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2019年6月に作成された記事

2019年6月30日 (日)

6月最後の日曜はオーケストラ

この週末は1日雨。今日も雨の日曜日。

6月は梅雨空のまま終わりを迎え、明日からの予報も雨模様。

 

畑の夏野菜はちょうど収穫時期。

トマト、枝豆、ナスにキュウリにアスパラガス。

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昨日は降り出す前に畑作業。
この長雨が影響しなければ良いのだが。

 

夕方、家内が最近できた「いきなりステーキ」に行きたいと言い出したので家から近い三島店へ。

金曜の晩にはボエームの会で痛飲したばかり。
気は進まなかったものの、未だこの店は入ったことがなかったので行くことにした。

自宅から車で15分ほど。
時間が早かったのでさほど混んでいない。

 

システムがわからないので店員さんから説明を受け、立ち食いを予想していたら普通の椅子席に通された。


肉の種類と量を決めたら番号札を持って調理場のカウンターへ行きそこでカットしてくれる方法。

 

印象としては普通のステーキハウス。

沼津には既に「住吉」「アーレスコート」などの気軽に入ることが出来る老舗ステーキ屋が有り、

隣町の清水町にはサラダバーが充実している「毎日牧場」。

正直なところ店の雰囲気や肉質その他、満足度からいくと既存の店のほうが良いと思った。

 

ちょいと最近飽食気味。

 

そして6月最後の夜はオーケストラ。

 

11月の沼響オータムコンサートへ向けての練習。

指揮は若い太田巡先生で歌劇「ルスランとリュドミュラ」序曲、歌劇「フィガロの結婚」序曲そのほか。

場所は文化センター地下のリハーサル室。

この狭い場所に60人近い人数。

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自分の音が良く聴きとれず合奏の環境としては劣悪。

だが新しいメンバーも増えてホルンに新しい見学者も来た。

 

肩の痛みを忘れてすーっと体が軽くなるのを実感。

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やはりオケは楽しいな。

 

Youtubeは「ルスランとリュドミュラ」序曲、ロジェストヴェンスキーの指揮

 

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2019年6月28日 (金)

四酒呑み比べのボエームの会

令和最初の台風は上陸することもなく明け方太平洋上に去って行った。
台風の残していった湿気の多い空気で本日30度越え。

 

仕事を終えて今日は定例ボエームの会。

 

仕事を早めに切り上げて17時37分沼津発熱海行き三島下車。

 

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場所は小料理「はちまき」

 

途中でメンバーの一人と合流して店に入るとカウンターはびっしり満席。

 

この会はいつも奥の囲炉裏の間。

 

蒸し暑い中での最初の生ビールが美味い。

 

今回メンバーは男性ばかり4人。

 

揃えた美酒は純米酒ばかり4種。

 

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すこしずつ飲み比べをすることになり、きりっとした辛口の静岡藤枝の純米吟醸「杉錦」からはじまり、さらりとやわらかな広島「亀」特別純米原酒、そして宮内庁御用達の西宮「惣花」純米吟醸、秋田の銘酒「純米酒高清水」。

 

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途中カウンター席にいた地元密着老舗食品メーカーの会長さんからの焼酎の差し入れもありました。

 

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今回は呑みと談笑、夏の始まりのボエームの会。

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2019年6月26日 (水)

コーガンのチャイコフスキー

晴れ、西日本はようやく梅雨入り台風も発生しそうでこれから本格的な夏。

今日のお昼は仕事場近くの「とんかつシリウス」

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最近出来た店で、夜になるとバーになるらしい。


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多彩な岩塩で食べる三元豚厚切りロースかつ。

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キャベツお変わり自由、ライス、味噌汁、おしんこ、ドリンク付きで千円。

 

 

ロシアのヴァイオリニスト、コーガンのヴァイオリンでチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を聴く。

 

聴いたのは古いメロディアのLP.で、コーガンの3種ある同曲の録音のうち最初のもの。

この音盤は最初イワーノフ指揮のチャイコフスキーの交響曲第5番を買うつもりでハンガリーの業者に発注したLP。

 

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到着したLPのジャケットはイワーノフのものだったのに、いざ聴こうとしたらヴァイオリン協奏曲の序奏が鳴り響いて仰天した思い出の盤だ。

 

中身が入れ替わっていたのだった。

最初がっかりしたものの、聞いているうちに次第に惹きつけられてきた。

 

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・ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35

  レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
  ワシリー・ネボルシン(指揮)
  ソビエトRTV大交響楽団

 

カデンツァも含めてオケと丁々発止とやりあう絶好調のコーガンが見事。
3つの録音の中では最もよいと思う。

古いメロディア盤特有のチリチリと雑音が聞こえるものの、音そのものは非常に良い。

イコライザーカーヴはAESで聴いた。

Youtubeはコーガンの弾くショスタコーヴィチ、ヴァイオリン協奏曲第1番

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2019年6月25日 (火)

ガッゼローニ、プレイエル版のモーツァルト

晴れ、雨雲が去り久しぶりに青空を見た。

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東の箱根方面に入道雲。

仕事場近くのネムノキが咲き始めた。

ネムノキの葉は、夜に閉じて日中に開き、花は夕方になると大きく開く。

 

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沈黙している植物にも動物的な意志のようなものを感じさせる。

 

今日もモーツァルト。

イタリアのフルート奏者、セヴィリーノ・ガッゼローニの演奏で・
CAMERATAから発売された国内録音のLP.

