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2019年10月に作成された記事

2019年10月30日 (水)

秋の夜長のボエームの会、今宵はきのこ汁に金目鯛

本日快晴。

 

朝は冷えた。
日中気温が上がるとの予報通りに本日の最高気温22度。
湿度も低く過ごし易い1日。

 

今日は早めに家を出て母を病院に送りながらの出勤。

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昨晩は定例ボエームの会。

場所は三島の小料理「はちまき」で。

 

仕事を早めに切り上げ駅に走る。


18時08分沼津発宇都宮行きに乗り三島下車。

 

とぼとぼと下り坂を歩いて到着。

 

店の囲炉裏部屋には良いにおい。

 

メンバーはいつもの4人。

 

既に皆は宴の中。

 

鍋は秋の味覚「きのこ汁」。
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葱の合間に良質の豚肉の塊が浮き沈みしていた。

 

酒は「初亀 秋あがり 本醸造原酒」、「菊水の辛口 本醸造酒」、
「越乃景虎  名水仕込 特別純米酒」、「天虹 大竜爪 番外 特別純米生貯蔵酒 限定600本」の4本。

 

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身がぷりっと引き締まった「金目鯛の煮付け」が絶妙の味付け、これが絶品。


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〆は「はちまき」裏メニューのカレー。


今回はフランスパンにトッピングしていただきました。


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近況、最近の出来事芸術談義など、楽しい会話で盛り上がりながらの秋の宵。

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2019年10月28日 (月)

10月東京音盤購入記

10月も早くも最後の週。
今年も残り少なくなった。

 

本日は休みで午前中は庭の柿を採ったりしていた。
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午後は役員になっているお寺の行事に出席。

 

今月東京での音盤購入の備忘録。

昨年から今年にかけて地元ハードオフでクラシック輸入レコード1枚100円大放出に遭遇。

 

東京の中古CDショップのレコファンやディスクユニオンに行ってみると レコードも含めCDなどの記録媒体の大幅安売りは全国規模のようだ。

ヤフオクを見てもほとんど動きはない。
ただしオリジナル盤の状態の良いものはかなりの高値が付いている。

 

自分は未知の演奏家や作品、演奏がよい状態で聞ければよいのでオリジナル盤にこだわりはない。

最近はEQカーヴの妙を知り国内再発盤でも十分良い音で記録されていることを知ったので、音に関してはなおさら初期盤への興味は失っている。

今年は知人や紹介されて数人の方から良質なコレクションを譲り受けたので、完全に供給過剰状態。

 

それでも上京すると中古音盤屋に足が向いてしまう。

 

今回も渋谷のレコファン、御茶ノ水ディスクユニオンに寄ってみた。

 

東京の中古レコード店もずいぶんと様変わりした。

 

若い頃の主な購入源だった「数寄屋橋ハンター」は今世紀早々に姿を消した。

高田馬場のタイムも仙台に行ってしまいネット通販専門になってしまった。
御茶ノ水マーブルディスクはまだ健在なのだろうか?

 

若い頃、地方に行くたびに「全国レコードマップ」片手にその地の中古レコード店を探して回ったのも懐かしい思い出だ。
中古レコードショップも地方によってそれぞれ異なるカラーが有るのが面白かった。

 

 

まず最初に渋谷レコファンへ。

5枚以上買うと一枚あたり200円引き。

最初にざっとLP新入荷コーナーを見る。
値札は安いもので700円。

これはと思うものはそれなりの値段。
全体に価格が高めだ。

他にセット物その他LPを見てもさほどのものはない。

そこでここではCDに絞ることにした。

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新入荷コーナーではフルネ指揮オランダ放送管ほかによるベルリオーズ初期合唱曲集DENON盤。
カンタータ「帝国」op.26などベルリオーズの未知の作品を集めたもの。1987年録音。

 

遠山慶子の弾くドビュッシー、前奏曲集第2巻。CAMERATA盤。

遠山慶子の弾くドビュッシーでこの巻のみ未架蔵だった。
今回の購入で最も高価な買い物で1240円。

 

CDコーナーを物色していて、ベルティーニのチャコフスキーの交響曲第5番が9千円を超える値段にビックリ。
このCDは聴き比べ候補のためにストックしている自宅の棚にもあったはず。

 

ファイン・アーツ金管五重奏団によるバッハの「フーガの技法」

 

ダウンズ指揮のレスピーギ、ベルファゴールほかのシャンドス盤

 

500円以下格安コーナーからは、バルシャイ指揮のハイドン、「軍隊」ほかのYedan盤

 

フランスのホルン奏者 D.デュバルのモーツァルト、ホルン協奏曲全曲

 

ラフマニノフの「聖金口イオアン聖体礼儀」全曲の2枚組

 

デ・ブルゴス指揮ロンドン響のベートーヴェン、交響曲第5番と第7番Colins盤。

 

ベロフとコラールによる4手のためのフランス作曲家の作品集。国内EMI盤など
以上200円引き。

 

店を出て道玄坂の名曲喫茶「ライオン」でしばしのコーヒーブレイク。

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そしてお茶の水ディスクユニオンへ。

 

ユニオンでは500円以下LP5枚買うと半額セール中。

 

楽譜コーナーを見た後にLPコーナーへ。

レギュラーコーナーから往年のフランスの名指揮者アンゲルブレシュトとデゾルミエールのフランス国立放送音源からラヴェル、ベルリオーズ、ミヨー、ブーレーズらの演奏。
1524円の30%引き。

これがこの店での今回一番高価な買い物。

続いて来年の定演のメイン曲、チャイコフスキーの交響曲第1番の研究用としてロシアの指揮者、コンスタンチン・イワーノフ指揮ソビエト国立響メロディア盤。

 

以上はレギュラーコーナー

 

380円から500円コーナーからは

バルトークとコダーイの合唱曲集HUNGAROTON盤

同じくHUNGAROTON盤でブタペストの奏者たちによるストラヴィンスキーの「兵士の歌」組曲と「日本の3つの抒情詩」。

ストラヴィンスキーではワルター・ゲール指揮オランダフィルの「火の鳥」カップリングはファリャの「恋は魔術師」組曲

この火の鳥はおそらくコンサートホール音源。

 

ブリテンの祝典テ・デウム、ほかコルドンシンガースほかのARGO盤

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マルセル・デュプレのフランクとメシアン、オルガン曲集、フォノグラム盤。原盤はマーキュリー音源。

 

フランスバロックの作曲家、フランクールの作品、パイヤールの指揮エラート原盤日本コロンビア盤。

 

