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2018年6月 3日 (日)

第34回定演、本番終わる

日曜日、夕刻の自宅からの富士山。


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沼津交響楽団第34回定期演奏会が終わりました。

・楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第一幕前奏曲
・楽劇「トリスタンとイゾルデ」第一幕前奏曲とイゾルデの愛の死
                   (ワーグナー)
  ~アンコール
・歌劇「ルサルカ」から 月に寄せる歌 (ドヴォルジャーク)

・交響曲第3番 「スコットランド」 (メンデルスゾーン)

~アンコール
・グリーンスリーヴスによる幻想曲        

             (ヴォーン・ウイリアムス)
 
 ソプラノ:田崎尚美
 指揮  :小森康弘



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ワーグナー2曲にメンデルスゾーンの「スコットランド」。


個性の全く異なる大作曲家2人のしかも極めつけの難曲に挑戦するというある意味無謀で冒険のプログラム。

ホルンパートにとってもこれほど苦労した定演はちょっと記憶にありませんです。

その中でプロのホルン奏者下田先生のアドバイスには非常に助かりました。

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オケ全体でも本番が迫った最後の週になっても曲への戸惑いは消えなかったのですが、金曜日の「トリスタンとイゾルデ」第一幕前奏曲の練習の時に、沼響から初めて「トリスタン」の響きが聞こえました。

なんと本番前日。



そして「愛の死」でのソプラノの田崎尚美先生の圧倒的な歌唱。


これでようやくスロースターターの沼響に灯が付いたようにも思いました。

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本番当日は、バイロイト音楽祭のようにトランペットによる「トリスタン」から王の到着のファンファーレで開場。


そしてロビーコンサートを経て本番開始。



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田崎先生の歌は、第一声を発したその瞬間にお客さんたちの表情がはっ!と変わったのがステージから判るほどの圧倒的な存在感。


何人もの方から「鳥肌が立った」「凄かった、涙が出てきた」との声をいただきました。

沼響のメンバーと沼津のお客さんたちの多くの方にとっては初めて接する本物のワーグナーだったと思います。

本当にありがとうございました。


本番でのオケのメンバーの表情も良かったですね。


ここまで指導してくださった小森先生、トレーナーの酒井先生、下田先生、そして伏見先生、ありがとうございました。

自分にとってはメンデルスゾーンという作曲家の、今まで知らなかった部分と新たな魅力の発見が数多くあった演奏会でした。


34回目の定演に今年もまた楽しく参加できたことに感謝です。



YOUTUBEは「スコットランド」、ノリントンの指揮

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