く暑さは感じられない。

昨日は降水確率80%の予報が外れての晴れ。


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車庫の天井で育つヒナたちは今年は5羽が孵り、そのうち1羽が巣から転落。

生き残った4羽は成長して飛行訓練を始めている。

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蛇や猫が虎視眈々と狙っている中で順調に育って来年も帰ってきて欲しいもの。

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今週仕事は高値安定傾向。

今日は木曜に引き続きオケの練習。
練習開始は午後からだが仕事が入り参加は夜から。

曲はメンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」


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本番まで2週間を切っていよいよ練習は佳境。


指揮は本番を振っていただく小森先生、そして弦トレーナーの酒井先生も参加。

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オケは楽譜に書いてある音符がようやく実体化してきた。



だがそれだけでは音楽にならないのがメンデルスゾーンの難しさだ。

音楽の流れの中で、各楽器に受け渡されていく音符ひとつひとつの表現の意味を理解しないと全く無味乾燥な音楽に陥ってしまう。




管楽器の音の刻みに僅かな揺らぎのために、弦楽器のメロディーが崩壊していくのも実感。

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表現の入り口にようやく辿り着き、練習すればするほど面白くなってきた。

天才メンデルスゾーンが14年の歳月をかけて練りに練っただけに奥の深い名曲だ。





大学に入り入団した大学オケの最初の定演のメインがこの「スコットランド」だった。

新入生の自分は裏方、舞台袖で先輩たちの演奏を聴いていた。

奇しくもその時の1年先輩が今回の定演から沼響の団員となり、当時のプログラムを見せてくれた。


自分の記憶ではその時の前プロがスメタナの「高い城」とシャブリエの狂詩曲「スペイン」だったのは覚えていたけれど、実際にはその2曲に加えてR.シュトラウスの交響詩「ドンファン」と指揮者の先生自作の管弦楽曲も演奏していたのだった。

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手持ちの「スコットランド」のスコアはその当時購ったもの。



今日の練習に参加できたのは夕方6時少し前。

途中からの参加で今回自分が吹けたのは1時間余り。

それでも今週は1週間に2度もオケで吹くことができた。

古くからの仲間たちが様々な理由で次々とリタイアしていく中で、練習の1回1回が貴重な時間に思えてきた今日このごろ。

Youtubeはメンデルスゾーンが指揮者だったライプツイヒ・ゲヴァントハウス管の演奏で「スコットランド」、マズアの指揮。

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2018年5月16日 (水)

ゲンリフ・ネイガウスのショパン

快晴、頬に触れる風が心地よい一日。
今日から3日ほど新体制へ向けての重要な会議。

さほど波乱もなく定時退社。


ロシアのピアニスト、ゲンリフ・ネイガウス(1888~1964)の弾くショパンを聴く。


旧ソ連の国営会社メロディアの音源を日本VictorがCD化したもの。

1987年発売。

コンチェルトはメロディアからLPが出ていた。

おそらく国内盤ではこのCDが全て初出だと思う。


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・ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11

・ピアノソナタ第3番 ロ短調 作品58
・夜想曲 第5番 嬰へ長調

  ゲンリフ・ネイガウス(ピアノ)
  アレキサンドル・ガウク(指揮)
  モスクワ放送交響楽団

録音;1951年、1949年
モスクワ音楽院大ホール
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いずれもモスクワ音楽院での収録。

ピアノソロの2曲は聴衆の拍手入りのライヴ。

コンチェルトは聴衆なしのスタジオ録音のようだ。

ゲンリフ・ネイガウスはブーニンの祖父。

リヒテルやギレリスを育てた名教師にして大ピアニスト。

この一連のショパン演奏もその実力の片鱗を垣間見させてくれるもの。



しっとり落ち着いた中に大家の風格漂う非常な名演だ。

ソナタの怒濤のフィナーレも凄まじい。

久し振りに高揚を覚えた。

旧ソ連に逼塞していなければ、さらに偉大なピアニストとして名を残したと思う。


これほどの超弩級の名演が近所のブックオフで100円(税別)だった。

録音は時代相応、ライヴのソロ2曲がフォルテで音が割れるのが惜しい。

YoutubeはG.ネイガウスの息子にしてブーニンの父、スタニスラフ・ネイガウスのドビュッシー

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2018年5月15日 (火)

