オーディオ店主との会話
台風の置き土産の猛暑で今日も最高気温は35度越え。
夜遅くに雷雨。
この猛暑の中、千葉県などで停電が続く。
昨日のお通夜は近所のお年寄りで享年96歳。
つい最近ポコとの散歩の時に出会い挨拶をしたばかり。
穏やかで品のあるおばぁさんだった。
ここ2~3年で身の回りの多くの人が逝ってしまった。
ご老人だけではなく親しくしていた大学の同級、高校の先輩、後輩。
自分もこのような年齢になったのだと思うと同時に、溜めこんでしまった音盤の山を目の前にして茫然となる自分。
未聴盤はほとんどないけれど、イコライザーカーヴで音が劇的に変わることを知ってしまった今、果たして全てを聴き直す時間はあるのだろうか・・・・
先日、長い付き合いの中古レコードも扱っている市内の老舗オーディオ店の店主さんと話をしていたら、
「オーディオは全く商売にならない。今の若者はじっくり音楽を聴くことはないからね。
店に来る人は、かつてこの店で売った高級オーディオや手持ちのレコードの処分の相談ばかりだよ。」
大型高級スピーカーがずらりと並び、無造作にダンボールに入ったさまざまなジャンルのレコードが床と壁にぎっしりの店内。
「クラシックは売れない。好きなレコード持って行っていいよ。」
「えー・・・」
かつてならば狂喜乱舞する話だが、店内のレコードの山を見てげっぷが出そうになった。
それでもしばらくパタパタとレコードを見て、ボド指揮読売響の来日時録音とフィードラー指揮ボストンポップスのシチェドリン版「カルメン」の2枚の持ち帰り。
フィドラー盤は当時のアメリカの著名打楽器奏者を総動員した録音。
「もっと持って行っていいよ」
イコライザーカーヴの話をしたらすごく興味を示していた。
「また来ます。こんどフォノイコライザーを持ってくるから一緒に聞いてください」
と言い残し店を出た。
Youtubeはシチェドリン版のカルメン
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コメント
ううむ、やはりオーディオショップの店主でもEQカーヴのことを知らないのですね。真実を知ってショックを受けなければ良いのですが。
投稿: ぶりちょふ | 2019年9月11日 (水) 19時55分
薄々気にはなっていたようです。
が、メーカー側からこの件については何も情報がない、と言っていました。
投稿: 山本晴望 | 2019年9月11日 (水) 20時59分