梅雨の合間のボエームの会、そして帰りの出来事
6月最終の金曜日は晴れのち曇り。 湿度がかなり高い。
関東甲信越は本日梅雨明け。
水曜は気の合う仲間たちとのボエームの会。
スケジュールがなかなか合わず前回から日が空いての開催。
場所は三島の小料理「はちまき」
仕事を終えて18時08分沼津駅発の宇都宮行き東海道線に乗り三島駅下車。
店に入ると男性4人。
今回は酒豪女性クラリネット奏者が仕事で痛恨の欠席。
自分が最年少。
最近は豪飲曝食よりも程よくお酒を飲みながらの会話を楽しむ会。
音楽の話、迫り来る南海トラフ大地震の話、ワールドカップの話題エトセトラ。
お酒は「一ノ蔵 特別純米生酒 ふゆみずたんぼ」、 「盛田 尾張常滑郷の鬼ころし 純米」 など冷酒3本。
料理は夏向きの刺身盛り合わせ、鰆の焼き物、 ローストビーフなどの軽いものなのがありがたい。
シメはサッパリ牛スジテール素麺。
程よく3本の日本酒を空けてお店にタクシーを呼び帰路に。
ここで酔いが一挙に醒める驚きの出来事が。
タクシーに乗り込むときにドアを開けてくれたドライバーの横顔をふとみる。
なんとなくどこかで見たような・・・・
しばらく酔った頭で記憶を反芻しながら記憶を辿る・・・
そのうち20年ほど前に突然消息不明になった、年下の知人に似ていることを思い出した。
料金メーターの上にあるドライバーの名札を見る・・・
とやはりその人だった。
本人は気付いていない。
しばらく迷った末に信号待ちで停止した時に声をかけた。
彼も私の事を覚えていた。
彼「全く気付きませんでした」
私「元気そうだね」
彼「えぇ・・この仕事なので、
いつかは私を知る人を乗せることもあると思っていました」
しばらくお互いに共通する知人の話題やら簡単な近況やら・・・
狭い車内でとりとめのない話。
最高学府を出て将来を嘱望されていた彼がこの20年の間どのような道を辿ってきたのか 、自分は聞く気も無かったし彼も話さない。
彼「もう遠い過去のことです」
しばらく歩きたくなって家の少し手前でタクシーを降りた。
握手して別れた時の、はにかみながら微笑んだ彼の顔は若い頃そのままに見えた。
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