フォノアンプを替える

5月も半ばとなり本日最高気温は27度。
先週火曜日よりも10度も上昇。


京都では30度を超えて夏の気配。


午後に富士五湖を震源地とする地震。


大きくはないが短い縦揺れと長い横揺れが時間差を伴って襲来。

先週の長野北部から少しずつ震源地が近づいてきた。


ガレージ天井の燕のヒナたちが大きくなり真下にはフンが堆積。



しばらくは車を入れることが出来ない。


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アナログ再生にイコライザーカーヴが大きく音に影響することに目覚めてから、
再生環境を見直している。



きっかけはムジカというガレージメーカーの62シリーズというフォノアンプを購入してからのこと。



たまたまRIAAカーヴの他にffrr、columbia old78カーヴが用意されていて、切り替えてみたら今まで聞こえなかった演奏者のノイズまでがリアルに聞こえてきたのには驚いた。



この4種だけでは対応できないカーヴもあり、たまたまオークションでムジカ雷鳥3というフォノアンプが出ていたので購入。


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フラッグシップモデルだという。

実売価格は新品で定価の10分の1以下。


こちらはAES、NABも聴くことができる。

早速きいてみたると・・・・ウーム。



音が良くない。



今までの62はミニチュア管ながら真空管ハイブリッド、雷鳥2まではハイブリッドなのが3になってハイブリッドではなくなった。


ミニチュア管が入手困難になったのだろうか。


その代わりムジカのアンプ特有のハム音は改善されているだろうと勝手に思い込んでいたが甘かった。


ブーンというハム音はそのままに音も悪い。


前の機種でもハム音に悩まされていながらも懲りずにムジカを入手したのは、音が比較的ナチュラルで、スペンドールのスピーカーと真空管アンプとの相性が良いのと、1台でMMとMCカートリッジの両方が使用可能だったから・・・


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雷鳥3は今のところ音に品格がないし、ハム音の大きさは限界を超えている。

まぁしばらく使ってエージングを待とうか。


変化がなければムジカには見切りを付けて合研ラボに替えてみようと思う。




だんだんと深みにはまってきた。

ぴったりとカーヴが決まって手持ちのLPから次元の違う音が出てきたときの喜びを味わってしまうともう止められない。

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2018年5月12日 (土)

熱海でJazz Live

快晴の土曜日。

今週前半は雨ばかり。
気温も低く、水曜日あたりまでまだ片付けていなかった
石油ストーヴのタンクに灯油が残っていたので、
夜になって火を点けたりしていた。

GW過ぎにストーヴを炊いたのは初めてのこと。



金曜あたりからようやく晴れた日が続く。
午前中に長野県北部で大きな地震。


今月に入り組織トップが変わりいろいろと
慌ただしい日々。

そんな中で今週の木曜は一日休んで母を病院に連れ
て行き、そのまま一緒に回る寿司屋で昼食。
午後は畑仕事とそれなりに用事満載の一日。



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今日の夜は熱海まで行きジャズのライヴを聴いていた。



夕方に家内と車で一路熱海まで小一時間ほどの距離。

途中、熱函道路沿いの「マリー」でお気に入りの
フランスパンを購う。




ライヴの開演は6時半。


場所はMOA美術館そばの水晶殿という
キャパ200人ほどのホール。



熱海は坂の街。


初めて行く会場なのでカーナビを頼りに
山道を登って行くと、道がどんどん細くなり勾配は増すばかり。



家内「だいじょうぶなの?」


私「わからん」


そのうち個人の屋敷のような門が見えてきた。

カーナビの道はそこで途切れている。

「・・・・・・・・・・」


道幅は車一台ギリギリ。
Uターンもできずに後ろを見ると急勾配。

恐ろしくてバックもできずにそのまま直進して
門を通過すると、前方に広い駐車場が見えてきた。

どうやら裏門から入ってしまったようだ。



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会場入りすると相模湾に浮かぶ初島リゾートが良く見える。




素晴らしいロケーションだ。






出演は熱海でJAZZクラブを経営するピアノの西村明子を中心。


大塚義将(BASS)
二本松義史(DRUMS)
こんどうじゅん(VOCAL)

