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2019年7月14日 (日)

ニューヨーク公共図書館 エクス リブリス

今日も小雨の日曜日。

金曜土曜は東京。

この二日でコンサート二つと美術館、博物館を2館、そして映画を1本。

東京は時おり小雨のぱらつくあいにくの天気だったけれども、傘も差さずに効率的に回ることが出来た。

 

金曜朝9時沼津発のJR普通列車を乗り継いで11時40分吉祥寺着
東京は小雨。

 

お目当てはパルコ吉祥寺地下2階のミニシアターコンプレックス、「アップリング吉祥寺」でこの日から上映のドキュメンタリー「ニューヨーク公共図書館 エクス リブリス」。

 

この映画は静岡市でも上映していたけれども都合がつかず、岩波ホールでの上映も見逃していた。

 

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多少時間があったので、昼食は近くのカレーの名店「まめ蔵」で。

 

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幸いすぐに入ることができたけれど、たちまち満席になって外に人が並び始めたのにはびっくり。

 

そして「アップリング吉祥寺」。

 

昨年12月オープンのミニシアターで、洞窟のような雰囲気の空間に5室のミシアター。
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入った部屋は座席数63で既に予約で満席。


水曜にネットで検索した時は半分ほど空いていたのだが、予約しておいてよかった。

 

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休憩を入れておよそ4時間の長編ドキュメンタリー。


座り心地の良い席なので長時間でも疲れない。

 

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世界的に有名なニューヨーク公共図書館のドキュメンタリー。

 

人種問題、デジタルデバイドへの対策など現実的な問題を折り込みながら、未来を志向しながら新たな図書館像を模索していくスタッフたち。

 

図書館は民主主義の根幹であること信念に、誇りを持って取り組む姿が素晴らしい。

 

 

資料購入費も十分とは言えない中でのベストセラーなどの人気本をどの程度購入するのかという選書の苦悩など。

「良い本は今買い逃すと10年後に必要な人が出てきても読むことができない。
ベストセラーは10年後でも容易に入手可能だ」というスタッフの言葉は印象的だった。

 

ニューヨーク公立図書館の運営資金は、市の予算が6割で他は寄付金でまかなわれている。

広大な施設の維持費や資料購入に不可欠な予算獲得の苦悩。

 

分館もそれぞれの特徴を出しながら地域に貢献している。

 

図書館内ではコンサートも開かれている。

 

ブルーノ・ワルター講堂でのコンサートではコープランドの「田舎道を下って」

ブロンクス分館でのホールではダブルリード族によるバルトークなど。

居眠りしながら聴いている聴衆の姿もリアルに捉えられている。

 

専門的でヘビーな内容に、休憩時間に帰る人もいたけれども、ドキュメンタリーとしては秀逸。

ずしりと重い4時間。

根付の研究者としても知られる陶芸家エドムンド・デ・ワールのインタヴューから自然にバッハのゴールドベルク変奏曲に流れていく終わり方も印象的だった。

 

終了はほぼ5時、そのまま第2の目的地、東京芸大奏楽堂へ。

長くなりましたので続きは明日。

Youtubeはバッハのゴールドベルク変奏曲、ピーター・ゼルキンのピアノ

 

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