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2019年3月13日 (水)

ネグリとアーヨの四季

3月半ばの週、月曜までの雨模様から一転火曜からは良く晴れた。

花粉も盛大に飛びマスクが手放せない。


今日は気温が下がり冷たい風が吹いた一日。


昨日は有休消化のため一日休みを取っていた。

朝、愛犬ポコをトリミングに連れて行き、あずけている間にだいぶボロになった犬小屋を修繕したりしていた。

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公共下水道への切り替えと、そのついでに庭にも手を加えることになり午前中は業者が来ていろいろと打ち合わせもあったりとそれなりに忙しい。


今日はヴィヴァルディの「四季」。


演奏はイタリアの指揮者ヴィットリオ・ネグリ指揮のベルリン室内管弦楽団。

手持ちはフィリップスレーベルの国内盤LP。


外盤では旧東独逸のETERNAから出ていた。


同じくフィリップスから出ていたドレスデン国立歌劇場管とのスゥイトナーのモーツァルトやサヴァリッシュのシューベルトなどと同様、旧東ドイツの国営音楽出版社VEBドイツ・シャルプラッテンとの共同制作録音だと思う。



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・ヴァイオリン協奏曲集 作品8-1~4 「四季」

 フェリックス・アーヨ(ヴァイオリン)
 ヴィットリオ・ネグリ(指揮)
 ベルリン室内管弦楽団
 ジェフリー・テイト(チェンバロ)
 フリッツ・クリンゲンシュタイン (チェロ)

 1975年録音


ヴァイオリンソロはイ・ムジチの「四季」で著名なフェリックス・アーヨ。

アーヨとしてはイ・ムジチの2種の録音に続く3回目の「四季」だ。



ベルリン室内管は旧東ドイツの団体で名指揮者ヘルムート・コッホが率いていた団体。



かつてすべてのジャンルの新譜やアーティストの情報を紹介していた「レコードマンスリー」という横長の月刊誌があり(1966年創刊1987年廃刊)レコード店で無料で配られていた。

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ここには月刊の売り上げ上位のレコードが紹介されていて、クラシック部門ではイ・ムジチの四季がずっと首位だった。

この不動の一位は10年以上続いたと思う。


独奏者がアーヨからロベルト・ミケルッチに代わっても、イムジチの「四季」はずっと独走状態だった。


ネグリはフィリップスのプロデューサーとしてイ・ムジチの「四季」をプロデュースした人。


ここでネグリは2匹め3匹めのどぜうを狙ったのだろうか、と思いきや、イムジチ(アーヨ独奏)の甘くロマンティックに歌う演奏とは対照的なドラマティックできっちりした演奏だった。


オケの渋く密度の濃い響きも良い雰囲気だ。


ここではチェンバロが非常に雄弁、メンバー表を見たら後に指揮者として名を上げたジェフリー・テイトだった。


Youtubeはアーヨの弾くパラディスの「シチリアーノ」

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