フランスの名バリトン、パンゼラの歌う歌曲集仏レファランス盤が2枚組で500円。

 

そのほかCDではギリシャの指揮者アブラヴァネル指揮ユタ響によるチャイコフスキー、交響曲全集、Vangurdから出ているCD5枚組。794円の10%引き。

 

オーマンディー指揮チャイコフスキー交響曲第1番から第3番までのCD3枚組国内盤など。
Youtubeはチャイコフスキーの交響曲第1番、シモノフ指揮モスクワフィル

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2019年10月26日 (土)

スラトキン4度目の展覧会の絵

本日快晴。
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今朝は富士山がくっきりと見えた。


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庭の金木犀が満開で甘酸っぱいような芳香が漂っている。

 

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ポコは今日も元気です。

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ばっちりとカメラ目線。

 

朝、バッテリー交換に出していた整備工場のSさん宅に行き車を受け取ってきた。
沼響創設メンバーのSさんの御母堂としばし立ち話。

 

その後は契約しているケーブルテレビの感謝祭とやらで、家内とプラザ・ヴェルデに行っていた。

豪華粗品進呈。

粗品は牛肉だった。

 

昼食は隣町の老舗ステーキレストラン「毎日牧場」

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1年に2~3度ほどしか行かないがランチステーキが小ぶりになった。

 

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ここはサラダバーのカレーがうまい。

 

今日はサイドメニューのカニークリームコロッケをオーダーしてみた。

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これは大きくてなかなかよかった。

 

 

スラトキン指揮リヨン管による「展覧会の絵」を聴いた。

 

NAXOSのプロジェクト、未出版作品も含めたラヴェル管弦楽曲全集中の第3集で ラヴェルによる他の作曲家の作品のオーケストラ編曲を集めたもの。

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1. シャブリエ:10の絵画風小品より『華やかなメヌエット』
2. ドビュッシー:サラバンド
3. ドビュッシー:舞曲
4. シューマン:謝肉祭 Op.9より
 第1番:プロムナード
 第16番:ドイツ風ワルツ
 第17番:間奏曲-パガニーニ
 第21番:ペリシテ人と戦うダーヴィト同盟の行進

5. ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』
 
レナード・スラトキン(指揮)
 フランス国立リヨン管弦楽団
 
 録音:2013年10月22-26日(1)、2013年9月18-20日(2-4)、2012年11月26-29日(5)
 録音場所:フランス、リヨン、オーディトリウム(1,5) リヨン国立音楽院(2-4)
 

スラトキンとしては実に4度目の「展覧会の絵」録音。

ラヴェル編とはいえスラトキンはかなり手を加えていて、楽器のバランスを含めて他の数多の演奏と比べて多くの異なる部分がある。

 

スコア片手に聴いたわけではないが、強弱記号などはラヴェルが参考にしたリムスキー=コルサコフ校訂版のピアノ譜ではなく原典版ピアノ譜を参照している気配もある。

 

その証として「ヴィドロ」はffで開始。

さらに「サミュエル・ゴールデンベルクとシュミイレ」ではドレドシでなくドレシシで終わる。
これは原典版の顕著な特徴だ。

 

ラヴェルがオーケストラ化した際に省略した、5番目のプロムナードをスラトキンの自身の編曲で加えている。

この編曲は金管楽器のコラールで始まり途中から弦楽器が加わるもの。

ラヴェルのような閃きは感じられないが一連の流れの中で違和感はない。

 

ラヴェルが省略した「卵の殻をつけた雛の踊り」の最後の部分、ラヴェル版では
1回しか鳴かない終結部のコケーッコと鳴く部分はピアノ譜のとおり2回鳴く。

 

他に「キエフの大門」でのティンパニーの付加など、完璧ともいえるラヴェル版にかなり手を加えている。

 

ボド時代のリヨン管はフランスのローカル色の残るオケだったけれども、このCDを聴くかぎりでは、暖色系の響きを残しながらもインターナショナルな機動力を備えたオケと化している。

ちょっと寂しい。

 

演奏そのものは蒸留水のような無味無臭の響きもあって、安全運転に終始した無難な出来。

Youtubeはリムスキー=コルサコフ&トシュマロフ版の「展覧会の絵」

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2019年10月24日 (木)

本日の練習、本番まであと一週間余り

曇りのち雨。
遥か太平洋上の台風21号が低気圧を刺激して東海関東に大雨の予報。

先週ハードオフで800円で購入した母のテレビリモコンは三日で反応しなくなった。

結局ネットで互換機を購入するという回り道。

 

木曜夜は文化センター大ホールでオーケストラの練習。
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本番まであと1週間余り。

今回は曲順にざっと全曲を通した。

「金と銀」の単純な後打ちが意外と難しい。

最近この年になってホルンの面白さがわかりかけてきたような気がする。
いつまでホルンを続けられるのか。

 

練習が終了し車に乗るとエンジンがかからない。

やはりバッテリーがだめのようだ。
新車を購入し3年余り。

こんなに早くダメになるのだろうか?

 

家内に迎えにきてもらおうかと考えた。

が、迷った末に昨日来てくれた整備工場のSさんに電話すると遅い時間なのに奥さんと一緒に直ぐに来てくれた。

 

Sさんのご両親は沼響の創設者にしてお父様は初代団長、アマチュアオーケストラの雄「新交響楽団」の創立時のメンバーでもあった。

温厚な人柄で多くの人たちに慕われていたが不慮の事故で急逝してしまった。

 

息子夫婦さんは沼響とは関係していないが、引き続き私とのお付き合いは続いている。

 

結局バッテリー交換ということになりそのまま代車をお借りして帰宅した。

 

Youtubeはオロスコ=エストラーダ指揮の「ルスランとリュドミュラ」序曲

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2019年10月23日 (水)

グレゴリー・ソコロフのショパン

今日は晴れて秋の空。

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今年は季節の流れが遅く、昨日は平年より22日遅い富士山の初冠雪。
庭の金木犀も今頃咲いている。

 

それでも天体の運行は不変。
昨晩遅くには東の空に冬の星座オリオン座が見えていた

 

朝、出勤しようと車に乗るとエンジンがかからない。????

