沼津市立図書館 市河彦太郎展
晴れ、西風吹く金曜日。
連休前に転倒して両手を地面についてしまった時に手を傷めたらしい。
左手の痛みがひどくなったので家の近くの整形外科に行ってみた。
肩の痛みもあったので肩から手の先までレントゲン撮影。
ドクターの見立てでは骨に異常はないとのこと。
ただ左手の前腕骨と手骨の間の軟骨を傷めた可能性があるらしい。
軟骨はレントゲンに写らない。
肩はいわゆる五十肩。
筋肉をほぐす体操の説明書と湿布薬をいただいて終わり。
ともあれこの程度でよかった。
大作曲家シベリウスに最も親しく接した日本人。
沼津出身の外交官、市河彦太郎を紹介する展示を沼津市立図書館で開催中です。
市河彦太郎は初代フィンランド公使にして作家の有島武郎や芹沢光治良をはじめ多くの文化人とも交流がありました。
今回彼が赴任先の国々で入手した20世紀初頭の貴重な洋書1200冊余りの中からセレクトして初めて紹介。
この展示には自分も関係していて、市河彦太郎のご親族の方と親しくお話も伺うこともできました。
洋書については非常に珍しいものばかりでシベリウスとの関係も紹介しています。
5月26日まで。
市河彦太郎 略歴
旧制沼津中学校卒業 在学中に一級後輩の芹沢光次良とともに同人誌「たんぽぽ」を主宰。
東京大学法学部卒業
外交官として天津、シカゴ、カルカッタ、ヘルシンキ、ロンドンへ赴任。
昭和12年、フィンランド政府より「コマンドール=ローズ=ブランシウ勲章」を授与される。
外務省文化事業部第三課長、同第二課長の後イラン特命全権大使。
昭和21年4月、森田豊寿の衆議院議員選挙の応援演説中に倒れ急逝。享年50歳。
日本の文学書を「たんぽぽ文庫」と称して赴任先の海外の図書館に寄贈している。
芹沢光治良の小説「人間の運命」に出てくる外交官石田のモデル。
Youtubeはシベリウスの交響曲第5番から、P.ヤルヴィ指揮ベルリンフィル
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