前半はトリオ、後半はこんどうのヴォーカルが入る。



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曲はいずれもポピュラーな曲ばかり。

演奏がはじまりしばらくすると
日が暮れて熱海の素晴らしい夜景が見えてきた。



まさに「東洋の蛍籠」




ライヴの最初からドラムスの二本松義史
只者でないことがすぐにわかった。


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リズムのノリもさることながらブラッシングテクニックが見事。

多彩な音色で今まで聴いたことのない音が聞こえてきて
驚きの連続。

彼のドラムがライヴ全体を引き締めていた。




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終わるころには海上花火大会が始まっていた。
だが花火の前に立派なマンションが立ちはだかって
良く見えない。



花火の写真は撮り手の腕が悪くぶれて岡本太郎の作品状態。



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素晴らしい夜景と海の美しさと極上のジャズ。

週末の至福のひととき。

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2018年5月 9日 (水)

セーゲルスタムのシベリウス、「悲しきワルツ」の原曲

雨のち曇り。気温は低く風も冷たい水曜日。


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今年もツバメの雛が孵ってにぎやかなさえずりが聞こえている。

四羽ほど。

通勤の車中で聴いているのはシベリウス。

悲しきワルツの原曲を含む劇音楽「クオレマ」を中心に「クリスチャン2世」などの
劇音楽を集めたもの。

ナクソスから出ているCDでセーゲルスタム指揮トゥルクフィルによる演奏。



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・序曲 イ短調 JS144 (1902)



・ 劇音楽『クオレマ』 Op.44, JS113 (1903)

   第1番:Tempo di valse lente Poco risoluto
   第2番:パーヴァリの唄
   第3番:エルザの唄
   第4番:鶴
   第5番:Moderato
   第6番:Andante ma non tanto

・十二夜 Op.60より2つの歌曲
   死よ、近づくな (1909 rev.1957)
   ホッリロ、嵐と雨の中で (1909)(キム・ボルイ編 声楽と管弦楽版)

・組曲『クリスティアン2世』 Op.27 (1898)
  エレジー
  ミュゼット
  メヌエット
  十字蜘蛛の歌
  夜想曲
  セレナーデ
  バラード


レイフ・セーゲルスタム(指揮)

トゥルクフィルハーモニー管弦楽団

ピア・パヤラ(ソプラノ)
ヴァルテッリ・トリッカ(バリトン)

録音:2014年2月3-7日


悲しきワルツの原曲Tempo di valse lente Poco risolutoは、 「悲しきワルツ」の前半と中間部の速いテンポの部分のみ。


後のシンメトリックな構成の後半部分を取り除いたもの。

幾分荒削りな印象だがクオレマの劇音楽の中では最もインパクトが強い曲だ。


「序曲イ短調」は珍しい曲でスラヴ的な冒頭ファンファーレがヤナーチェクを彷彿させる。


他の曲も馴染みの薄い曲ばかりだが演奏の良さで名曲に聞こえて来る。
バリトン独唱をきっちりと入れているのも良い。


いずれも白夜的な透明感の純なオケの響きで細部までしっかりと鳴らした明晰な名演だ。


Youtubeは悲しきワルツを題材とした映画「ネオ・ファンタジア」

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2018年5月 8日 (火)

本日の練習、GWの〆はオーケストラ

曇時々雨。
GWの終わりを待っていたかのように週の始めから雨模様。

昨晩から気温も下がり母は部屋でストーヴを点けている。
本日の朝の気温は3月中旬並。

日曜の夜、GWの〆はオケの練習。



場所は文化センター小ホール、小森先生の指揮。

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6時から9時までのびっしりと3時間。

曲は楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死から。


ワーグナーの愛と官能の世界を表現するには未だ道は遠く、10数年前に演奏したのが不思議に思えるほど。



何度も演奏している楽劇「ニュルンベルクのマイスターシンガー」第一幕前奏曲も
低音弦楽器と金管楽器のテンポ感が微妙にズレている。


合宿で学んだことが完全に忘却の彼方。


連休ボケなんだろうか。


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メンデルスゾーンの「スコットランド」の第一楽章でようやく形になってきた。


曲の面白さも皆さんようやくわかりはじめた様子。





帰宅して車庫に車を入れると壁際になにやら黒い棒が見えた。

何だろう?と近くに寄ってみると、体長2メートルを超える巨大なヘビだった!

