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2018年12月28日 (金)

韮山時代劇場で娘のライヴ

晴れ、昨晩は台風並みの強風。

寒波が降りてきたようだ冷えてきた。

娘は友人と東京に遊びに行き家内は年末の買い物。




本日で今年の仕事納め。

社長の年末の挨拶。
昨年は同じ場所に古くからの友人が立っていたことを思い出した。


前社長であった彼はこの3月に急逝。

1年経つのは早いもの。

現社長の話を聞きながら昨年の同じ場面を昨日の出来事のように思い出していた。




今週の火曜日、振替休日のクリスマスイヴには娘が所属するバンドのライヴに家内と行っていた。

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場所は伊豆の国市韮山にある時代劇場映像ホール。


この劇場に来たのは久しぶりで映像ホールの場所がわからない。

道すがらの人に尋ねて案内された場所は大ホールだった。




中に入ると地元の高校吹奏楽部の定演の真っ最中。

早々にホールから出て映像ホールを探す。



するとコミュニティFMの放送局の横に映像ホールの小さな表示が見えた。


会場に入るとさほど広くはないが天井が高い半円形の建物。


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客は出演者を含めて50人ほどが丸テーブルを囲んでお茶やお菓子をつまみながら聴いていた。




ちょうどバッハの「半音階的前奏曲とフーガ」を若い女性が弾いている。

ピアノはヤマハの小型グランドピアノ。

調律が万全でなく、それぞれの音のピッチが不揃いで音が暴れている。

これでは奏者が気の毒だ。


なんとなくチェンバロっぽく軽い響きなのは、楽器のコンディションのためだろう。




ライヴといっても気心知れたアマチュア音楽家たちが集まってさまざまなジャンルの音楽を気楽に楽しむというもの。

出演は全部で11団体と個人。


クラシック有り、フォークギターの弾き語りありロックバンドありといった雑多なもの。



自作のピアノ曲を弾く若い女性や自作の弾き語りを披露する若者達も。

バッハ、ベートーヴェン、ドビュッシーからチック・コレア、日本のポップスエトセトラ。



出演者の平均年齢は若く、聴衆もその仲間とおぼしき人達。

自分がこの中でかなり年長の部類であることを意識する。



演奏レベルに差はあれどお互いに仲間の演奏を無心に楽しんでいるのが良い雰囲気だ。

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このコンサートは今回が5回目だと言うことで娘は第1回からの常連らしい。


娘はヴォーカルのかたわらMCやらホルンを愉しげに吹いたりしていた。


曲はチック・コレアの「ラ・フィエスタ」やメンバーのオリジナル、その他「アランフェス協奏曲」など。



いつ練習したのだろう?



会場で母校の吹奏楽部顧問であり後輩のK君を見つけた。

教え子の高校生がここでイベールの難曲、サクソフォン協奏曲を吹いたのだという。

私「へぇー、音大を目指しているの?」
K「その気はないようです」




終演は5時過ぎ。

帰りに家内と「一匹の鯨」でR50ラーメンと餃子。

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ミョウガが良い味を出している辛口ラーメンだ。

その後家近くの人気のケーキ店「ぺるる」に寄ってみるとケーキは売り切れだとのこと。


ちょうど店のクリスマス・イベントでトランペットの演奏を披露していたらしくサンタの衣装の男女が楽器を片付けていた。

よく見ると男性は市内老舗吹奏楽団の顔見知りの団員。



ともあれ、おいしいケーキや紅茶もいただきながら娘の活躍を見ていた2時間余り。



ここ数年でも印象的なクリスマスイヴ。


youtubeはチック・コレアの「クリスタル・サイレンス」

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