日曜はオーケストラ三昧、木嶋真優のヴァイオリンそして沼響の練習
暖かなで穏やかな日曜日。
ポコも日なたで上機嫌。
今日は静岡交響楽団定期演奏会、今回は三島。
開演前に、先月感銘を受けた三島の佐野美術館の「甦る刀剣」展に行くつもりで早めに家を出たけれども道路が渋滞。
とても観る時間はなく、やむなく直接ホールに向かうと近くの駐車場は満車。
幸い近くの駐車場に停めることができた。
コンサートの内容は高関健指揮でオールショスタコーヴィチプログラム。
・組曲第1番
・ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 作品77
・交響曲第5番 ハ短調 作品47
高関健 指揮
静岡交響楽団
木嶋真優 (ヴァイオリン)
ヴァイオリンは今話題の木嶋真優。
席はほぼ中央前から4番目で完全にソリストがお目当て。
前日の清水公演での好調ぶりは事前情報で入っていた。
最初の組曲ではフォルティシモでのオケの音の混濁が気になった。
ホールに慣れていないようだ。
そしてヴァイオリン協奏曲。
彼女の超絶のヴァイオリンは期待通り。
変幻自在の音色変化、そしてストラディヴァリウスが朗々と鳴っている。
第3楽章の幽玄な世界ではあたかも薪能の場に立ち会っているかの如し。
古代の巫女の儀式に立ち会っているかのようで、会場の聴衆も釘づけ状態。
パッサカリアの長大なカデンツァを経て終曲のブルレスケに突入するスリリングな瞬間ではゾゾゾっと鳥肌が立った。
これは凄い!
合わせ名人の高関健の棒さばきも見事なもの。
後半の交響曲も手慣れた指揮にオケも良く応えた熱演だった。
フィナーレで指揮とオケとでテンポの齟齬はあったもののオケが壮大に鳴り切っていて 楽しむことが出来ました。
静響も高関さんが指揮者になってから面白くなってきた。
終演は5時過ぎ。
コンサートが終わった後、興奮冷めやらぬ中その足で沼津市民文化センターへ向かう。
沼響の日曜練習。
場所は小ホール。
曲はフォーレの組曲「マスクとベルガマスク」の初合わせにラロのスペイン交響曲と サン・サーンスの交響曲第3番。
久しぶりの弦楽器、管打楽器の合奏だ。
なんとか練習開始の6時には間に合った。
静響のコンサートを聴いた沼響の団員が練習途中でポツリポツリと会場に入ってきた。
オーケストラ三昧の一日。
Youtubeは木嶋真優の弾くショスタコーヴィッチ、今日のソロはこの映像よりも凄かった。
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