 

やむなく懇意の整備工場屋Sさんを呼び見ていただいたらバッテリーが上がっているという。
今の車を購入して3年ほど、半ドアでもなかったしSさんも首を傾げていた。

 

ということで本日遅れての出勤。

 

今日はロシアのピアニスト、グレゴリー・ソコロフのショパンを聴く。

 

曲はピアノ協奏曲第1番。

 

ソコロフは16歳でチャイコフスキー国際コンクール優勝の天才肌のピアニスト。
その後着実にキャリアを重ね今や巨匠の域。

 

以前聴いた2005年のシャンゼリゼでのライヴのDVDには強烈な印象を受けた。

 

数度の来日を重ねているが90年代の来日を最後にばったり来なくなった。

近年はコンチェルトも演奏していない。

 

聴いたのは1977年独逸オイロディスクへのスタジオ録音。

 

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ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op. 11

 

 グリゴリー・ソコロフ (ピアノ)
 ヴィトルド・ロヴィツキ (指揮)
 ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団

 

録音時期:1977年11月
録音場所:ミュンヘン、ビュルガーブロイ

 

録音時ソコロフは27歳。

高音部の美しさが印象的な悠然としたテンポの老成した演奏。

弱音部の緊張感と不純物が皆無の研ぎ澄まされた音は今のソコロフに共通する音。

現在の巨匠ぶりを知るだけに、演奏の奥につかみどころのない巨大さが感じられるのも事実。

ポーランドの名匠ロヴィツキのサポートも雄弁な出来だ。

 

EQカーヴはAESで聴いた。

 

Youtubeはソコロフの弾くバッハ、フランス風序曲

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2019年10月22日 (火)

即位の礼の虹、富士山初冠雪そしてモーツァルトのホルンコンチェルト

台風は温帯低気圧に変わり昨晩は雷を伴う激しい雨。

雨は明け方には上がり即位礼の日の朝。

ポコとの散歩のひととき。

ポコが急に立ち止まったのでふと北の空を見ると、愛鷹山が虹色に染まっていた。

 

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数分で消えたがそのあとに雪を被った富士山が一瞬見えた。

 

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初冠雪。
ほんの数分の出来事。

 

令和の時代が平和で災害のない世になりますように。

 

こちらは別の場所からの初冠雪。72964565_2455147657933830_28525424513594

 

その後家内のスマホを受け取るために昼前から「ららぽーと」に行っていた。

凄い人出で帰宅は4時過ぎ。

 

 

今日はモーツァルトのホルン協奏曲。

最初にパリ管の首席ホルン奏者だったジョルジュ・バルボトゥー。

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モーツァルト/ホルン協奏曲全集
 ・ホルン協奏曲第1番ニ長調K412&514
 ・ホルン協奏曲第4番変ホ長調K495
 ・ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
 ・ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417 
  
ジョルジュ・バルボトゥー(ホルン)
   ローラン・ドゥアット指揮
   パリ・コレギウム・ムジクム合奏団

 

70年代に日本コロンビアから廉価盤パルナス1000シリーズで出ていたLP.

ドイツやアメリカのホルンよりも暖色系の音、けれどもクリュイタンス指揮のパヴァーヌで聴かれる名手ルシアン・テーヴェのヴィヴラートたっぷりのフランス系のホルンの音とは異なる音だ。

かつて管楽器の音楽雑誌「パイパーズ」のバルボトゥーのインタヴューで、明るくヴィヴラートをつけたフランスの管楽器独特の音は20世紀最初の一時的なものだった
というような記事をだいぶ以前に読んで気になっていた。

 

他の何種類かの演奏を聴いてみた。

いずれも70年代にLPで出ていた古いもの。

ウィーン響のホルン奏者だったミュールバッハーのホルン。

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モーツァルト/ホルン協奏曲全集

・ホルン協奏曲第1番ニ長調K412
・ホルン協奏曲第4番変ホ長調K495
・ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417 
・ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447

  エルネスト・ミュールバッハー(ホルン)
  フランツ・バウアー=トイスル指揮
  ウィーンフォルクスオパー管弦楽団

こちらはバルバトゥーと同じ日本コロンビアの廉価盤シリーズでダイアモンド1000シリーズから出ていたLP.VOX系の音源から。

ダイアモンドシリーズは、仏ムジディスクやエラートといった幾分ハイクラスな音源を使用したパルナスシリーズに比べてバジェット感が強かった。

主な演奏家は廉価盤の帝王と言われたハンス・ユルゲン=ワルターのものが多かった。

 

ミュールバッハーの音色は幾分太くて朴訥で素朴な音、この音はウィンナホルンを使用しているのかもしれない。

そしてデンマークのホルン奏者リンダーのホルン。

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モーツァルト/ホルン協奏曲全集
 ・ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
 ・ホルン協奏曲第4番変ホ長調K495
 ・ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417
 ・ホルン協奏曲第1番ニ長調K412
  
アルベルト・リンダー(ホルン)
  ハンス・スワロフスキー指揮
  ウィーンフォルクスオパー管弦楽団

アマデオ原盤で国内ではTRIOから出ていた。

演奏はきっちり優等生的なところはあるけれども、のびのびと歌っていてテクニックも申し分なし。
音も品があって美しい。

スワロフスキーの伴奏も良くてミュールバッハー盤と同じオケとは思えないほど。

この曲のスタンダードとして誇れる名演だと思う。

Youtubeはバボラークの吹くモーツァルト、ホルン協奏曲第1番

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2019年10月20日 (日)

本日の練習、本番近し。

再び台風が接近中。

またもや至近距離を通過する気配。

家の修理は台風が過ぎてからしよう。

こんな状態なので、やっとセットできた木造築90年の母屋の雨戸は出したまま。

 

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雨の合間の晴れた日曜日には畑の落花生を収穫したりしていた。

今年はタネの選択に失敗して小粒だった。

 

そろそろサツマイモも採れそうだ。

 

夜は文化センター大ホールでオータムコンサートに向けての練習。

曲は歌劇「フィガロの結婚」序曲、歌劇「ルスランとリュドミュラ」序曲そのほか。

 

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ラグビーワールドカップが気になりながらのホール練習。

モーツァルトは多少まとまりが出てきたので吹いていて楽しくなってきた。

 

73067642_1449354701885371_68201282961733 グリンカはまだまだ荒いまま。

 

後半は場所をリハーサル室に移して金管セクションでガブリエリ。

 

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ガブリエリは響きやすい曲なので、各楽器のピッチがぴたりと合った時はオケとはまた異なる快感。

 

本番は近い。

 

Youtubeはリュートによるガブリエリ

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2019年10月19日 (土)

再び音盤大人買い、ヴィンダーリヒの歌う「第九」

低気圧が停滞、金曜夜から激しい雨。

 

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朝の狩野川は再び増水していた。

 