 

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・フルートソナタ  ヘ長調 K.376(374d)
・フルートソナタ  ハ長調 K.296
・フルートソナタ  ヘ長調 K.377(374e)

  セヴェリーノ・ガッゼローニ(フルート)
  ブルーノ・カニーノ(ピアノ)

 

     録音 1977年11月3日,4日  入間市市民会館

 

ガッゼローニとカニーノは中学生のときに実演を聴くことができた。

 

自分が初めて聴いた世界的な音楽家だった。

 

場所は昭和20年代に出来た沼津の古い公会堂。

この二人が世界的な音楽家とは知らずに友人と聴きに行った。

 

そのときのプログラムはヴィヴァルディの「忠実な羊飼い」を前プロにして、後半はシュトックハウゼンや福島和夫の「冥」、ペトラッシの「スーフル」などの現代作曲家の作品が並んでいた。

 

当時の自分にこれらの作品を理解する力があったのか疑問だが、半世紀近く経った今でも、その場の雰囲気とガッゼローニとカニーノの演奏する様子、そしてアンコールに「ラヴェルのハバネラ形式の小品」があったことを覚えている。

 

この中では長い譜面を並べたペトラッシの「スーフル」と、ガッゼローニ自身が自分の名を叫びながらフルートを吹く松平,頼暁の「ガッゼローニのための韻」が視覚的にも非常に印象に残っている。

 

 

このアルバムは、モーツァルト初期のヴァイオリン・ソナタ集の3曲を同時代の作曲家プレイエルがフルート用に編曲したもの。
自分が実演を聴いた数年後、この版による初録音だった。

 

ピアノは原曲のままでヴァイオリンをフルートに置き換えている。

 

この編曲が非常によく出来ていて、あたかもオリジナルのフルートソナタのように響く。

この3曲はもともとヴァイオリン・オヴリガード付きのピアノソナタのようなもので、ピアノが主役。

 

そのカニーノのピアノが非常に良い。

 

じっくり表情豊かに歌い上げるピアノに乗って自由闊達に飛翔するガッゼローニのフルート。

 

Youtubeはガッゼローニの吹く「ダフニスとクロエ」からパントマイム 、アバドの指揮イタリアのRAI管弦楽団

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2019年6月24日 (月)

シュムスキーとウォーレンシュタインのモーツァルトのことなど

今日は朝から雨。夜からは雷雨。

 

朝、千葉房総沖を震源地とする地震があった。
夜には熱海沖が震源地の地震。

熱海沖の地震は直下型の強いもの。

 

ちょうど30年前の伊東沖の海底火山の噴火を思い出した。

この時もグラグラと頻繁に揺れていた。

 

先週金曜日は、沼津市立図書館主催の文芸講座最終回。
「そして神話が歴史となる」。

講師は静岡大学人文科学部、上利博規教授。

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非常に面白かった。

 

大伴、物部、蘇我氏ら古代豪族たちが次々と没落していく中で、存在感を増しながら生き残っていく天皇家。
そして中臣氏(藤原氏)の台頭。

 

大化の改新の始まりとなった「乙巳の変」の黒幕を様々な資料からの解析、
記紀が、成立以前に存在していた地方の物語や古代氏族たちの記録を、天皇系譜の正当化のために集約したものであることなどを、わかりやすく話してくださった。

 

そして日本書紀には邪馬台国、卑弥呼に関係することは一切触れられていないこと、
記紀成立前に存在していた、各々の豪族の中に伝承された記録が意図的に抹殺されていった歴史、おそらく藤原不比等による日本書紀の改竄など。

 

記紀の内容を詳細に検討していく中での具体的な記述から解き明かしていくのが実にスリリング。

 

 

今日はアメリカの演奏家たちのモーツァルト。
英ワールドクラブから出ていたLPで交響曲第35番「ハフナー」とヴァイオリン協奏曲第5番。

 

「ハフナー」はアメリカの指揮者ウォーレンシュタイン指揮のロサンゼルスフィル。
協奏曲はオスカー・シュムスキーのヴァイオリン、
シャーマン指揮のリトルオーケストラ・オブ・ニューヨーク

