« 本日の練習、GWの〆はオーケストラ | トップページ | 熱海でJazz Live »

2018年5月 9日 (水)

セーゲルスタムのシベリウス、「悲しきワルツ」の原曲

雨のち曇り。気温は低く風も冷たい水曜日。


Sdsc09018



今年もツバメの雛が孵ってにぎやかなさえずりが聞こえている。

四羽ほど。

通勤の車中で聴いているのはシベリウス。

悲しきワルツの原曲を含む劇音楽「クオレマ」を中心に「クリスチャン2世」などの
劇音楽を集めたもの。

ナクソスから出ているCDでセーゲルスタム指揮トゥルクフィルによる演奏。



936



・序曲 イ短調 JS144 (1902)



・ 劇音楽『クオレマ』 Op.44, JS113 (1903)

   第1番:Tempo di valse lente Poco risoluto
   第2番:パーヴァリの唄
   第3番:エルザの唄
   第4番:鶴
   第5番:Moderato
   第6番:Andante ma non tanto

・十二夜 Op.60より2つの歌曲
   死よ、近づくな (1909 rev.1957)
   ホッリロ、嵐と雨の中で (1909)(キム・ボルイ編 声楽と管弦楽版)

・組曲『クリスティアン2世』 Op.27 (1898)
  エレジー
  ミュゼット
  メヌエット
  十字蜘蛛の歌
  夜想曲
  セレナーデ
  バラード


レイフ・セーゲルスタム(指揮)

トゥルクフィルハーモニー管弦楽団

ピア・パヤラ(ソプラノ)
ヴァルテッリ・トリッカ(バリトン)

録音:2014年2月3-7日


悲しきワルツの原曲Tempo di valse lente Poco risolutoは、 「悲しきワルツ」の前半と中間部の速いテンポの部分のみ。


後のシンメトリックな構成の後半部分を取り除いたもの。

幾分荒削りな印象だがクオレマの劇音楽の中では最もインパクトが強い曲だ。


「序曲イ短調」は珍しい曲でスラヴ的な冒頭ファンファーレがヤナーチェクを彷彿させる。


他の曲も馴染みの薄い曲ばかりだが演奏の良さで名曲に聞こえて来る。
バリトン独唱をきっちりと入れているのも良い。


いずれも白夜的な透明感の純なオケの響きで細部までしっかりと鳴らした明晰な名演だ。


Youtubeは悲しきワルツを題材とした映画「ネオ・ファンタジア」

|

« 本日の練習、GWの〆はオーケストラ | トップページ | 熱海でJazz Live »

音盤視聴記録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 本日の練習、GWの〆はオーケストラ | トップページ | 熱海でJazz Live »