河川敷には上流から流されてくる小魚を狙う白鷺が群れている。

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我が家の台風被害は昨年ほどではないけれども、雨樋のいくつかにダメージがあったらしく屋根のおかしな場所から雨水が垂れている。

今週火曜日は休みで、午前中に契約しているケーブルテレビ局が4K対応の工事をするというので立ち会っていた。

 

電柱を工事するような作業車で来て屋根付近の電線を加工していた。

作業車を見ているうちに閃いた。

 

「すいませーん、そこの雨樋見ていただきますか?」

「わかりました。外れているので直しておきます」

「ありがとうございます。」

 

大きく外れているところを直していただいた。

工事は2時間ほどで終了。

 

母親の部屋のテレビリモコンが壊れてしまったので、クリニックへ定期健診のついでにハードオフによりリモコンを物色。
幸い同じメーカーのものが見つかったが800円。
高いな。

ソニーやパナソニックのリモコンは100~200円なのにアクオスは高い。

レジに持っていくと消費税込みで880円。

メーカー正規品は高いけれども他社の対応リモコンが新品で1000円。

微妙なところだ。

今月からレジ袋代5円だということになっていた。

「袋は結構です」

 

 

帰ろうと車に乗りかけたけて、ついでにレコードコーナーを覗いてみようとUターン。

 

昨年暮れからの怒涛のクラシック外盤LPジャンク品大放出もこの夏で収束した気配だったので、ここしばらくハードオフには来ていなかった。

大して期待せずにジャンクコーナーに行くと、再びまとまった数のクラシック輸入LP群を発見!

「あ!」思わず声を出してしまった。

 

店員が興味深げにこちらをじろじろと見ているのが視界の端に入ってきた。

しかもほとんど100円。

どうも手放した方の音盤は無尽蔵のようだ。

お店もあまりの数の多さに諦めて100円均一にしてしまった様子。

 

パタパタとレコードを漁る。

目に付くのは独テレフンケンの古楽シリーズ「ダス・アルテ・ヴェルク」の一連のLP。

 

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全てドイツプレスのSAWT規格のもので、テレフンケンの別ブランド、ノイマン製のマイクとカッティングマシンを使ったロイヤルサウンドのマーク付きの非常に音の良いもの。

 

今回はベートーヴェンが多い。

交響曲の有名どころではトスカニーニはすでにあるのでパス。

フルトヴェングラーがローマのRAIオーケストラを振ったCetra盤から2枚とバルシャイ指揮で1,6,7,8番。

 

他にグローヴス指揮の「田園」。

フェレンチク指揮チェコフィルの4番スプラフォン盤など。

 

その他マイナーな指揮者達の「第九」が数枚あって、ウィーレン、ヴロンスキー、デーゼンハウス、ケストナーら。
オケはヴィスバーデンやシュトゥットガルト、ブルノのオケ。
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この中では実演を聴いたヴロンスキーしか知らない。

 

ディーゼンハンスの第九はステレオ表記になっているが1955年7月の録音でオリジナルは独Intercord原盤のモノラル。

合唱はおろかソリストの記載のないおかしなものだが、実は前年にオペラデビューしたばかりの名テノール、フリッツ・ヴィンダーリヒがソロとして加わっている非常に珍しいもの。

ヴィンダーリヒはこの年にシュトゥットガルト歌劇場に契約したばかりでおそらくヴィンダーリヒの最も初期の録音だと思う。

 

ヴィンダーリヒの「第九」はクレンペラーとの1960年ウィーンライヴと、ディーン・ディクソンの1962年のライヴがあるが、スタジオ録音としては唯一のもので最も古い録音。

 

コンチェルトでは、フルトヴェングラー時代のベルリンフィルのコンマスだったジークフリート・ボリスのソロのヴァイオリン協奏曲。

マックス・レーガーのスペシャリストとして知られるエリック・テン=ベルクのピアノ協奏曲第5番「皇帝」とピアノソナタ数曲。

伴奏はいずれもフリッツ・リーガー指揮のミュンヘンフィル。

 

バルヒェットカルテットによる弦楽四重奏曲など。
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他にベートーヴェン以外の交響曲ではハイティンク指揮ロンドンフィルのショスタコーヴィチの第15番、プレヴィン指揮ロンドン響のチャイコフスキーの交響曲第2番。

 

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フランスの名指揮者アンゲルブレシュトによるラヴェルで「マ・メール・ロア」「スペイン狂詩曲」「ダフニスとクロエ」のデュクレテ・トムソン盤。
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映画音楽界の異才バーナード・ハーマン指揮によるクルト・ワイル、ミヨー、ストラヴィンスキー。

これはジャケットも魅力的なもの。
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オーストリアのピアニスト、ロジャー・ウッドワードの弾く武満徹のピアノ曲WERGO盤。

 

ブルーノ・マデルナ指揮のペンデレツキ、ノーノなどエトセトラ。

 

思わぬ展開に完全にハイなってしまい1枚100円とはいえ冷静さを欠いての大人買い。

 

あまりに大量なので有料袋をお願いした。

 

Youtubeはヴィンダーリヒの歌うシューマン「詩人の恋」

 

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2019年10月16日 (水)

テミルカーノフ指揮読響のチャイコフスキー、交響曲第5番

曇り朝のうち雨。
気温は下がり月曜に横浜で買ったハーフコートを着て出勤

 

月曜の横浜行き、横浜美術館のあとの昼食は東急スクエア地下の中華「香家」で坦々麺

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直ぐ隣の店は回転寿司「沼津港」

食事を済ませ、みなとみらいホールに向かう。

 

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ロシアの巨匠ユーリ・テミルカーノフ指揮のチャイコフスキーの交響曲第5番をメインとするもの。
オケは読売日本交響楽団。

今月は奇しくも小林研一郎の「カルミナ・ブラーナ」に引き続き2度目の読響。

 

スヴェトラーノフとロジェストヴェンスキー亡き今、ロシアの巨匠と言えばフェドセーエフとテミルカーノフ。

フェドセーエフは何度も聴いているのでこの演奏を聴く為に横浜へ。

 

翌15日のサントリーホール公演は完売。

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・ヴァイオリン協奏曲    :シベリウス

・交響曲第5番ホ短調    :チャイコフスキー。

 

ヴァイオリンソロは未だ20代の俊英エマニュエル・チェクナボリアン。
個性的な演奏を聴かせるアルメニアの指揮者ロリス・チェクナボリアンの息子だという。

 

