ゴセックの交響曲
晴れ、夜から雨。今日から再び梅雨空
金曜の夜は沼津市立図書館の文芸講座二日目。
演題は静岡大学人文科学部の上利博規教授による「古事記・日本書紀を読む楽しみ」
キャパ200席の会場は事前申込みで満席状態。
改元により「万葉集」などの古典が注目された影響かもしれない。
前回はある種複雑な神話の時代の神々の相関関係を平明に解説。
第二夜は古事記・日本書紀の半ば、神武天皇から仁徳天皇までの古墳の話が中心。
今日も分かり易くも熱い先生の話に時間の経つのを忘れるほど。
今日はフランス古典派の作曲家ゴセックの交響曲。
ゴセックと言えば可愛らしい小品ガヴォットで知られるくらい。
当時としては非常な長命だったので、作品は後期バロック期からロマン派の黎明期までに至る長大なもの。
交響曲も30曲以上書いている。
この中から3曲。
仏Musique En Wallonieから出ていたLPで、Jacques Houtmann指揮のOrchestre Symphonique De Liège。
この中のいくつかの17声部のための交響曲が非常に良い。
4つの楽章からなる30分近い堂々たる交響曲。
古典的な趣の中にも、シューベルトの交響曲にも似たロマンティックなテイスト漂う素敵な曲だ。
演奏も曲の魅力を伝えるに十分な出来。
そしてアンドレ・シャルランによる名録音も。
Youtubeはゴセックの交響曲第5番「田園」
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