ファリァ、スペインの庭の夜
朝と昼過ぎにさっと一雨。
夕方からは大雨警報となったものの、極めて限定されたゲリラ豪雨で自宅付近は降雨なし。
我が社は決まった盆休みはなく各々都合の良い時に夏休みを取得。
自分は帰省があるわけでもないので今まではこの時期はほぼ出勤だった。
でも今年はまとめて休もうと思う。
とはいえ今日はスポット的に仕事が入り日曜出勤。
昨日は土曜休みで、朝からボロを着てお墓の掃除と裏山に入って祭壇に使う竹などを切っていた。
幸い蛇は出なかったけれども終始スズメバチにまとわりつかれた。
あまりの酷暑に今年はヤブ蚊が少ない。
お盆の準備の後にちょっとした家族のセレブレーションがあり、
隣町の三島にあるステーキハウスで帰省している下の娘と家内の両親を交えての食事。
今日は帰宅後にファリァ。
「スペインの庭の夜」を聴いた。
演奏はゴンサノ・ソリアーノのピアノにアタウフォ・アルヘンタ指揮スペイン国立管弦楽団による演奏。
手持ちはキングレコードから出ていた国内盤LP。
将来を嘱望されながら不慮の事故で早逝してしまったアルヘンタの数少ないステレオ録音だ。
ステレオとはいえ幾分かための音質。
この演奏はロンドンレーベルから出ていたが、イコライザーカーヴはffrrではなくColombiaカーヴ。
スペインコロンビアへの録音。
この曲をいろいろな指揮者で録音しているソリアーノのピアノが素晴らしい。
最初のピアノのアルペジョからしてスペインの古い宮殿の庭先の夏の夜の気怠い雰囲気が立ち上って来る。
アルヘンタの指揮はさらりと流した中でのちょっとした歌い回しが独特。
ローカル色をさほど前面に出さないものの、それでいてきっちり端正で純音楽的な表現。
レコード棚のアルヘンタの横にあったクーベリックの演奏を聴いてみる。
こちらのピアノはマルガリット・ウェーバーのピアノ、ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団とのもの。
独グラモフォンへの録音だが手持ちはなぜかスペインフィリップスの外盤LP。
カップリングはファリァのハープシコード協奏曲でこちらはマッケラスの指揮。
他にマルケヴィッチの指揮でグラナドスを2曲。
購入のお目当てはこちらのマルケヴィッチだった。
こちらもスッキリ爽やかなファリァ。
カップリングのマルケヴィッチのグラナドスはさすがに凄い演奏だった。
Youtubeは「スペインの庭の夜」、ラローチャのピアノ
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