余りの大きさにしばし思考が停止。

アオダイショウだ。

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どうやら車庫の天井にいる燕のヒナを狙っているようだ。

レンズを向けたらこちらを見ていた。

相手も固まっている。

しばしのにらみ合い。


どうしようか・・・

余り触りたくもなく害があるわけでもないのでそのままにしておいた。

Youtubeはテンシュテット指揮のマイスタージンガー

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2018年5月 5日 (土)

シュワルツコップ・ソング・ブック

GW後半のこの二日はよく晴れた。

気温は多少下がり気味、風も強い。


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雲も少なく自宅から見えた富士が美しい。

この休みは、夏へ向けての網戸の張り替えや家の綻んだ部分の修理など。

なにせ築90年の限界木造住宅なので、網戸を外したら元の場所にはまらなくなってしまって四苦八苦。
その他サイズを測って近くのDIYショップで木材を調達、隙間風が入る木壁の修理など。


そして本日は家内と娘とでイタリアン「ボルカノ」で昼食。
祝日に家族で沼津市街を歩くのは久しぶりだ。

今日は子供の日。


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狩野川沿いはこいのぼりフェスティバルということで街中も子供連れの家族が多かった。


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街にはアニメ、ラブライブサンシャインの垂れ幕やスポットがいくつかできている。




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このアニメの熱狂的なファン、ラブライバーらしき若者も多数。


ボルカノに行くと満席、行列もできている。

忙しそうに厨房で働いている金髪美人ママさんに、沼響の定演のチラシの掲示をお願いしたりしていた。


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久しぶりに活気のある沼津の街中を見た。

しばしウィンドショッピングのあと2時ごろ自宅。




午後はゆっくりとシュワルツコップの歌を聴く。

聴いたのは「シュワルツコップ・ソング・ブック」

第4集まであるこのシリーズの第1集。

シューベルトの「野ばら」「鱒」などのポピュラー曲やヴォルフやヴォルフ・フェラーリの歌曲などをバランス良く配したベストセラーアルバム。

手持ちは東芝EMIから出ていた国内盤LP.
コロンビアカーヴで聴く。


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「シュワルツコップ・ソング・ブック」

1. 独りずまいD.800(シューベルト)
2. 泉のほとりの若者D.300(同)
3. 鱒D.550(同)
4. 野ばらD.257(同)
5. 恋はいたる所に(アリエッタ)D.239(同)
6. 歌曲集「ミルテの花」op.25より
2つのヴェネツィアの歌(シューマン)
7. 献呈op.25-1(同)
8. スペイン歌曲集より
  花を摘みに行くなら(ヴォルフ)
9. アイヒェンドルフ歌曲集より
    ジプシーの娘(同)
10. 「イタリア歌曲集」
  7つの歌曲集(ヴォルフ=フェラーリ)
11. マンドリン(ドビュッシー)
12. こどもたちにop.26-7(ラフマニノフ)
13. ダニー・ボーイ
14. 幸福D.433(シューベルト)

エリザベト・シュワルツコップ(S)
ジェラルド・ムーア(P)


中でもヴォルフ・フェラーリの「イタリア歌曲集」の曲の美しさに痺れた。
1分あまりの小品の中に若者のあこがれや希望、迷いなどが凝縮されている。

「こどもたち」はラフマニノフ版マーラーの「亡き子をしのぶ歌」。

悲しみにみちたラフマニノフから心癒される「ダニーボーイ」にスーと入っていく選曲の妙も見事。

音楽と共に聴き手に寄り添うようなシュワルツコップの歌が素晴らしい。


Youtubeはヴォルフ・フェラーリのヴァイオリン協奏曲

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2018年5月 3日 (木)

