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2019年9月13日 (金)

レコードコンサートは中秋の名月

今日は中秋の名月、残念ながら曇り空で月は見えない。

 

台風15号は意外なほどの多きな被害を与え、千葉県では未だに多くの地域が停電中。

これほどの長期の停電は東日本大震災以来だという。

 

県内でも台風の通過が近かった東伊豆で被害が出た。
伊東市などの一部では未だに停電中。

 

ライフラインを断たれると全くのお手上げだ。
ましてやこの暑さ。
現地の人々、懸命の復旧に当たっている東電の人たちの事を思うと心が痛む。

 

 

夜は市民文化センターの依頼でクラシック・レコードコンサートの解説。

 

仕事を早めに切り上げ会場の沼津市民文化センターへ。

今回は「中秋の名月」にちなみ蓄音機を持ち込み、月と空に関係する音楽を取り上げた。
機材は前日に運び込んでおいたので多少の余裕。

 

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けれども今回の1927年製のコロンビアグラフォノーラ蓄音機。
何せ90年前のものなので本番で正常に動くか最後まで心配だった。

バックアップ用に中国製のSPも再生可能なポータブルプレーヤーも持参。

 

奇しくもSP,LP、CD3種の音盤の聴き比べとなった。

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SPは

パデレフスキーの弾く「ラ・カンパネッラ」
「月光」ソナタ第一楽章

マレシャルのチェロで「荒城の月」

マリアン・アンダースンの歌による「故郷の空」

バックハウス若き日の「幻想即興曲」など。

 

最初の掴みとして隣町の三島の農兵節の原曲とされる「野毛節」も紹介。

いずれも1930年代の録音。

 

今回イベント告知が遅れて入りが心配だったものの、地方紙二紙が取り上げてくれたおかげで客席はほぼ満席。

 

予想通り年配の方が多かった。

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中に蓄音機に詳しい方がいて「針大丈夫ですか?」と聴かれた。

 

通常面が変わる毎に針を替えるのが今回時間の関係もあり怠っていた。

 

・・・・冷や汗

最後のバックハウスでは音に歪が出ていた。

 

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他にはバーブラ・ストライサンドの歌うドビュッシー「美しき夕暮れ」

 

ヴェデルニコフの弾く同じくドビュッシーの「月の光」

 

ヴェデルニコフでは使用ピアノのブリュトナーについて4本弦のアリコートシステムによる独特の響きも解説。
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休憩中にかなり質問もあって、いろいろと準備に骨が折れたけれども充実した2時間余り。

 

youtubeはバーブラ。ストライサンドの「美しき夕暮れ」

 

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