客演コンミスはベルリン・コンツェルトハウス管の第1コンサートミストレルの日下 紗矢子。

彼女は12月にベルリン・コンツェルトハウス室内管を率いて沼津にやって来る。

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今回自分の席は2階左側ステージの真上。
ちょうどホルンセクションの真後ろで、指揮者も斜め右正面から良く見える位置だ。

自分がオケで吹いている位置に近いのがありがたい。

 

そして最初はシベリウス。

チェクナボリアンはシベリウス国際ヴァイオリンコンクールで2位となっている。
シベリウスを得意としているのだろう。

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テクニックは問題ない。

音色に適度な艶と粘り気があるのがこのヴァイオリニストの個性なのだろうか。

楽器は1698年製のストラディヴァリウスだという。

だが音楽への切り込みが浅いように思う。

この曲は過去にロンドン響の来日公演で同じ年頃の若き日の五嶋みどりで聴いている。

 

その時の五嶋みどりにあった挑戦的な鋭さとホール全体に拡散していくようなエネルギーの放射はこのヴァイオリニストには、ない。

さらに2年前にはラ・フォルジュルネで竹沢恭子の入魂のシベリウスを聴いている。

あれは本当に凄かった。

 

チェクナボリアンはよくも悪くも優等生的で、ある種のひ弱さを感じさせる。

オケも第2楽章終盤で一部乱れを感じさせる場面があった。

 

アンコールはヴァイオリンソロで「浜辺の歌」。

美しい音色でしっとりと叙情豊かに歌わせていて、これはよい。

 

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休憩のあとはチャイコフスキー。

高まる期待でホール内には指揮者の登場前から独特の雰囲気が漂う。

 

やがてテミルカーノフの登場。

シーンと静まり返った会場にオケも緊張気味。

自分の席からは指揮棒を使わないテミルカーノフ独特の指揮がよく見える。

 

テミルカーノフが俯きがちに両手を合わせて拝むような姿勢のまま静かに両手を下ろすと、ごく自然に曲が始まった。

へぇー!これは凄いな、指揮者とオケの以心伝心の姿。

まるで蕎麦打ち職人のような手の動き。

左手が実に雄弁だ。

 

シベリウスの時とはオケの響きがガラリと変わったのにも驚いた

ホルンセクションの真後ろの席、しかもチャイコフスキーの第5番は何度も自分が演奏している曲なのであたかも演奏しているような気分。

各ホルン奏者の右手の動きも良く見えた。

シベリウスもチャイコフスキーもゲシュトップの部分があり、良く見ているとシベリウスではゲシュトップミュートを使っていたがチャイコフスキーの第3楽章では使っていなかった。

 

持ち替えのタイミングや音色の選択の関係の理由があるのだろう。

 

手馴れたチャイコフスキーでありながらテミルカーノフは終始スコアを見ている。

時として熱くなりがちなオケを引き締めながら壮大なチャイコフスキーを構築。

客席も息を呑んで聴いている様子が伝わってきた。

 

テミルカーノフの若い頃の演奏には、ある種のあざとさが感じられてあまり好きではなかった。

初めて聴いたテミルカーノフの実演、オケが十分に鳴るように効果的に書かれた楽譜の中で、何もしなくても効果的に響く部分は自然に流し、強調したい部分はきっちり指示を出すという全てを知り尽くしたものの強みと凄み。

 

自然体の中での非常に説得力の強いチャイコフスキー。

演奏会終了後のホールロビーではチョコレートが配られていた。

 

Youtubeはテミルカーノフ指揮のラフマニノフ、シンフォニックダンス

 

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2019年10月15日 (火)

雨の横浜、横浜美術館

日曜の暑さから一転して小雨振る10月半ばの週。

 

気温は下がり10月中旬並みの肌寒さ。

 

台風の被害は東日本の広範囲に及び、犠牲者の数も増え続けている。

 

 

こんな時だけれども、昨日は以前から予定をしていたユーリ・テミルカーノフ指揮読売日本交響楽団を聴くために横浜に行っていた。

 

 

朝、通常の出勤の時間に家を出た。

 

暑かった日曜の感覚のままだったので薄着で家を出たのが失敗の元。

 

駅のホームに立つと肌寒い。
周りを見ると皆さん長袖に上着。

 

自分は肌着の上に長袖シャツ一枚の姿だ。

 

横浜駅には10時30分の到着。

 

横浜も雨。

 

このままでは風邪をひきそうなので、軽いジャンパーでも買おうかと財布に割引券が入っていた横浜駅前の「洋服の青山」に向かうと11時開店だった。

 

直ぐ近くに「ドトール」があったのでここで暖かなカフェモカを飲みながらの時間調整。

 

青山に入って店員に尋ねると、この店はフォーマルが中心らしく、高そうなスーツばかりが並んでいる。
「2階にコートがありますが」ということなので行ってみると、どうみても本格的なコートばかり。

 

かろうじて見つけた半額値札のレインコートはサイズが合わなかった。

 

やむなく薄めのハーフコートにした。
ここで想定外の痛い出費。

 

コートを着てしばらく歩いているうちに今度は暑くなってきた。

 

みなとみらい線に乗りみなとみらい駅へ。
Img_20191014_114349-2 コンサートは2時開演なので近くの横浜美術館に行ってみる。

 

ここでは「オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」展

 

横浜美術館は初めての訪問。

 

最初に無料の「絵でたどるペリー来航」展を観る。

 

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ペリー来航時に同行した画家ヴィルヘルム・ハイネの描いた石版画などと写真家のエリファレット・ブラウン・ジュニアの撮影した写真が展示されている。

 

コンパクトながら非常によくまとまった展示。

 

当時400枚余り撮影されたというブラウン・ジュニアの写真は残念ながら現在6枚しか確認されていない。そのうち5枚は国内に有り、いずれも重要文化財に指定されている。

 

ここでは「遠藤又左衛門と従者」のレプリカが展示されていた。

 

同じブラウンが撮影した写真の現存する6枚のうちのもう一枚は函館にあって、かつて函館に旅行した時に見ている。

 

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ただこの時の函館の展示では日本最古の写真との解説があったが、ペリーの函館滞在は1854年5月17日から6月3日まで、横浜滞在は同じ年の2月13日から4月18日までなので、正確には横浜の写真の方が数か月だけ早いことになる。

 

 

そして「ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」展
Orangerie_ogp パリのオランジュリー美術館の常設展示作品から、画商ポール・ギュヨームコレクション。
の展示。

 

ルノワールをはじめとしてマチス、ピカソ、ドガ、モネ、マリー・ローランサン、モジリアニなど、19世紀から20世紀初めの著名な画家13人の作品を集めたもの。

 

