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2019年2月24日 (日)

シベリウスのピアノ曲

晴れのち曇り、天気はゆっくり下り坂。

夜遅くから雨。

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庭の一つの木に4種類の花を咲かせる梅、「思いのまま」が今年も咲いている。

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ドナルド・キーン氏逝去。


日本を愛し、東日本大震災後には日本国籍を取得し余生を日本で過ごしていた。

音楽にも大変造詣が深かったキーンさん。


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今日はキーン氏の著書から「日本との出会い」をパラパラと読み返したりしていた。

多くの著書から感じられる暖かな人柄と日本人への深い愛情。

享年96歳とはいえ大きな存在感のある人だった。

心からご冥福をお祈りします。



デンマークのニールセンに続いて今日はシベリウスのピアノ曲。

NAXOSから出ているCDでフィンランドのピアニスト、リスト・ラウリアラによる演奏で。

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  『シベリウス: ピアノ作品集』

 ・「キュッリッキ」 - 3つの抒情小品 - Op.41
 ・5つの小品集(樹の組曲) Op.75
 ・5つの小品集(花の組曲) Op.85
 ・5つの特徴的な印象 Op.103
 ・6つの即興曲 Op.5
 ・交響詩「フィンランディア」 Op.26
    (作曲者によるピアノ用編曲)

    リスト・ラウリアラ(ピアノ)

     録音 1995年 10月 

ナクソスのシベリウスのピアノ曲集ではエーノ・ヘイノネンの全集録音があり、このラウリアラ盤は比較的演奏される曲を集めたハイライト版のようなもの。


素朴で民謡調の多くは3分程度の小品が続くなかで最後に作曲者自身の編曲による「フィンランディア」を収録。


演奏は多少硬質で平板な出来だった。

名作「アンダンテ・フェスティーボ」の旋律が顔を出す「村の教会」などはもっとじっくり歌わせほうがよいと思う。


この中では「樹の組曲」の第3曲「はこやなぎ」が清楚な美しさで印象に残る。


ピアノ版「フィンランディア」はオーケストラ版と比べると随分とシンプルで荒々しく聞こえる。

これは演奏にも責任がありそうだ。
youtubeは「アンダンテ・フェスティーボ」、サラステ指揮のラハティ交響楽団
 

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