 

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・交響曲第35番 ニ長調 K. 385「ハフナー」

 アルフレッド・ウォーレンスタイン指揮
 ロサンジェルスフィルハーモニー管弦楽団

・ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調

 オスカー・シュムスキー(ヴァイオリン)
 トーマス・シャーマン指揮
 リトルオーケストラ・オブ・ニューヨーク

 

「ハフナー」はウォーレンシュタインがロスフィルの音楽監督であった時期の最後のあたり、1955年前後の録音だと思う。

 

「ハフナー」は固く絞った雑巾のような乾いた感触と引き締まった響きが特徴的な演奏。
テンポもかなり速い。

快速に飛ばすフィナーレでのオケのアンサンブルの正確さにも驚いた。

ウィーレンシュタインはトスカニーニ時代のニューヨークフィルでチェロ奏者。

かなりトスカニーニの影響を感じさせる演奏だ。

 

 

ヴァイオリン協奏曲のシュムスキーは、8歳でストコフスキーの勧めでデヴューした神童。その後室内楽や教師としての地味な活動期が長かった。

80年代に、英NIMBUSからまとまった量の録音が発売されて、にわかに注目されたのを覚えている。

 

シュムスキーの弾くモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番は80年代になってからの再録音もあるが、シャーマン伴奏盤は50年代前半の録音だと思う。

 

NIMBUSへの一連の録音では柔らかで渋い演奏を聴かせたが、このモーツァルトでは、艶やかな音色と颯爽と走り抜ける爽快さが印象的。

 

シュムスキーは一時期トスカニーニ率いるNBC響に在籍したこともあったらしい。

ウォーレンシュタインと同じく、この時期のトスカニーニの影響は相当強烈だったのだろう。

 

なお指揮のトーマス・シャーマンは、今では忘れらえた存在。
同じころ録音されたウォーレンシュタイン指揮ロサンゼルスフィルのブラームスの交響曲第2番の録音に付録で録音された解説レコードの指揮者だった。

最近、ハンブルク国立フィルを振ったチャイコフスキーの「イタリア奇想曲」でこっそりCD化されている。

 

Youtubeはシュムスキーの弾くクライスラー

 

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2019年6月23日 (日)

静岡で娘のライヴ

曇り時々雨。昨日は夏至、 図書館の入り口に紫陽花が咲いている。

 

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冬至に「ゆず」夏至には「紫陽花」

 

 

なかなか梅雨は明けずに今日も雨模様の日曜日。

 

昨日の午後はお寺の役員会。そして夜は娘のライヴを聞きに家内と静岡に行っていた。

 

 

静岡まで車で行こうか電車にしようか最後まで迷っていたが、家内が駅前の「イーラde」に入っている無印良品で買い物があるというので、ここの駐車場に車を入れて電車で行くことにした。

 

夕食は、娘が薦めたライヴハウス近くのハンバーグの店で。

 

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娘のバンドの出番は最後だというので、8時過ぎにライヴハウスへ。

 

地下のライヴハウスに入ると若者で一杯。

 

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明らかに違和感のある我々は、最後尾の椅子席に座ってドリンクをちびりちびりやりながら観ていた。

 

アマチュアながら全てオリジナルだという曲を6曲ほど。

 

 

客もノリノリで、娘はキーボードとヴォーカル。
メンバーも手馴れた雰囲気。

 

 

終演後娘に見せられた楽譜?には歌詞とコードが書かれているのみ。
ほとんどアドリヴだったらしい。

 

へーぇ、いつのまにかこんなことも出来るようになっていたのか、と驚き、
初対面のメンバーから挨拶されてぼうーとしつつ電車に乗り自宅到着は午前零時。

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2019年6月21日 (金)

本日の練習、後打ちに疲れる

晴れのち曇り。空気は湿気を含み蒸し暑かった金曜日。

今日は帰宅が遅くなった。

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小屋でウトウトと横になっていたポコを起こしてしまった。

 

昨日はオケの練習日。

定演も終わり11月のファミリーコンサート向けての練習の開始。
メンバーも何人かが入れ替わり気分もリセットされての再出発。

場所は市民文化センター地下のリハーサル室。

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曲は歌劇「ルスランとリュドミュラ」序曲、「金と銀」「トリッチトラッチポルカ」
「ペール・ギュント」など盛り沢山。

 

ホルンにとっては、グリーグはともかく後打ちのリズムばかりの単調な曲ばかり。

「金と銀」など個人的には嫌いな曲ベストスリーに入る曲。
しかも狭い練習場所にびっしり60人近くなので、全体の音のバランスがわからない。

正直なところ苦行です。

 