 

画商ポール・ギュヨーム。

 

詩人アポリネールのアドバイスを受け若きモジリアニの才能を見出したことで有名だが幅広い交友は超人的。
個人でこれだけの芸術家たちと深い交友があったことに驚く。

 

ギヨームは42歳の若さで逝っている。

 

72469653_2502101656575873_30817389444092 ここではユトリロの描いたベルリオーズの家やバレエリュッスの「牝鹿」の下絵なども観ることが出来た。

 

会場にはルノワールの「ピアノを弾く少女」に描かれているプレイエル社製ピアノが展示されていてプーランクのノヴェレッテが流れていた。

 

72321466_2502103346575704_76354238218009 長くなったのでコンサートの感想は次回。

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2019年10月13日 (日)

狩野川放水路に助けられる。そしてフーガの技法のことなど

大型台風19号は大きな被害を残しながら北の海上に去って行った。

朝早くに起きて周囲を見回ると、被害は雨樋1本が飛び畑の蜜柑の木が倒れていた。

 

我が家はこの程度だったが、近くのローソンに行くと床に商品が散ばっていた。

茫然と立っているなじみの店主さん曰く、店内が浸水してしまって今日は開店できません。

店の前には稲刈りの済んだ田から流出した藁束が散乱していた。

 

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夜が明けるにつれて各地の被害の全容が明らかになりつつある。

多くの河川の氾濫、そして取り残された人々。

夜になってもその全貌は見えてこない。

 

今朝の堤防からの増水した狩野川の様子。

 

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もう一枚は1週間前の同じカメラアングルからの風景。

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今回は本当に危なかった。

狩野川放水路のお陰で氾濫を避けることができた。

 

狩野川放水路の完成には14年の歳月を費やし総工費は当時700億だった。

この放水路のおかげで救われた命は数知れず。

 

大雨の度に狩野川流域の人々は放水路の恩恵を思う。

 

今日はバッハ。

米centaurのCDでバッハの「フーガの技法」をファイン・アーツ金管五重奏団による演奏を聴く。

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ここでは14のコントプンクトウスにコラールを収録。

バッハの絶筆となった部分はスコアのどおり突然終わる。
そして静かなコラール。

 

柔らかな音色で暖かいオルガンのような響きで広がるバッハの世界。

 

youtubeはグレン・グールドの弾く「フーガの技法」

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2019年10月12日 (土)

台風直撃、そしてスーザとラヴェル

台風直撃の土曜日。


着実に接近しつつあった台風19号は予想通り午後7時前に伊豆半島に上陸。

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台風の目が通過するのを実感するほどの至近距離を通過していった。

ちょいと頭が重いのは気圧が低いためなのだろうか。

 

朝5時ごろ、強い雨音で目が覚めた。

予想では午後あたりから強くなるはずがかなり早い。

ネットで台風の位置を確認するとまだかなり遠い距離だった。
それだけ大型ということだ。

 

超大型だけに関西から東北までの広範囲に影響が出ている。

午後になって隣町に住む叔母が、近くの狩野川の水位が上がって避難勧告が出たということで避難してきた。
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最初近くの避難所に指定された高校に行ったところ、駐車場が一杯で入れなかったとのこと。

今回は長時間激しい雨が続くのが特徴のようだ。

 

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ポコは家の中に避難。

 

台風の目が通過したタイミングでタブレットが突然鳴って驚いた。

すわ!緊急地震速報か!と画面を見ると国土交通省から河川氾濫のおそれを示す緊急速報メールだった。

 

狩野川が危なくなってきたようだ。

 

 

こんな日なので一日家に引きこもり。

雨戸などの養生が終わったのでゆっくり音楽を聞くことにした。

 

時間が有るので長い曲を聞こう。

とリヒターの「マタイ受難曲」を取り出しかけたけれども、自分に受難が降りかかるような気がして止めた。

 

外は暴風雨。

最初はイギリスの軍楽隊、ロイヤルマリーンズバンドのスーザ行進曲集で、ヴォリューム大き目に威勢良く。

 

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手持ちはEMI原盤の国内盤LP.。

きっちり整然、格調高い中にも英国紳士のユーモアを感じさせる適度な演出が心憎い。

 

EQカーヴはColumbia

 

続いてアメリカのピアニスト、レナード・ペナリオのラヴェル。

 

米CapitolによるLPで

 

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・組曲「クープランの墓」

・亡き王女のためのパヴァーヌ

・ソナチネ

・水の戯れ

艶やかで煌びやかなペナリオ独特の音色。

サロン風の雰囲気漂う異色のラヴェルだが、抜群のテクニックと丁寧な歌い回しで楽しめる。

EQカーヴはNABで聴いた。

 

Youtubeはペナリオの弾くラヴェル、「ラ・ヴァルス」ピアノ独奏版。この曲の初録音です。

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2019年10月11日 (金)

巨大台風接近中、そしてハイティンクの宗教改革のことなど

巨大台風19号が接近中。


この台風の規模はかつてこの地沼津を襲った狩野川台風に匹敵するという。

テレビの台風情報では何度も当時のニュース映像が流れていた。

 

60年前とはいえ経験した人の記憶は未だに鮮明。

かつてご近所の老人からは、狩野川上流から流されて来る家の屋根にしがみついた人たちが次々に濁流に呑まれていく様子を助ける術もなく泣きながら見ていたという話を伺った。

 

当時住んでいたわが家では屋根がすっぽり強風に持って行かれ、暴風雨の中を避難した恐怖を母は台風が来るたびに語っている。

予想進路には今回も伊豆半島が完全に入っている。

 

今日は早めに帰宅して築90年の母屋の古い雨戸の調子をみていた。

枠が歪んでしまって何度試しても完全に閉まらない。

うーんダメか・・・

 

 

そのうち雨に煙る裏山の遠くから生き残りのツクツクホウシの鳴き声が微かに聴こえてきた。

まだ生きていたか・・・

 

そして何となく不安を感じながらも聴いた音楽はハイティンクのメンデルスゾーン。

 

曲は交響曲第5番「宗教改革」と序曲「フィンガルの洞窟」。

ハイティンクがロンドンフィルの首席指揮者だった時代の録音で、最初のメンデルスゾーンの交響曲録音。

 

手持ちはフィリップス原盤の日本フォノグラムのLP

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・交響曲第5番 ニ長調 「宗教改革」 Op. 107
・序曲「フィンガルの洞窟」Op.26

