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2018年5月16日 (水)

ゲンリフ・ネイガウスのショパン

快晴、頬に触れる風が心地よい一日。
今日から3日ほど新体制へ向けての重要な会議。

さほど波乱もなく定時退社。


ロシアのピアニスト、ゲンリフ・ネイガウス(1888~1964)の弾くショパンを聴く。


旧ソ連の国営会社メロディアの音源を日本VictorがCD化したもの。

1987年発売。

コンチェルトはメロディアからLPが出ていた。

おそらく国内盤ではこのCDが全て初出だと思う。


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・ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11

・ピアノソナタ第3番 ロ短調 作品58
・夜想曲 第5番 嬰へ長調

  ゲンリフ・ネイガウス(ピアノ)
  アレキサンドル・ガウク(指揮)
  モスクワ放送交響楽団

録音;1951年、1949年
モスクワ音楽院大ホール
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いずれもモスクワ音楽院での収録。

ピアノソロの2曲は聴衆の拍手入りのライヴ。

コンチェルトは聴衆なしのスタジオ録音のようだ。

ゲンリフ・ネイガウスはブーニンの祖父。

リヒテルやギレリスを育てた名教師にして大ピアニスト。

この一連のショパン演奏もその実力の片鱗を垣間見させてくれるもの。



しっとり落ち着いた中に大家の風格漂う非常な名演だ。

ソナタの怒濤のフィナーレも凄まじい。

久し振りに高揚を覚えた。

旧ソ連に逼塞していなければ、さらに偉大なピアニストとして名を残したと思う。


これほどの超弩級の名演が近所のブックオフで100円(税別)だった。

録音は時代相応、ライヴのソロ2曲がフォルテで音が割れるのが惜しい。

YoutubeはG.ネイガウスの息子にしてブーニンの父、スタニスラフ・ネイガウスのドビュッシー

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