蜻蛉飛ぶ空、ボドの「ダヴィデ王」
快晴、過ぎ行く夏の名残りが一抹の寂しさを感じさせる日曜日。
見上げると蜻蛉の飛ぶ空に秋の雲。
家の近くの稲も実り始めた。
ベランダの庇の一部が壊れて風が吹くとブーンと音がしている。
屋根に上って外れている部分の修理に小一時間ほど。
夏にふさわしい曲を聴こうと真っ先に浮かんだのは
オネゲルの交響詩「夏の牧歌」。
ボドの演奏を聴こうと取り出したついでに交響的詩篇「ダビデ王」から聴き始めた。
手持ちはチェコスプラフォン原盤の独逸オイロディスクLP2枚組
2枚目のB面には「夏の牧歌」「喜びの歌」「パシフィック231」の3曲。
セルジュ・ボド指揮
チェコフィルハーモニー管弦楽団
プラハフィルハーモニー合唱団
キューン児童合唱団
クリスチアーヌ・エダ=ピエール(S)
マルタ・セン(A)
ティベール・ラファリ(T)
ダニエル・メジュシュ,アニー・ガヤール(語り)
スプラフォン原盤独逸オイロディスクLP2枚組。
1986年のデジタル録音でボドにとっては2度目の録音。
フランス国立放送管との最初のモノラルは架蔵済み。
比較的好きな指揮者で、1980年代にはN響とのオールラヴェルプロの実演も聴きに行ったほど。
「火刑台のジャンヌ・ダルク」も架蔵済み。
この演奏もボドの緊迫感に満ち確信を持った指揮、オケと合唱そしてソリストが三位一体となった素晴らしい名演だ。
特に合唱の充実した響きが素晴らしい。
チェコフィルの濡れたように響くブラスの輝かしい音も見事。
管弦楽曲3曲は60年代の旧録音だと思う。
こちらも定評のある名演。
youtubeはオネゲルの夏の牧歌
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