  ベルナルド・ハイティンク(指揮)
  ロンドンフィルハーモニー管弦楽団

 1978年録音

この時期のハイティンクはブルックナーとマーラーの交響曲の最初の全集を完成させていて、ロンドンフィルとはベートーヴェンの交響曲全集も録音。

交響曲全集大量製造機の趣があって、当然このメンデルスゾーンも交響曲全集に発展するだろう、と思わせる内容がジャケット解説に書かれている。

 

結局交響曲全集としては完成せず、フィリップスはロンドンフィルとのメンデルスゾーンの交響曲録音のうち第2番のみデビュー間もないリッカルド・シャイーに任せている。


このあたりは何か事情がありそうだ。

 

このハイティンクの演奏では、ロンドンフィルの幾分ふくよかな音色がメンデルスゾーンの交響曲でも古風な味わいの深い第5番にはうまく合っている。

 

書かれた音符をバランスよく鳴らし切る手際の良さでどの曲も一定以上の水準で聞かせるハイティンク。

 

この職人技が各種交響曲全集の録音に繋がったのだろうか。

 

この演奏も多少生真面目で優等生的な印象もなくはないけれども、曲の楽しさと美しさを味わうには十分の出来だ。

 

ハイティンクでは、古い音楽雑誌の若い頃のインタビュー記事にあった「私はたぶんノロマなのです。」という言葉が今でも非常に印象に残っている。

 

謙虚なこの言葉をハイティンクの演奏を聴くたびに思い出す。

 

真面目にコツコツ勤め上げて巨匠の域に達したハイティンク壮年期の記録。

 

壮大にオケを鳴らし切った「フィンガルの洞窟」は交響曲以上の名演だ。

 

EQカーヴはffrrで聴いた。

 

Youtubeは「宗教改革」のフィナーレ

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2019年10月10日 (木)

本日の練習、小ホールでのレハールなど

祝吉野先生ノーベル化学賞受賞。

 

リチウム電池による受賞というわかりやすい内容。
しかも隣町の富士市の旭化成富士支店に吉野研究室があったということを知り、なんとなく親近感。

あの笑顔も良いなぁ。

沼響の団員に旭化成富士支店勤務の研究者がいて昨晩の記者会見の現場にもいた模様。

 

大型台風が接近中。

巨大でしかもこのコースだとある程度のダメージは避けられない。

停電、断水・・・昨年は屋根の一部と畑の物置が破損した。

暴風雨で屋根が飛ぶのだけは勘弁願いたい。

 

母が心配性で南海トラフ巨大地震に備え、我が家では乾パンと備蓄水を日ごろから備蓄している。

賞味期限は大丈夫だったかな・・・・

 

木曜はオーケストラ。

文化センター小ホールで11月のオータムコンサートに向けての練習。
大田先生の指揮。

 

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音楽の方向性が徐々に見えてきた感触。

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休憩時間には接近しつつある台風の話題。


心配だなぁ・・・・

 

日曜日に予定していた地区の鎮守の秋祭りは中止になった。

youtubeはペール・ギュントから「朝の気分」オラモ指揮ベルリンフィル

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2019年10月 9日 (水)

ギンペルのグリーグとシューマン

晴れのち曇り。寝起きにクシャミ5連発。
寒暖差アレルギーによる自律神経の不調なんだろうか。

大型の台風19号が接近中。

予報では土曜日夜に我が家の至近距離に直撃の模様。


昨年大きな被害を受けた21号とほぼ同じ進路なのが気になる。

 

ポーランドのピアニスト、ヤコブ・ギンペルのグリーグとシューマンを聴く。
独opera盤LP.

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・ピアノ協奏曲 イ短調 (グリーグ)
・ピアノ協奏曲 イ短調 (シューマン)

 ヤコブ・ギンペル    :ピアノ
 アルトゥール・ローター :指揮
 ベルリン交響楽団

 

ヤコブ・ギンペルは弟のヴァイオリニスト、ブロニスワフが比較的知られている。


兄のヤコブは最近の音楽辞典にも載らずほとんど忘れられた存在ではなかろうか。

 

確かなテクニックを持ちながらも無骨で地味な芸風があまり人気を得ずに終わってしまったようだ。


手持ちのケンペ指揮ベルリンフィルのバックによる「皇帝」は、堅実一点張りながら野武士のような頑固さがなんとも良い雰囲気だった。

 

ここで聴ける2曲の演奏も同傾向ながら独特の風格があって非常に良い。

 

グリーグも良いけれど、聞き手に媚びないひたすらわが道を行く堅牢な音楽造りのシューマン。

これぞ男の音楽。

 

ローターの伴奏も職人的な堅実さが良い効果を上げている。

録音は非常に良い。

EQカーヴはNAB。

 

youtubeはギンペルの弾くブラームスのピアノ協奏曲第1番

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2019年10月 7日 (月)

ららぽーと沼津と旧御用邸での茶会、そして舘野泉のピアノのことなど

曇り夕方から雨。
10月も一週間が過ぎ夏の暑さは昨日まで。

「ららぽーと沼津」オープン。

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2日のプレオープンには周辺国道が強烈な渋滞。

連日の混雑を聞いていたので、ある程度落ち着いてから行くつもりが、昨日家内が「ららぽーと」で重たいものを買うというので荷物運びに駆り出された。

 

オープン最初の日曜なので混雑は必至と渋滞を予想していたものの駐車場にはすんなり入ることができた。
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ショッピングしているうちに次第に混み始めた。

 

ショップの店員達は新人が多くて、人数が多い割には時間がかかってどこも行列。
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昼食時には混雑のピーク。

 

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一番人気の湯河原の「飯田商店」は90分待ちのプラカードが・・・・

 

 

最初から混むところで食事するつもりはないけれども、どこも大層な人の列。

 

結局、焼肉京昌園のランチセットにした。

 

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この店はアプリで待ち時間を知らせてくれるのでその間にショッピングができるのが良い。

 

食事を済ませららぽーとを出て沼津御用邸記念公園へ向かう。

 

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沼津市芸術祭の茶席に参加

茶道3流派の競演

 

ララポートの駐車場から出るのに手間取り、旧沼津御用邸到着時はほとんど終了時間の直前。

 

こんな時間なので自分たち夫婦のみ。

本日最後の参加者らしい。


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もう片付けを始めていたけれども席を設けていただきました。

 

茶の席は全く素人なのでいくぶん緊張気味。

 

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和服姿の品の良いご婦人が丁寧にお茶を点てていただき、作法も教えてくださった。

 

