プレイエルのクラリネット協奏曲
朝から小雨の日曜日。
肌寒く、先日青山のポイントで買ったジャンパーを羽織って外出。
最近家内が蕎麦に凝っていて、隣町の清水町においしい店があるというので昨晩行ってみた。
隣町とはいえ車で10分もかからない至近距離。
この場所に蕎麦屋があることは知っていたが入るのは初めてだ。
店内には6人ほどの家族連れ、そして奥の座敷では宴会中らしき人達の声が聞こえている。厨房ではパチパチパチと天麩羅を揚げる音。
お品書きを見ると十割蕎麦に二八蕎麦、そして田舎蕎麦といった具合。
麺は店内での手打ちのようだ。
家内は田舎蕎麦の大盛り、自分はおろし蕎麦をオーダー。
おろし蕎麦は温泉卵付きの細麺。
田舎蕎麦は太麺。
色も異なり明らかに味も異なっていた。
しゃきっとした麺に濃い出汁の効いためんつゆ。
うまかった。
店を出て裏口の駐車場に回ると、店の奥で割烹着を着たおばさん二人が卓球に興じていた。
蕎麦屋の中でなぜ卓球なんだろう?
不思議な光景だった。
今日はハイドンの弟子にして、モーツァルトと同世代のオーストリアの作曲家イグナツ・プレイエルの協奏曲を聴く。
手持ちはDENONから出ていた国内盤CD.
1. プレイエル:クラリネット協奏曲 変ロ長調
2. プレイエル:クラリネット協奏曲 ハ長調
3. ダンツィ:フルートとクラリネットのための協奏交響曲 変ロ長調 作品41*
ポール・メイエ(クラリネット)
ジャン=ピエール・ランパル(指揮、フルート)*
フランツ・リスト室内管弦楽団
録音 1993年1月4-7日
プレイエルは生前、41曲の交響曲をはじめ、膨大な曲を残している売れっ子作曲家だった。
今ではフランスのピアノメーカー「プレイエル」の創設者として知られる。
出版社も経営しミニチュアスコアを考案して財を成したらしい。
この2曲のクラリネット協奏曲は、ハイドンの作品を聴いているような美しさと楽しさにあふれる名曲。
これはメイエの見事な演奏によることが大きいのだろう。
ダンツィの作品はプレイエルの作品に比べると一段劣るように思う。
メイエルと年の差40を越えるランパルのフルートはさすがに衰えは隠せない。
Youtubeはプレイエルのクラリネット協奏曲第2番
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