ボベスコのクライスラー

昨晩から強い雨と強風。

明け方には至近距離に落雷があり早朝覚醒のGWの後半。


昨日は早退してクリニックに行き定期検診。
血圧は正常ながら血糖値が高めだったのは3月4月の酒席の多さのためだろうか。

平均睡眠時間は5時間ほど。だがさほど体調は悪くない。



その帰りにブックオフに寄ってみた。

3日から本すべて20%引きセールが始まるということで本の購入はぐっと我慢。

今、家にある本を大量処分しつつあり、先日も宅配業者による段ボール5箱分のブックオフ買取りを申し込んだばかりだ。

そのまま帰るのも・・

と思いCD棚を覗いたのがまずかった。

500円以下CDの棚に100円~280円盤多数。

ほとんどがデ・アゴスティーニや出版社系のシリーズものながら興味を惹かれるものもいくつか。

この中の1枚のアラウの弾くドビュッシーは前々から気になっていたもの。
これがなんと108円まで下がっていた。

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ケースは古びていたが解説とCD本体は問題なし。


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ほかにはスコットジョップリンのラグタイムなど1900年頃のピアノロールによる演奏を集めたものなどを結局5枚ほど買ってしまった。



今日はその中からボベスコの弾くクライスラーを聴く。

1984,85年の録音でクライスラーの作品を20曲ほど収録。




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1. 愛の喜び
2. 愛の悲しみ
3. 美しきロスマリン
4. 中国の太鼓
5. ウィーン奇想曲
6. ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
7. ボッケリーニのスタイルによるアレグレット
8. クープランのスタイルによるルイ13世の歌のパヴァーヌ
9. 昔の歌
10. ウィーン風小行進曲
11. ロマンティックな子守歌
12. シンコペーション
13. レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース
14. おもちゃの兵隊の行進曲
15. プニャーニのスタイルによるプレリュードとアレグロ
16. コレルリの主題による変奏曲
17. ルクレールのスタイルによるタンブーラン
18. ジプシーの女
19. オーカッサンとニコレット
20. 道化役者のセレナード


ローラ・ボベスコ(VN)
ウィルヘルム・ヘルヴェック(P)


クライスラーの作品集は数多の有名ヴァイオリニストがレコーディングしている。

どの曲も同じように聞こえてしまう演奏が多い中で、ボベスコは作品毎に音色の変化を微妙に付けていた。

曲毎に多彩な変化があり、気品のある節回しの中に微かに漂うロマンティックなお色気がなんとも魅力的だ。

ヘルヴェックのピアノ伴奏も雄弁だ。

Youtubeはボベスコの弾くヘンデルのソナタ

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2018年5月 1日 (火)

アーヴィングのコープランド

今日から5月、爽やかに晴れたGWの合間。

9連休の娘は大学時代の友人と箱根へ。

組織は今日から新体制となり気分を引き締めて新年度の気分。


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帰宅すると車庫の天井からツバメが迎えてくれた。




帰宅後聴いたのはアーヴィングの指揮したコープランド。

米セラフィムのLPで曲は「ロデオ」と「アパラチアの春」

オケはコンサート・アーツ管弦楽団、米キャピトルレーベルに多いレコーディングオケ。

バレー音楽のスペシャリストとして名高いアーヴィングはその確かな職人技が好きで音盤を見つけたらならばまず入手している。


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ノンサッチから出ていた「バランシンアルバム」などは代表作だろう。

同じくバレー音楽のスペシャリストとされているクルツフィストラーリのように、その録音はほぼバレー音楽に限定されてしまっているように思う。

このLPは市内の電気店にデッドストックとして眠っていたもので、店主さんからタダでいただいたもの。

ファクトリーシールも未開封のぴかぴかの盤面が眩しいほど。

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いつものアーヴィングならではの冴えたリズムの切れと各楽器が完璧なバランスで鳴っているのが心地よい。

臨時編成と思われるオケはべらぼうにうまい。

オケのメンバー全員が嬉々として演奏しているのが目に浮かぶような楽しい演奏だ。

音はRIAAカーヴが自然。

ジャケット裏にはRIAAと書いてある。

Youtubeは「アパラチアの春」室内オケ版

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