練習の最後にモーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」序曲を通した。

ここで突然オケ全体の見通しが明るくなり、ぱっと視界が開けてきた。

編成もメンバーも変わらないのに吹いていて自然に音楽に入っていける。

やはりモーツァルトは偉大だった。

名曲です。

Youtubeは「フィガロの結婚」序曲、マリナーの指揮

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2019年6月19日 (水)

Van GelderのSpotlight on winds

うっすらとした雲の流れる晴れた空。
気温は高いが湿度は低い。


 


今日は内部会議がひとつ。


 


昨日、今年初めてアスパラガスを収穫することができた。


 


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小さかったが柔らかで甘みもあって店で購うものとは別次元の味。


 


 


ブルーノートをはじめ、数多のジャズの名盤を送り出したエンジニア、ルディ・ヴァン・ゲルダー、Rudy Van Gelder(RVG)による
「Spotlight on 」シリーズから「Spotlight on winds」を聴く。


 


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ゲルダーは米VOXレーベルにクラシック音楽の録音も残している。


 


Dsc01151 このシリーズは、弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器、鍵盤楽器の特徴や音色を音で紹介するシリーズ。
1950年代半ばのモノラル録音。


 


日常使用されている一般的な楽器のみならず、民族楽器や古楽器も含めて、各ジャンルについてLP2枚分のヴォリュームで紹介している。


 


手持ちは木管楽器、金管楽器の巻。


 


今日はこの中から「Spotlight on winds」を聴く。


 


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多彩な木管楽器をミネアポリス響やシンシナティ響の奏者などが演奏している。


 


オーケストラで使用されている楽器については、代表的なクラシックの作品からその楽器の有名なフレーズを紹介。
とはいえ、ちょいとひねった選曲が面白い。


 


たとえばコールアングレについては「新世界より」の第2楽章ではなく、「トリスタンとイゾルデ」第3幕からなど。


 


興味深いのは、かつてオーケストラで使用されていたものの今は絶滅してしまった楽器も紹介されていることで、ラヴェルの「スペイン狂詩曲」では本来指定されていたサリュソフォーンの音で聴くこともできる。


 


Dsc01148 詳細な解説(英文)、盤面のどこに収録されているかのガイドなど。
丁寧な造りのアルバムだ。


 


モノラルながら音は非常に鮮明。


 


VOXのヴァン・ゲルダーによるクラシック音楽録音には、ジャズほど成功したとはいえないものもあった。
けれどもこの録音の生生しさは尋常でない音。


 


解説書には新RIAAカーヴで再生するように指定されている。
Dsc01158 RIAAと、VOXの多くの録音で採用されているNABと両方で聞き比べてきた。


 


結果は両方とも良好。
音の性格は異なるが、いずれも楽器の特性そのものはよく捉えていた。
RIAAで聴いても優秀録音であることがよくわかる。


 


NABの方が楽器が多少前に出ている感触。

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2019年6月18日 (火)

ルイ・ド・フロマンのサン・サーンス

曇り、本日休み。

午前中に定期的に通っているクリニックに行き血液検査その他。

先月悲惨な結果だった各種数値は節制?の結果多少はよくなった。
血圧も正常値。

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家に帰る途中に牛臥山公園に寄ってみた。

ここは伊豆ジオパークの一角。

 

かつて伊豆半島が太平洋上から移動してきて日本列島に衝突した際にできた山。
古代には島だった。

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風が強く海岸にはサーファーが数人程度。

 

夜遅くに山形県沖を震源地とする大きな地震発生。
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一年前の今日には大阪で大きな地震があった。
夜間所以に被害の全貌が明らかになるのは明日だろうか。

 

フランスの指揮者ルイ・ド・フロマンのサン・サーンス、交響曲第3番を聴いていた。
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・交響曲第3番 ハ短調  
・歌劇「ヘンリー8世」喜遊曲

  ルイ・ド・フロマン 指揮
  ルクセンブルク放送管弦楽団

VOX原盤の日本コロンビア盤LP.

 

フロマンのサン・サーンスにはタッキーノをソリストにピアノ協奏曲全集の録音もある。

 

きっちり正直、明るく爽やかな軽量級のオケの響きが美しい演奏だった。

 

驚いたのは軽いオルガンの音。

これはパイプオルガンではなく電子オルガンのようだ。

オルガンのなかったカーネギーホールで録音されたトスカニーニ以来。

Youtubeはサン。サーンスのホルンのための演奏会用小品、オルヴァルのホルン、フロマンの指揮

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2019年6月17日 (月)

湯河原に泊まる

本日快晴、土曜日に家内と湯河原温泉に行っていた。

 

湯河原は自宅から箱根経由で一時間ほど。
当日はあいにくの大雨。

 

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幸い箱根は通行止めにならず最初の目的地、奥湯河原の一角、老舗蕎麦処「紅葉亭」に到着。

 

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外は強い雨、貸切状態だった。

 

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上品な天麩羅蕎麦。

 

