フィードラーの「ガイーヌ」、サン・サーンスのことなど
7月に入っても雨の毎日。南九州は記録的な大雨。
今週いっぱいはこの状態が続くという。
本日休み。
リビングに置く無印良品のソファベンチが届いた。
成田空港でも使われているものだという。
本体を組み立て別売りカバーをかぶせようとして意外と苦戦。
コーナー部分がうまく収まらない。
これはカバーのサイズが小さすぎるのではなかろうか。
説明書を読み直すと「本体とのフィット感を持たせるためにサイズにゆとりをなくしてあります」と書いてある。
「ゆとりなさすぎだろ!」と思いつつ鋏を取り出し、入らない部分を加工しようとして、ふと思いとどまった。
ネットで検索すると、同じように苦労した方の記事がいくつも出てきた。
皆さん苦労している様子。
切るのを止めて再トライすること小一時間。
なんとか収まり組み立て完了。
試しに横になり疲れて・・・・そのまま寝落ち。
アーサーフィードラーの「動物の謝肉祭」、「ガイーヌ」を聴く。
国内盤10吋盤でモノラル。
これはステレオ録音もありCDでも出ている。
リサイクルショップの100円均一ジャンクコーナーで入手。
特に考えも無く気軽に購入したもの。
これは良かった。
デンオンのモノラル専用カートリッジで聞いてみると唖然とする凄い音が飛び出した。
イコライザーカーヴはRIAAだが十分すぎるほどの優秀録音。
「ガイーヌ」では黒光りするようなブラスの響きと怒涛のコントラバスの重低音。
サン・サーンスではピアノの音も鮮やかだ。
フィードラーの演奏の中には、つまらないものもあるけれども。
職人的にオケを鳴らし切るフィードラーの手腕は、このような曲で最も威力を発揮するようだ。
隠れた名演。
10吋盤モノラルだがこれはステレオ盤と同一だと思う。
家にサン・サーンスのステレオ盤のLPがあったことを思い出し、聴いてみた。
ビクターから出ていた国内盤LP.
不思議ことにステレオ盤を聞いた時の印象が全く残っていない。
ステレオ盤は英語のナレーション付き。
聞き比べると明らかに同一の演奏だ。
こちらはステレオならではの大きな広がりは感じられ、左右に分かれたピアノもトリッキーに響く。
ところがモノラル盤ほどの感銘はない。
ステレオ盤の音は人工的に加工されたような音に聞こえて不自然。
ナレーションも音楽の流れが断ち切られて耳障りだ。
これはカッティング技術者の音楽性がモロに出てしまったようだ。
Youtubeはアンダーソンの「忘れられた夢」、フィードラーの演奏
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