中国製デジタルアンプで聴く
曇のち雨。
今月はじめの台風21号で屋根が破損。
とりあえず知り合いの建設会社で応急処置はすませていた。
本格的な補修の見積書が出てきたが意外と高い。
明細を見るとどうやら足場代がかなりの金額のようだ。
災害保険に入っておいて良かった。
秋分の日に予定している三島のレコードコンサートの会場にはオーディオの再生環境がない。
いろいろ考えて手持ちの蓄音機を持ち込んだSPレコードを中心としたけれど、
なんとなく古い蓄音機の調子に不安も感じて、アンプとスピーカーも持ち込むことにした。
こちらはあくまでも予備のバックアップ用なので、家のメインシステムは持ち込まずに スピーカーはサブに使っているインフィニティの小型スピーカー。
アンプは真空管アンプを持ち込むと大掛かりになってしまうので、
そこで迷った末に持ち運びに便利な小さなデジタルアンプをアマゾンで購入してみた。
中国製で数千円。
このアンプが到着したので、フィリップスのCDプレーヤーLHH700とスペンドールのスピーカーBCⅡに繋げCDを何枚か聴いてみた。
最初にベロフの弾くドビュッシー、デンオン盤。
電源を入れると左チャンネルの音が不安定でフラフラ。
「あーあ、だめかぁ・・」
しばらく流しているうちに音が安定してきた。
ノイズは全くなくSN比も良好。
意外なほど良い音だ。
次にボド指揮ロンドンフィルのサンサーンスの交響曲第3番「オルガン付き」。
こちらもオルガンの低音がしっかり伸びている。
電源の極性を合わせてみたら奥行きも出てきた。
ただしボリュームを上げると強音で音が多少歪む。
バーブラ・ストライザンドの「クラシカル・バーブラ」やキース・ジャレットの「ケルンコンサート」なども良い雰囲気で鳴っている。
メインシステムの300Bの真空管アンプと比べてしまうと確かに差があるけれど、ポップス系やピアノはなかなかいける。
CDプレーヤーとスピーカーに素性の良い物を使えば、色付けがないだけに素直な音が出るようだ。
価格を考えると驚異的な音ではなかろうか。
当日はマランツのCDプレーヤーとのセットでいこう。
Youtubeはバーブラ・ストライザンドの歌うドビュッシー「美しき夕ぐれ」
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