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ショパンが静かに流れる落ち着いた店だ。

 

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ここの紅葉は見事らしい。

 

 

この天気ではお目当ての蛍は観ることができない。

 

昼食の後、しばらく道を下る。
道の両側には高級旅館が並ぶ奥湯河原。

 

そして庶民的な温泉場っぽくなったあたりの湯河原芸妓組合会館でワンコイン落語。

 

Dsc01125 来年真打になるという、二つ目の桂伸三による左甚五郎を題材にした「竹の水仙」。

 

Img_20190615_135733 この演目は桂歌丸が得意としていた。

 

雨足が強くなったのでそのまま温泉宿へ。

 

翌日曜日は快晴。
谷間の湯河原は箱根から吹き寄せる風が強い。
Img_20190616_110420 万葉集にも歌われた万葉公園あたりを散策。

蛍が群生するという川は昨日の雨で増水していた。

 

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国木田独歩の文学碑などを眺め、「ゑふや」で温泉まんじゅうを購い帰路に就く。

 

 

温泉にたっぷり浸かり肩と膝の痛みはだいぶ和らいだ。

 

Youtubeは桂歌丸の「竹の水仙」

 

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2019年6月14日 (金)

ゴセックの交響曲

晴れ、夜から雨。今日から再び梅雨空

金曜の夜は沼津市立図書館の文芸講座二日目。

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演題は静岡大学人文科学部の上利博規教授による「古事記・日本書紀を読む楽しみ」

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キャパ200席の会場は事前申込みで満席状態。

改元により「万葉集」などの古典が注目された影響かもしれない。

 

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前回はある種複雑な神話の時代の神々の相関関係を平明に解説。

第二夜は古事記・日本書紀の半ば、神武天皇から仁徳天皇までの古墳の話が中心。

今日も分かり易くも熱い先生の話に時間の経つのを忘れるほど。

 

今日はフランス古典派の作曲家ゴセックの交響曲。

ゴセックと言えば可愛らしい小品ガヴォットで知られるくらい。

 

当時としては非常な長命だったので、作品は後期バロック期からロマン派の黎明期までに至る長大なもの。

交響曲も30曲以上書いている。

この中から3曲。

 

仏Musique En Wallonieから出ていたLPで、Jacques Houtmann指揮のOrchestre Symphonique De Liège。

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この中のいくつかの17声部のための交響曲が非常に良い。

 

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4つの楽章からなる30分近い堂々たる交響曲。
古典的な趣の中にも、シューベルトの交響曲にも似たロマンティックなテイスト漂う素敵な曲だ。

 

演奏も曲の魅力を伝えるに十分な出来。

そしてアンドレ・シャルランによる名録音も。

 

Youtubeはゴセックの交響曲第5番「田園」

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2019年6月13日 (木)

ボドのドビュッシー、そして来日公演のことなど

梅雨の合間の晴天。今週は日曜から毎日雨。

気温も下がり、しまいかけた冬物長袖を着たり母の部屋に電気ストーヴを点けたりしていた。

今月はじめの定演の前後から左肩と右ひざの痛みが悪化。

熱はないが全身がだるく昨晩は夕食後直ぐに9時前に就寝。

 

 

火曜は休みだったので、ダブレットのセキュリティサービスが終了することと家族の通話料金の見直しも併せて朝からドコモショップへ。

 

開店前に並び最初に受付をしたものの、各種手続きなどで店を出たのがお昼過ぎ。

その後昼食抜きで、雑用を済ませて結局帰宅は2時過ぎ。

 

帰宅後も新しくなったタブレットの設定その他で結局夕方になってしまった。
根を詰めたために肩が再び痛くなった。

 

 

音楽はフランスの指揮者、セルジュ・ボドのドビュッシーなどを聴いていた。

EMI録音の国内盤CD.

 

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・牧神の午後への前奏曲
・遊戯
・交響詩「海」

 セルジュ・ボド
 ロンドンフィルハーモニー管弦楽団

   1984年録音

ボドとロンドンフィルは同じ頃にサン・サーンスの交響曲第3番の録音もあり、これは最近の愛聴盤。

 

ボドは若い頃にはスプラフォンやEMIに、いくつかの注目すべき録音を残したけれども、その後は長いキャリアの割りに録は音に恵まれていない。

 

ボドはN響との来日公演を聴きに行った。

 

確かオール・ラヴェルプログラムで、最後が「ダフニスとクロエ」第2組曲だったことだけを覚えている。

N響のサイトでは過去の演奏記録を見ることができる。

 

このサイトによると、ボドN響公演は1982年1月。

オールラヴェルプロのほか、幻想交響曲やサン・サーンスの交響曲第3番のほかシャブリエやビゼーなど、フランスの作曲家を振っている。

奇しくもサン・サーンスの交響曲第3番の時は、今回の沼響と同じスペイン交響曲(ソロはカントロフ)とのプログラム。

 

