晴れ時々曇り、本日の最高気温は29度。
風が乾燥しているのでさほど暑くは感じない。

いつもお彼岸の時期にピタリと咲くヒガンバナ。
なぜか今年はいつもよりも少なくて、身の回りはシロヒガンバナばかりだった。

こんな年は初めてだ。
昨晩母が目の異常を訴えたので、今日は遅い夏休みを取って眼科医に連れて行った。
母は数年前に白内障の手術をしている。
自分も通っている眼科医で、今日は比較的空いていて2時間余りで診察は終わった。
特に異常は見られないということでしばらく様子を見ることになった。
ちょうど昼時だったので回る鮨屋で昼食。
帰宅したら母が帽子を忘れたことに気が付いた。
お店に電話をして店にあることを確認。
ちょうど木曜なのでオケの練習の帰りに寄ることにした。
夕方になって楽器を持って練習会場の市民文化センターに行くと廊下が真っ暗。
なんか変だ・・・・
いつもは楽器の音が聞こえて来るのにシーンとしている。
小ホールの扉はカギがかかっていた。
慌てて沼響のサイトを確認すると今週の練習は木曜でなく日曜だった。orz
楽器がいつもよりも重く感じながら暗い夜道を駐車場まで引き返す。
ついでに回転寿司店に寄って帽子を引き取ってきた。
ちょうど夕食時で駐車場は満車。
しばらく虚ろな気持ちで空くの待っていた。
そんな車中でカタラーニのオペラ「ワリー」を聴いていた。
イタリアfoyer盤のCDでベルガモのオペラ劇場の1972年ライヴ。
80年代後半にかなりの数が出ていたイタリア製海賊版のひとつ。
「ワリー」については第1幕のアリア「さようなら、ふるさとの家よ Ebben? Ne andrò lontana」が映画「ディーヴァ」で非常に効果的に使われていた。
手持ちの全曲盤はこの1種のみで、テバルディ、デル・モナコが歌った名高いDECCA盤は聴いたことがなく、テバルディが出ているバジーレ指揮1960年のローマライヴのハイライトがあるのみ。
カタラーニは大指揮者トスカニーニのお気に入りの作曲家だった。
トスカニーニの本格的なデヴューはカタラーニのオペラ「エドメア」で「ワリー」もトスカニーニが初演している。
自分の娘にワリーと名づけているほどだが、トスカニーニの「ワリー」の録音は第4幕の前奏曲のみ。

La Wally by Alfredo Catalani
Giovanni Foiani (Bass),
Magda Olivero (Soprano)
Laura Zanini (Mezzo Soprano),
Nicola Zaccaria (Bass)
Ida Farina (Soprano)
Amadeo Zambon (Tenor),
Silvano Carroli (Baritone)
Conductor: Ferruccio Scaglia
Orchestra/Ensemble: Bergamo Teatro Donizetti Orchestra
Bergamo Teatro Donizetti Chorus
Date of Recording: 10/09/1972
Live Donizetti Theater, Bergamo, Italy
・歌劇 《ワリー》
マグダ・オリヴェロ(ソプラノ)
ニコラ・ザッカリア(バス)
ほか
フェルッチョ・スカーリャ(指揮)
ドニゼッティ歌劇場管弦楽団&合唱団
録音 1972年10月9日 ベルガモ ライヴ
指揮者のスカーリャ(1929-1979)はなじみのない指揮者。
ネットに詳しい紹介のサイトがあった。
手持ち唯一の全曲盤でこのオペラについて十分理解しているわけではないけれど。
演奏はライヴということを差し引いても雑然とした印象。
タイトルロールのソプラノのオリヴェロは第一幕の最初のあたりのコケティッシュな歌声がなかなかよいとは思ったものの、有名なアリア「さようなら、ふるさとの家よ」となるとカラスやテバルディを聴いてしまっているだけに分が悪い。
カタラーニの音楽は、第一幕のホルンの活躍や、第2幕の最後辺りのクライマックスにベートーヴェンの交響曲第7番フィナーレに非常に似た部分があって歌詞がわからなくても楽しめるもの。
録音は1972年とはいえほとんどモノラルに近くレンジも狭い。
海賊版かしらん?
Youtubeは映画「ディーバ」の場面から。
最近のコメント