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2019年2月 2日 (土)

ドホナーニのバルトーク、「中国の不思議な役人」

本日快晴、適度な湿度で爽やかな朝。



社会の環境が変わり音楽の好みも多様化してクラシックを聴く人も自分から楽器を演奏する人も減ってしまった。


一極集中の東京には学生オケも含めてアマオケがひしめきあっているものの

地方のアマオケは慢性的な団員不足。


私が所属している沼響は創設36年。


団員数は60名ほどであるものの楽器により偏在傾向。


今ホルンは過去自分の記憶にないほどのピンチになっている。

運営に関わる人材も不足気味だ。


今日はクリストフ・フォン・ドホナーニのストラヴィンスキーとバルトーク。


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・バレエ《ペトルーシュカ》(1947年版) 

・ パントマイム《中国の不思議な役人》 Sz.73

  クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮
  ウィーンフィルハーモニー管弦楽団

  録音:1977年12月、1977年12月、1979年9月 
  ウイーン、ソフィエンザー ル

ロンドンレーベルの国内盤CD。

ドホナーニはクリーヴランド管弦楽団や北ドイツ放送交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団の音楽監督や首席指揮者などの経歴の立派さもさることながら録音数もかなりの数を残している。


来日公演も数回。
それなのにあまり注目されていないような。



自分がドホナーニの演奏を初めて聴いたのはクラウディオ・アラウが弾いたグリーグとシューマンのピアノ協奏曲だった。1962年録音。




こちらはフィリップスへの録音で日本フォノグラムの廉価盤LP。

オケはコンセルトヘボウ管、ここでドホナーニはきっちり端正で壮大さにも欠けない良い伴奏を付けていた。



このストラヴィンスキーとバルトークでは特にバルトークが凄い。


緻密にして壮大、曲への共感がストレートに音化された気合い充分にして熱い演奏だ。

オケを圧倒するパイプオルガンの重厚な響きも凄まじい。


バルトークの組曲版はドホナーニの祖父、作曲家にして大ピアニストそして指揮者だったエルンスト・フォン・ドホナーニが初演を振っている。




「ペトルーシュカ」は1919年版でないのが惜しい。


こちらも良い演奏だが、バルトークの強烈な印象の前にこのCDでは前座的な存在になっている。

巨匠ドホナーニは現在89歳。


Youtubeはドホナーニのリハーサル「ローエングリン」第一幕前奏曲

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