 

この多彩なプログラムの中でオールラヴェルプロを選んだのは、ボドがリヨン管を振った
ラヴェルの録音が非常に良かったからによる。

 

自分が聴いたのは1月20日か21日のどちらかで

 

・組曲「マ・メールロワ」
・スペイン狂詩曲
・ピアノ協奏曲ト長調  ソロはクリスティーナ・オルティーズ
・「ダフニスとクロエ」第2組曲

というプログラム。

 

書いているうちにオルティーズのドレスが真っ赤だったことを思い出した。

 

結局その程度の記憶しか残っていないのは、演奏そのものが強烈なインパクトを与えるものではなかったからだと思う。
リヨン管との録音と比べ、N響の音がいかにも無機質に響いていたことも思い出した。

 

 

そしてこのドビュッシー。

 

正直なところ同時期のサン・サーンスほど良いとはおもわないけれども、ロンドンフィルのぼてっとした響きが柔らかな情緒を感じさせ雰囲気はよい。

細かなテクスチャを明快に描き分けた「遊戯」は名演だ。

同じ「牧神の午後への前奏曲」にはチェコフィルの演奏があったことを思い出して、レコード棚から取り出してみた。

スプラフォン原盤の日本コロンビアが発売したLP.

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・ボレロ
・ラ・ヴァルス
・牧神の午後への前奏曲
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 セルジュ・ボド 指揮
 チェコフィルハーモニー管弦楽団

 1962,1963年録音。

ラヴェル、ドビュッシーほかボド得意のオネゲル。

 

ドビュッシー冒頭の強烈なヴィヴラートのフルートの響き、そして続く濡れたような音のクラリネット、いろいろ好悪は分かれそうだが自分はこちらの音のほうが好きだ。

 

この4曲の中ではオネゲルが圧倒的に良い。

 

「ボレロ」後半の、音を短めに区切った独特のアコーギクも面白い効果を上げている。

 

Youtubeはボド指揮イタリア放送管のヒンデミット、「画家マチス」フィナーレ。

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2019年6月 9日 (日)

プレイエルのクラリネット協奏曲

朝から小雨の日曜日。
肌寒く、先日青山のポイントで買ったジャンパーを羽織って外出。

最近家内が蕎麦に凝っていて、隣町の清水町においしい店があるというので昨晩行ってみた。

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隣町とはいえ車で10分もかからない至近距離。
この場所に蕎麦屋があることは知っていたが入るのは初めてだ。

 

店内には6人ほどの家族連れ、そして奥の座敷では宴会中らしき人達の声が聞こえている。厨房ではパチパチパチと天麩羅を揚げる音。

 

お品書きを見ると十割蕎麦に二八蕎麦、そして田舎蕎麦といった具合。
麺は店内での手打ちのようだ。

 

家内は田舎蕎麦の大盛り、自分はおろし蕎麦をオーダー。

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おろし蕎麦は温泉卵付きの細麺。
田舎蕎麦は太麺。

 

色も異なり明らかに味も異なっていた。

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しゃきっとした麺に濃い出汁の効いためんつゆ。
うまかった。

店を出て裏口の駐車場に回ると、店の奥で割烹着を着たおばさん二人が卓球に興じていた。
蕎麦屋の中でなぜ卓球なんだろう?

 

不思議な光景だった。

 

今日はハイドンの弟子にして、モーツァルトと同世代のオーストリアの作曲家イグナツ・プレイエルの協奏曲を聴く。
手持ちはDENONから出ていた国内盤CD.

 

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1. プレイエル:クラリネット協奏曲 変ロ長調
2. プレイエル:クラリネット協奏曲 ハ長調
3. ダンツィ:フルートとクラリネットのための協奏交響曲 変ロ長調 作品41*

 ポール・メイエ(クラリネット)
 ジャン=ピエール・ランパル(指揮、フルート)*
 フランツ・リスト室内管弦楽団

    録音 1993年1月4-7日

 

プレイエルは生前、41曲の交響曲をはじめ、膨大な曲を残している売れっ子作曲家だった。

 

今ではフランスのピアノメーカー「プレイエル」の創設者として知られる。

出版社も経営しミニチュアスコアを考案して財を成したらしい。

 

この2曲のクラリネット協奏曲は、ハイドンの作品を聴いているような美しさと楽しさにあふれる名曲。

これはメイエの見事な演奏によることが大きいのだろう。

 

ダンツィの作品はプレイエルの作品に比べると一段劣るように思う。

メイエルと年の差40を越えるランパルのフルートはさすがに衰えは隠せない。

 

Youtubeはプレイエルのクラリネット協奏曲第2番

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2019年6月 8日 (土)

