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2019年1月 9日 (水)

ゴルシュマンの「展覧会の絵」

良く晴れた冬の一日。

昨晩九州で再び地震。

年末に娘が、友人の家に遊びに行ったときに友人の祖父が地震を研究していて
その方から九州と東北地方は歪がまだ解消されていない、再び大きな地震が来るとの話を聞いている。





夜は組織内の新年会。

参加は10数名ほど、個室で上品な懐石風料理。

5000


バスで帰ることの出来る時間で帰宅。


ゴルシュマンの「展覧会の絵」

この演奏は10数年前に沼響が演奏したとき聴き比べコラムに感想をアップしている。



イコライザーカーヴを選択することができるようになったので再聴。

手持ちはキングの廉価盤LP、世界の名曲1000シリーズ中の1枚。


Sdsc00261


このシリーズはかなりの詰め込みで悲愴とエロイカのLPは1枚のLPに収録した盤の最長記録としてギネスブックに記載されたという。



この盤もマリオ・ロッシ指揮の「シェヘラザード」との長時間カップリング。
どちらも米ヴァンガードがオリジナル。


RIAAカーヴで聴いたときはオケの響きのプアさが目立っていた。

今回NABで聴いたら全然違う演奏に聞こえて吃驚。

引き締まったオケの響きに洒落たフレージング。

「サミュエルゴールデンベルクとシュミイレ」のトランペットソロなどにオケの性能の限界は感じられるものの、オケが明るい響きで鳴り切っているのが爽快だ。

特に後半が良くて「キエフの大きな門」では感動的な盛り上がり。

ロシア系にしてパリ生まれ。

バレェリュスの指揮者として活躍し、ラヴェル、サティやフランス六人組とも直接親交のあったゴルシュマンにとって、この曲ほどふさわしい音楽はないだろう。

続いてB面のロッシ指揮の「シェへラザード」も聴いてみた。

こちらのカーヴはAES。

オケは同じくウィーン国立歌劇場管。

外盤のロッシ指揮のヴァンガード録音にはウィーンフォルクスオパー管と書いてあるものが多いのでおそらくこの演奏もフォルクスオパーのオケ。

もともと隠れた名盤だと印象があった演奏だがぴったりはまったイコライザーカーヴでますます確信は深まった。

大きな広がりと奥行きを伴った雄大な響き。

弦楽器のうねりの中から浮かび上がってくる黒光りするようなブラスの輝かしい音も見事なもの。

詰め込みLPでもこれだけの音が聞こえてくる。

P1010707

キングレコードは後にこの「シェへラザード」のみを1枚にカッティングし直して廉価盤で再発している。

こちらも聴いてみよう。

Youtubeはゴルシュマン指揮のボレロ

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