アバドのメンデルスゾーン、序曲集
曇り。夕方から風が出て涼しくなった。
愛犬ポコは最近太り気味。
散歩途中でご近所の人に「あら!タヌキになっちゃったわね」
えさを低カロリーの減量食に変えてみようか。
アバドのメンデルスゾーン、序曲集を聴く。
手持ちはドイツ・グラモフォンが出していたCD.
・序曲『美しいメルジーネ』作品32
・序曲『真夏の夜の夢』作品21
・『トランペット序曲』作品101
・吹奏楽のための序曲 作品24
・序曲『ルイ・ブラス』作品95
・序曲『静かな海と楽しい航海』作品27
・序曲『フィンガルの洞窟』作品26
クラウディオ・アバド
ロンドン交響楽団
録音:1984年、1985年2月、1986年11月
なお後に「スケルツォ ト短調」を加えた形で再発されている。
イタリアの指揮者は、トスカニーニ以来伝統的にメンデルスゾーンの名盤を残している。
思いつくままにアバドのほかムーティー、カンテルリ、シノーポリなど。
印象的な名盤が少なくない。
シャイーなど珍しいロンドン版による「スコットランド」の録音があったりする。
アバドは、指揮者のキャリアの最初期にロンドン響を振った「スコットランド」と「イタリア」の録音があった。
その後同じロンドン響を振って1984年に交響曲全集を録音。
その際に「フィンガルの洞くつ」などの代表的な序曲も収録。
このアルバムは全集時の録音に数曲を加えたもの。
メンデルスゾーン独特の高原の涼風に吹かれるような爽やかさがロンドン響の緻密なアンサンブルにより見事に音になっている名演だ。
「吹奏楽のための序曲」など初演当時の特異な編成による演奏で、近代楽器編成によるドンディーヌ指揮のパリ警視庁音楽隊の演奏と比べると、全く別の曲のように聞こえる。
それにしてもここに納められている序曲の大部分は、メンデルスゾーンが10代の頃の作曲。
晩年と同じ水準の曲を10代の頃に作曲していたのだから恐れ入る。
Youtubeは「真夏の夜の夢」序曲、メンデルゾーン17歳の時の作品。指揮はミハエル・ユロフスキー。今人気上昇中のウラディミール・ユロフスキーの父です。
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