ジャンクLP大放出の衝撃
晴れのち曇り、暑さ再び。
南からは台風が接近中。
ご近所ではこの土日でお祭りや体育祭が予定されているところが多く影響は必至。
昨年は大きな台風が二つも直撃して畑や家に大きなダメージを受けた。
日曜は直撃となり大荒れの気配。
昨年末、所用を済ませ最寄のハードオフに寄ってみるとLPジャンクコーナーに大量の外盤クラシックレコードを発見!!
ほとんどが一枚あたり税込み108円均一。
思わず立ち竦むほどの量だった。
これほどの規模の投げ売りLPは自分の音盤遍歴の中で過去2度くらいしかない。
内容は非常に多彩。
古くはギョーム・ド・マショー、ヴィクトリア、モンテヴェルディ、から近代のメシアン、ルトスワスキ、シュトックハウゼンあたりまで。
その他ベンダやヴァンハルらのボヘミアの作曲家やモニューシュコの管弦楽曲集、
クルト・ワイルの「三文オペラ」の原作となったJohn Gay原作の「乞食オペラ」
全曲盤。
史上初のオペラ、ヤコポ・ペーリ作曲「ダフネ」全曲など。
他にポーランドの古い聖歌集や現代作曲家たちの作品。
演奏家は指揮者ではトスカニーニを筆頭にイタリアの巨匠のオンパレード。
ガリエラ、パターネ、プレヴィターリ、グイ、エトセトラ。
ヒストリカルものではフリッツ・ブッシュやR.シュトラウスの自作自演で珍しくもベルリン放送響を振った録音など。
ロシアの指揮者、ガウクのハチャトウリアン作曲「スパルタクス」世界初録音。
(ガウクは後にステレオでの再録音がある)。
レヴァインの「トゥーランドット」の映像で。70歳にして老皇帝役を演じたテノールのユーグ・キュエノーの歌う中世の吟遊詩人たちの作品集ウエストミンスター盤など。
まさにお宝ザクザク状態。
発売時期は60年代が中心で最も新しいものでも70年代半ばあたり。
イタリアとポーランド盤が中心でほとんどが見たこともないレーベルだ。
中でもイタリアの名匠ヴィットリォ・グイによる、ブラームスの交響曲第4番とモーツァルトの交響曲第40番の1975年ラスト・コンサートライヴのLP2枚組を見つけたときは歓喜雀躍。
クラシック以外では外国の著名な政治家や文学者のスピーチ集や有名俳優による朗読のレコードも。
持ち主は相当な手練れのクラシックリスナーで外国語に堪能な人だったのだろう。
イタリア盤、そして声楽曲が多いのはイタリア在住で歌を学んでいた人かもしれない。
などといろいろと想像がふくらんでいく。
手持ちのダブリ以外はほとんど買い占めてレジに運ぶと、若い女性の店員が驚いていた。
店の台車を借りて車まで運ぶ久しぶりの大人買い。
その後つい最近まで断続的に同じ所有者と思しき輸入LPが出ていた。
以後一年近くが経過、ようやく出尽くした感有り。
Youtubeはグイ指揮のモーツァルト「フィガロの結婚」序曲
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