« ラローチャのアルベニスのことなど | トップページ | 本日の練習、下田先生との管打楽器分奏、そして吟水の「とらふぐランチ」のことなど »

2019年2月 8日 (金)

今年最初のボエームの会はゲストを迎え夢のような一夜

薄曇りの金曜日。

今週は気温の乱高下が激しく、最高気温の前日差が10度を越える日の連続。

今朝早く地震で目が覚めた。震源地は静岡中北部山間地。M4.1.


スーパーボランティア尾畠さん、東京から大分へ向かう帰路の途中昨日沼津を通過。


今週はいろいろ刺激的なことがあってブログの更新もままならない。

水曜夜は親しい仲間とのボエームの会。

場所は三島の小料理「はちまき」


640x640_rect_8103763


今回はレギュラーの5人に加えて特別ゲスト3人を加えた8人。


新鮮な寒鱈を使った山形のどんがら汁を囲んで。





Sdsc00398





酒は久保田生原酒、三重の地酒「作 穂乃智」その他。



Sdsc00402


今回はゲストに世界的なピアニスト、リヒテルやミケランジェリの専属調律師だった瀬川宏さんに来ていただいた。

瀬川さんは三島市出身。




Sdsc00399


ミケランジェリやリヒテルの歴史的な大ピアニストと演奏の現場で深く関わった瀬川さんから、巨匠の人間性や演奏の秘密など、普通では聴けない話をたくさん伺うことが出来た。



728


晩年のサンソン・フランソワに客船でのコンサートツァーに同行した時のエピソードやフルトヴェングラーと共演したコンラート・ハンセンとの逸話。


Cd4839


ヴァイオリニストのイダ・ヘンデル、アランフェス協奏曲の初演者デ・ラ・マーサの話など、歴史的な演奏者たちの話が次々と出てきて酒をいくら飲んでも酔うことができない。



Boesen_filing_finish

ピアノのハンマーに使われているフェルトについて、古いピアノに比べ今のフェルトは環境汚染のため羊毛の質が極端に落ちてしまった。


日本のホールの特性やホールの最上の響きの席の場所。



リヒテルのタッチをネイガウス以来のロシアピアニズムの伝統からの具体的な解説。


ミケランジェリには音符のひとつひとつに色が見えていたという興味深い話も。


彼の頭の中にひとつひとつの音が色彩化していて、モザイクのように曲のイメージが出来上がっていた。

自分の理想とする色を現実の世界に音として引き出すことに苦心していた・・・

気難しいと言われているミケランジェリは、実は人に対して非常に細やかな神経の持ち主だったことなど。



現場に居合わせた人のみが知る生々しい証言の数々。

話は尽きず、意気投合して次回のボエームの会にも参加してくださることになった。


帰りのタクシーの中では頭が火照りクラクラ状態。

夢のような一夜だった。


Youtubeはミケランジェリの弾くラヴェルのピアノ協奏曲

|

« ラローチャのアルベニスのことなど | トップページ | 本日の練習、下田先生との管打楽器分奏、そして吟水の「とらふぐランチ」のことなど »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

そのような方に聞く裏話というか、体験談は何にましての楽しみですよね。
鬼籍に入ってもう遇うこと能わずの巨匠と間接的にであえるのですから。
火照る気持ち、貴君ならさもあらんでしょう。
羨ましいな。

投稿: 武田晴美 | 2019年2月 9日 (土) 17時34分

不思議なご縁でこのような方と直接話ができることのなりました。

録音でしか聴けない巨匠の生の声を聞くようで興奮状態。

投稿: 山本晴望 | 2019年2月10日 (日) 20時08分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ラローチャのアルベニスのことなど | トップページ | 本日の練習、下田先生との管打楽器分奏、そして吟水の「とらふぐランチ」のことなど »