ミュンシュのサン・サーンス、1962年白熱のライヴ

昨日はまとまった雨。いよいよ梅雨入り。
母は名古屋城本丸御殿の襖絵が見たいというので弟に連れられ名古屋へ。

土曜の今日、朝はよく晴れてポコとの散歩。

通りかかったおばぁさんが「あら、アカトンボ」。

田植えの終わった水面上に飛んでいた。

ナツアカネのようだ。

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田の中には小さな小さなオタマジャクシ。

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そして夜から雨。

 

きょうもサン・サーンスの交響曲第3番。
フランスの名指揮者ミュンシュの演奏を聴く。

ミュンシュにはニューヨークフィルとボストン響との2種のスタジオ録音があり、実演でも頻繁に取り上げていた。

ボストン響とのスタジオ録音が自分のこの曲の刷り込み
未だにこの曲最高の演奏のひとつだと思っている。

 

今日聴いたのはボストン響との1962年のライヴ。
イタリアのマイナーレーベルCINCINから出ていたもの。
90年代初頭に購入。

 

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絶好調のミュンシュが、いかに凄い指揮者だったのか実感させる壮絶な演奏だった。

 

気の向くままの即興的な棒の動き、変幻自在のテンポ変化に必死に食らいついていくオケ、

曲の合間にミュンシュの足踏みドンドン、ウォーという雄叫びが聞こえてくる。

 

オケも指揮者も興奮状態。

 

長く引き伸ばした最後の音が鳴り終わらないうちに、最大な拍手と歓声の嵐。

いやはや凄まじい。

1962年のライヴながらステレオ録音なのがありがたい。

聴衆のざわめきや咳の音が妙にリアル。

 

Youtubeはミュンシュの1966年東京ライヴから「ダフニスとクロエ」

 

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2019年6月 6日 (木)

フルネとグローヴスのサン・サーンス

晴れのち曇り。本日真夏日。

右ひざと肩の痛みはなかなか治らない。
体のあちらこちらが湿布だらけ。

 

今日もサン・サーンス。

聴いたのはフランスの名匠ジャン・フルネが東京都交響楽団を振った録音。
手持ちはDENONのCD.

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・交響曲第3番ハ短調op.78「オルガン付き」

 ジャン・フルネ指揮 
 東京都交響楽団
 松居直美(og)
 
      録音 1987年9月

・組曲「動物の謝肉祭」

 チャールズ・グローヴズ指揮
 フィルハーモニア管弦楽団

      録音 1988年11月

フルネは同じ都響を振って2002年に再録音している。

 

フルネは好きな指揮者で、N響や都響との実演には何度も足を運んでいる。
都響とのショーソンやデュカス、N響とのフロラン・シュミットなど、いずれも印象に残る名演だった。

 

このサン・サーンスは、フルネらしい品のある演奏だけれども全体に平板。

フルネとしては出来のよくない方の演奏だと思う。
都響の個性の薄い無機質な響きも興を削ぐ。

最晩年に再録音をしたのもわかるような気がする。

 

カップリングされたグローヴスの「動物の謝肉祭」は、CD2枚分の「グローヴス卿の音楽箱」という楽しいポピュラー名曲集のアルバムから採られたもの。

 

これはグローヴスの人柄がにじみ出るような、温かで品格に満ちた珠玉の名演揃いの素敵なアルバムだった。

このサン・サーンスも堂々としていて、それでいてユーモアとウィットに富んだ名演。
「水族館」でのグラスハーモニカの音も涼しげだ。

 

Youtubeはグローヴスが指揮するParry 'I Was Glad'

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2019年6月 4日 (火)

サン・サーンス 2題

晴れ時々曇り、穏やかな6月の空。
未だ梅雨に入らず、雨が少ない。
家の畑も乾燥気味。

 

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昨日は休みだったので、母を病院に連れて行った帰りにサツマイモの苗を買った。

今年は梅が沢山実ったので梅干も漬けてみようか。

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定演が終わりなんとなくロス気味。

 

今日出勤すると、演奏会に来てくれた職場の職員数人から感想を聞くことができた。

 

やはり木野先生のヴァイオリンとオルガンの存在感は強かったようだ。

 

クラシックのコンサートは初めて聴いたという若い女性職員からは、楽しかったです!これからハマりそうです」。

この機会にクラシック音楽に親しむようになると良いな。

 

 

今日はサン・サーンスの交響曲第3番の演奏を2種。

 

ひとつは、デ・アゴスティーニから出ていた「クラシック・コレクション」シリーズ。
いわゆるバッタモンCDで、ブックオフあたりでは1枚100円(税抜き)で多量に出回っている。

そのサン・サーンスの巻。

 

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・組曲「動物の謝肉祭」 
 
 ハンスペーター・グミュール指揮
 南ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団

 

