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2018年12月 4日 (火)

「スターウォーズ」組曲

曇のち午後から雨、夜は一時暴風雨。

気温は高く本日の最高気温は20度。

仕事上は今年最後の大きな山場が今月半ば過ぎまで続く。



沼響関連では土曜日のファミリーコンサートが今年の最後で、次回の練習からは来年6月の定演の曲の練習。


・組曲「マスクとベルガマスク」   ;フォーレ
・スペイン交響曲          ;ラロ
・交響曲第3番ハ長調「オルガン付き」 ;サン・サーンス

久しぶりのフランスものプログラムだ。



本日聴いたのは先日のファミリーコンサートの曲目から「スターウォーズ」組曲。

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スターウォーズの第1作、エピソード4の初公開は今から40年前。
その時学生だった自分は公開時に映画館で見た。



それまでの映画とは次元の違ったスケールの大きさと音響世界に衝撃を受け、冒頭シーンの座席後方から轟音と共に巨大な宇宙船が頭上を通過していくシーンは今でもはっきりと覚えている。


今普通に使われている「フォース」と言う言葉が最初の公開時は字幕で「理力」と訳されていて、その違和感の記憶も鮮明だ。


今回演奏したのは

インペリアル・マーチ、王女レイアのテーマ、王室の間とエンドタイトル

の3曲。
インペリアル・マーチは第2作、エピソード5の「帝国の逆襲」から、
他の2曲は第1作エピソード4に含まれている。


スターウォーズの音楽には、サントラ盤は別としてジョン・ウイリアムズが編んだ組曲の録音がいくつかある。




まず聴いたのはメータ指揮ロサンゼルスフィルの演奏。




そもそもスターウォーズの音楽の組曲化はメータが1977年11月のハリウッドボウルの野外コンサートで演奏するためにジョン・ウイリアムズに依頼したもの。




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録音は1977年12月。

手持ちは1978年初出のキングレコード国内盤LP。


そのころ廉価盤しか買えない貧乏学生の自分が、映画の興奮冷めやらず奮発してレギュラー価格盤を買ってしまったのも懐かしい思い出だ。



久しぶりに聴いてみた。



チューバの世界的名手のロジャー・ボボが下を支える、濡れるように鳴り渡るブラスの響きにパンチの効いた打楽器群。



今聴いても大編成オケをフルドライヴした、まさにオーケストラ音楽の醍醐味を十二分に堪能させてくれる名演。


音源を聴く限りでは沼響の使用譜面の出版譜と同じもののようだ。

アナログの良さを満喫させてくれるレンジの優秀録音なのも嬉しい。


イコライザーカーヴはロンドンレーベルなのでffrrだと思って聴いてみたが、
ぴったり嵌まったのはcolumbiaカーヴ。


スピーカーの存在を忘れさせるほどの凄い音が鳴り響いた。



Youtubeはインペリアル・マーチ

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コメント

へー、メータ盤はColumbiaカーブだったんですね。映画の権利関係が影響してるのかもしれませんし、マーケットの中心をアメリカを想定していたからかもしれません。スターウォーズのテーマは中学時代に吹奏楽でやりました。確か楽譜がバンドジャーナル誌の付録だったような記憶があります。ff炸裂で吹き応えがありました。

投稿: ぶりちょふ | 2018年12月 7日 (金) 05時51分

スターウォーズはホルン吹きにとってはカッコよいけれども、組曲全部通すとしんどいっす。

今回は他の曲のあるので、組曲からあえてメインテーマを外した3曲としました。

もっとも終曲でメンテーマが回帰するわけですが。

私もcolumbiaカーヴだったのが意外でした。

でもあきらかにffrrではありませんでした。

投稿: 山本晴望 | 2018年12月 7日 (金) 23時43分

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