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2018年7月25日 (水)

小柳ゆきとニューヨーク・シンフォニック・アンサンブル

夏の終わりに鳴き始めるツクツクホウシやヒグラシの声が裏山から聞こえている。

でもまだ7月、夏の終わりが見えてこない連日の酷暑。

今年は観測史上の最高温が出るほど尋常でない夏。

「大暑」の月曜からは、今まで声を潜めていたクマゼミが一斉に鳴き始めた。
昨年盛大に鳴いていたミンミンゼミの声はまだ聞こえない。


火曜日は一日休みを取ってリフォームの打ち合わせその他。

作業を進めていくうちに次々と不具合が見つかり結局大規模なものになってしまった。

リフォームと同時に掃除と片付けの1日。

20年近く開かずの棚を整理していたら、子どもたちが幼い頃遊んでいた玩具やゲームの類が次々と見つかった。

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子どもたちにはファミコン類は与えなかったので、出てきたのはオセロやコリントゲーム、カルタ、トランプの類などアナログ的なゲームの数々。

懐かしさに思わず手が止まる。


そして月曜の夜はニューヨーク・シンフォニック・アンサンブルのコンサート。


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このオケは8年前に修善寺で聴いている。


今回は実力派シンガーの小柳ゆきとの共演。

とはいえ彼女の出演は最後の部分の3曲のみ。


チラシでは出演者として地元長泉町で活動している「鮎壷太鼓」
の名も見える。18時30分開演。


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・トランペット協奏曲ニ長調   トレルリ
・アリア            バッハ
・ヴァイオリン協奏曲第4番   モーツァルト

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・交響曲第29番        モーツァルト

   指揮 高原守


実際にはオケの前に鮎壺太鼓13名による和太鼓。


バッハはカット。


休憩なしで交響曲まで通しで演奏され休憩後に小柳ゆきの登場。


和太鼓ークラシックーポップスという盛り沢山の内容だ。


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客層は招待らしき高校生多数。


他のお客さんも楽章ごとに拍手が入り必ずしもクラシックお目当てでも無さそう。


MCはプロらしき男女ふたり。


開演時間を15分ほど遅れて始まった。



最初の和太鼓は地元の有志のようだがなかなか本格的なもの。


半分プロのような雰囲気。



ニューヨーク・シンフォニック・アンサンブルはその都度編成される日本ツァー用室内オケと推察する。


第1ヴァイオリン6-第2ヴァイオリン4-ヴィオラ3-チェロ3-コントラバス1


オーボエ2、フルート1、ホルン1、トランペット1


若い楽団員が主。

トランペット協奏曲のソロは楽団員の一人の女性奏者。

柔らかい音で音色は美しいけれどテクニックはいまひとつ。



続くヴァイオリン協奏曲のソロは日本人奏者。


正直なところ音程定まらず全曲通すのがやっとのありさま。
最後まで聴き通すのが辛いほどの水準だった。

バックのオケは無表情に黙々と伴奏を付けていた。


ここでトランペットソロを吹いた女性奏者が、フリューゲルホルンに持ち替えて2番ホルンのパートを吹いていたのには驚いた。(゚o゚)



交響曲はキビキビとしたテンポ運びでオーボエ奏者の健闘もありなかなか楽しめたものの、第2楽章の2本のホルンの動きの部分などフリューゲルホルンではかなりの違和感。



10分ほどの休憩の後小柳ゆきの登場。



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軽妙なトークを合間にドナ・サマーのカバーとヒット曲を含む3曲を披露。


実力派シンガーだけに会場を圧倒していた。



ヒット曲「あなたのキスを数えましょう ~ You were mine ~」の最初の部分で
伴奏と微妙なズレが生じ最初から歌い直すおまけ付き。


伴奏のオケは美しい響きを聴かせてくれたけれど、

おそらく歌との合わせのリハーサルは当日本番直前のみ。


今日の目玉は小柳ゆき、けれども3曲では少なすぎた。



もっと小柳ゆきの歌を聴きたかった。



ということで多少の物足りなさが残ったコンサート。



youtubeは紅白歌合戦での小柳ゆき

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