・オペラ「サムソンとデリラ」(作品47) 第2幕より
アリア「あなたの声に心は開く」

 

  リタ・ノエル(MS)
  アルフレート・ショルツ指揮
  ロンドン・フェスティバル管弦楽団

・オルガンのための幻想曲 変ホ長調 作品159
 
  イムリッヒ・ザーポ(org)

・交響曲第3番 ハ短調 作品78 「オルガン付き」

  カルロ・パンテッリ指揮
  フィルハーモニア・スラヴォニカ

というもの。

 

おそらく全ての演奏家は実在せず、正体不明の幽霊演奏家たち。

 

この中の交響曲を聴く。

演奏は良い。

各楽器のバランスも良く、フランスのオケのような華やかさはないけれども、渋く燻し銀のようなオケの響きが好ましい。

 

たっぷりとした弦楽器を歌わせる第一楽章後半のポコ・アダージョはなかなかのもの。
オルガンの響きも派手さはないがじっくり存在感を主張。

第二楽章の内に秘めた熱狂が徐々に膨らんでいくのが見事。

 

録音はオケ全体が奥から聞こえていて多少古さを感じさせるものの、オルガンとのバランスは良い。

 

メジャーレーベルの有名指揮者、オケの演奏で、これよりもつまらない演奏はいくらでもある。

 

 

そしてもう一枚、小沢征爾指揮フランス国立放送管によるもの。
EMIから出ていた国内盤CD.

 

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やはり洗練されたオケの響きとアンサンブルの精度ではこちらが上。

 

第二楽章最初の部分での内声の強調など興味を引く部分も多々あり、聴いていてうまいなぁと思うけれども、冷静な音楽運びが作品から距離を置いて演奏している姿勢が感じられる。

 

この曲を演奏した直後の今の自分には、ミュンシュやトスカニーニのような熱狂が欲しい。

 

そういえば実演で聴いたバレンボイム指揮パリ管の演奏も冷めた演奏だった。

 

Youtubeはサン・サーンスの交響曲第3番、第一楽章ポコ・アダージョ、準・メルクルの指揮

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2019年6月 2日 (日)

本番終わる

曇り、夕方から雨。

今日は定演も終わったのでホルンを隣町の楽器店に持ち込んでメンテナンス。

リペア担当の若い女の子と話をすると、吹奏楽コンクールを控え、各学校から新入部員の楽器修理の依頼が集中して出来上がりは2週間後になりますとのこと。

なるほど。

 

Sdsc07252_1 6月に入り今年孵った車庫のツバメのヒナたちは飛行訓練中。

 

沼津交響楽団第35回定演は昨日無事終了しました。

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夜の定演なので早めの昼食を取り会場の市民文化センターへ。
気になったオルガンのスピーカーはステージ前面に移動させてあった。

 

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大阪の教会から運び込んだアメリカ、アーレン社製オルガン。

2時からのGPは一般公開。

Dsc01080 事前申込制で幼い子連れの親子中心に数十人の人々がリハーサルを見学。

 

ちょうどこの日は木野先生のお誕生日だった。

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サプライズのバースデーケーキを用意してステージ上でハッピバースデーのサプライズ。

本番直前の緊張感の中でのこの濃い時間がなんともたまらない。

 

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今回のリハーサルは一般公開ということで皆、本番さながらの熱い演奏となってしまった。

オルガンの音は前日よりもバランス良く響いているようだ。
マエストーソの大音量にはリハ見学のお客さんたちは驚いた様子。

 

そして本番。

開場時にホールロビーをお客様たちを迎えると、レコードコンサートで見かけた人たちが何人か来ていて声をかけられた。

嬉しかった。

そして市長さんも。

 

今回の曲目

・組曲「マスクとベルガマスク」    (フォーレ)
・スペイン交響曲           (ラロ)
・交響曲第3番 ハ短調「オルガン付き (サン・サーンス)

 

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フォーレは降り番。

ラロでは木野先生のヴァイオリンに酔いながらの伴奏。

先生のアンコールのリッチ編曲「アルハンブラ宮殿の思いで」ではあまりの超絶技巧に会場はシーンと静まり返っていました。

 

お客さんたちは素晴らしい集中力、楽章間でも静か。

 

緊張感を保ちながら休憩後のサン・サーンスへ。

オルガンと4手ピアノが入るという豪華な編成に一同熱くなりながら演奏。

終始オルガンとオケとのバランスは気になってはいたけれども、熱狂的なブラボーの声と盛大な拍手をいただいた。

 

心配は杞憂であったようだ。
        
聴いていたいつも辛口批評の家内は「よかったじゃん」のひとこと。

 

アンコールはビゼーの「アルルの女」からアダージェット。

 

Youtubeは木野先生の弾く「アルハンブラ宮殿の思いで」

 

 

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