連休最終日、昨日今日と国道の渋滞はなし。
長い休みで日本国民連休疲れか。
自分は本日仕事。
土曜日帰宅後にネットが全く使えなくなってしまっていた。
カミナリの影響で瞬電があったのでその影響らしい。
風呂のスイッチも電源が落ちていた。
回線終端装置の電源を入れなおしたり初期化して再設定してもだめ。
インターネット接続ができない。
夜遅くまで四苦八苦、やむなくNTT西日本の24時間サポートに電話すると、
「契約解除されているのでサポートできません」という女性のすまなそうな声。
「????」
そうだった・・・・
数年前にドコモに切り替えたのであった。
いろいろ再チャレンジしてもダメ。
時計を見たら12時を回っていた。
どうも冷静さを欠いているようなので、一旦頭を冷やして翌日再トライ。
とりあえずタブレットからLTE接続でブログ記事をアップ。
日曜日にドコモのサポートへ電話した。
いろいろと担当の方と2時間近く試行錯誤の末、結局回線終端装置を交換することになった。
本日帰宅後に装置を交換。 そして再設定で無事復旧。
ネットなしの不便さを痛感した二日間。
音楽はクルト・マズアの「新世界より」。
手持ちはTeldecの外盤CD。

Symphony No. 9 In E Minor, Op. 95, "From The New World"
Slavonic Dances*
Dumka, Op. 72, No. 2 5:33
Sousedská, Op. 46, No. 6 4:55
Furiant, Op. 46, No. 8
Kurt Masur
New York Philharmonic*,
Recorded at Avery Fisher Hall, New York, October 17, 1991. Live recording.
Recorded at Avery Fisher Hall, New York, November 1991.*
「新世界より」は以前100種類ほどの演奏の聴き比べをしたことがあり、
以後食傷気味になってしまい聴く気持ちが萎えてしまっていた。
このCDは以前ハードオフで108円で見つけそれっきり聴くこともなく放置していたもの。
マズアはかなり以前にゲヴァントハウス管との来日公演を聴いた。
場所は東京文化会館。
あいざーまん氏の「海外オーケストラ来日公演記録抄」によると
1983年11月18日
曲はブラームスの交響曲第3番とマーラーの交響曲第1番「巨人」
演奏ではブラームスでの渋いオーケストラの音色が印象に残っている。
だがオケはかなり疲弊していて「巨人」では雑な演奏になっていた。
公演記録を見ると10月下旬から仙台から鹿児島までほぼ毎日のかなりの強行軍。
聞いた日はその最終公演。
長い楽旅にオケも指揮者も日本に飽きていたのかもしれない。
今日聞いたのはニューヨークフィルハーモニックとの演奏で、1991年10月、マズアがニューヨークフィルの音楽監督に就任して2ヵ月後の録音。
その前年に旧東独逸は消滅している。
東独逸楽壇の中心的な存在だったマズア。
国家崩壊時の現体制を見限った鮮やかな転身ぶりとその後のニューヨークフィルの音楽監督就任については、いろいろと取り沙汰されたけれど実際のところはよくわからない。
とにかくすごい政治力の持ち主なんだろう。
このころアメリカのメジャーオケの音楽監督は、ニューヨークフィルハーモニックのほか、フィラデルフィア管はサヴァリッシュ、クリーヴランド管のドホナーニ、ヒューストン響のエッシェンバッハと、ドイツ系指揮者の音楽監督が多かった。
そしてこの演奏、聴いてみるとすっきりと美しく、それでいて風格と壮大さも感じられる安定した仕上がり。
曲の良さをストレートに伝える名演だと思う。
第一楽章序奏のホルンと第2主題呈示部最後(153,161小節)と再現部(374、382小節)で現れるフルートと弦楽器の同じ主題の繰り返しはスプラフォン新版。
新版で通すのかと思いきやどうも古いジムロック版と同じような箇所もある。
要するに使用譜面はいいとこ採りの折衷版。
この曲の初演は1893年12月16日、カーネギーホールにて、アントン・ザイドル指揮、ニューヨークフィルハーモニック協会管弦楽団。
作曲者立会いの初演オケなので、通常の譜面に書かれていない初演時のドヴォルザークの指示など、ニューヨークフィル独自の伝承が残っている可能性も否定できない。
第3楽章の突然のティンパニーの強奏などは今まで聴いたことのない解釈だ。
youtubeはマズアの「新世界より」
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