ららぽーとの喧噪から別世界の落ち着いた時間を過ごすことが出来ました。

ありがとうございました。

 

 

今日は舘野泉のピアノでフィンランドの作曲家たちの作品を聴いていた。

 

タイトルは「フィンランド ピアノ名曲ベストコレクション2」

キャニオンから出ていたLPで近代フィンランドの作曲家5人の作品を収めている。

 

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01夢想op.58-1 (シベリウス)
02静かな西風op.74-2 (シベリウス)
03村の教会op.103-1 (シベリウス)
04即興曲op.5-5 (シベリウス)
05ロマンス変ニ長調op.24-9 (シベリウス)
06ロマンティックな情景op.101-5 (シベリウス)
075月の夜op.27-4 (パルムグレン)
08夕べの歌op.47-1 (パルムグレン)
09月の光op.54-3 (パルムグレン)
10とんぼop.27-3 (パルムグレン)
11海op.17-2 (パルムグレン)
12夏の夜の牧歌op.16-2 (メリカント)
13牧歌op.73-1 (メリカント)
14ゆるやかなワルツ (メリカント)
15秋の朝op.21-2 (カスキ)
16古い時計台op.48-2 (カスキ)
17夜の海辺にてop.34-1 (カスキ)
18激流op.48-1 (カスキ)
19小さなガヴォットop.3-3 (クーラ)
20結婚行進曲op.3-2 (クーラ)

 

 舘野泉(P)

 

 録音 1988年1月

 

フィンランドの作曲家としてはシベリウスの存在があまりにも大きく、他の作曲家たちは巨大な太陽に隠された惑星のような存在になってしまっていて気の毒なほど。

 

トイヴォ・クーラは酔った兵隊との口論で射殺されるという悲劇的な最期
ヘイノ・カスキなどはシベリウスと同じ日に亡くなっている。

 

巨人シベリウスの影に隠れて目立たないけれども他の4人も才能豊かな作曲家たちだ。

 

ここで聴かれる作品はいずれもロマンティックで美しい小品ばかり。

 

このように並べて聴いてみると、シベリウスの作品は身近な題材を取り上げた内容であっても密度が高く、簡単に聞き流すような作品でないことを実感する。

「村の教会」はシベリウス晩年の傑作「アンダンテ・フェスティーボ」と同じ素材からなるもの。

 

中では素朴でいて爽やかな美しいメロディ満載のメリカントの作品に一番惹かれる。

 

舘野泉のピアノは、作品への深い愛情と共感に満ちた美しい演奏を聴かせてくれる。

EQカーヴはColumbiaカーヴで聴いた。

 

Youtubeはメリカントの「牧歌」

 

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2019年10月 5日 (土)

山種美術館「大観.春草.玉堂.龍子 日本画のパイオニア」展と名曲喫茶「ライオン」のことなど

10月最初の土曜日、本日の最高気温31度。

 

朝、市街中心部を流れる狩野川堤防を歩いていた。

日差しは強いが頬に触れる川風に秋の色。

 

 

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川向こうの林立するマンションの間からの富士山。

 

ズームアップすると宝永火口もくっきり見えた。


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木曜の東京行きでは山種美術館をはじめ、渋谷の老舗名曲喫茶「ライオン」に久しぶりに寄りその他音盤購入もいくつか。

 

 

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山種美術館は広尾開館10周年記念「大観.春草.玉堂.龍子 日本画のパイオニア」展。

 

内容は当美術館が所蔵する近代日本画の四巨頭、横山大観、菱田春草、川合玉堂、川端龍子の作品を集めた展示。


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横山大観は出雲旅行の際に足立美術館でかなりの作品を見た。

 

 

今回館内で撮影を許されている唯一の作品、大観の「心神」


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大観の絵は小さなサイズの絵でも、その奥に広大な世界が無限に広がっていくのを感じさせる。

 

だが自分には時としてその巨大さに押し潰されそうな重圧を感じることがある。

 

 

今回ここに展示されている4人の作品では、菱田春草と川合玉堂の作品に最も親近感を覚えた。

 

なかでも玉堂の「渓雨紅樹」が良かった。

 

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静かな秋、山村の紅葉の向こうに霧雨に煙る山々、遠くに傘をさして歩く二人の農夫の姿

 

ミュージーアムショップで絵はがきを買い求めたほど。

 

 

昭和の狩野永徳とも呼ばれた川端龍子の大作「鳴門」は、沼津江浦の静かな海を見て真逆の荒れた鳴門の海を想像して描いた、のだそうだ。

 

よく見ると確かに右側の海岸は江浦海岸のデフォルメだ。

 

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その後は渋谷に行きレコファン渋谷店を冷やかし、道玄坂の1926年創業の老舗名曲喫茶「ライオン」でコーヒーブレイク。

 

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ここに訪れたのは30年ぶりくらい。

場所がどうしても思い出せず、迷ってしまってようやくたどり着いた店の外観は以前と変わらず中もそのまま。

 

この場所だけ時間が止まっているかのようだ。

 

 

壁の中空にはめ込まれた手作り感のあるスピーカーは、記憶ではもう少し大きかった印象があったのだが空間の広さに比べて小さく感じた。

 

お客さんは10人ほど。

 

流れていた音楽はクロイツァーのピアノでリストのメフィストワルツ。
CDのようだ。

 

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やがて現代音楽に変わった。

 

チェンバロによる刺激的な曲が大音量で鳴っている。
自分は初めて聴く曲。

 

静かにコーヒーを飲みながらクラシック音楽を聴く場が名曲喫茶とするならば、かなり異質な音楽が流れている。

 

周りを見ると読書する人、論文らしき原稿を書いている男性、ノートパソコンを叩いている人、じっと聴いている紳士、若いアベックなど、みなさん静かに聞き入っている。

 

リクエストだったのだろうか。

 

自分には正直苦痛な音楽だった。

 

流れていた曲はリゲティの「コンティヌム」。

 

続いて定例のレコードコンサート。

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内容はスタインバーグ指揮のピッツバーグ交響楽団によるウィンナワルツ特集。

 

ずいぶんとマニアックな演奏を流しているものだ。
これは同じものを持っている。

 

使用していた米Captolのレコードは盤が汚れていてノイズが大きかった。

 

レコードをかける学生アルバイトらしき男性のレコードの扱いも気になる。

 

レコードをターンテーブルに載せるときにセンターを狙わず漫然とスピンドル周辺を探りながら置いている。

 

あれでは大切なレコードがヒゲだらけだ。

 

 

 

今や希少価値となった名曲喫茶。

 

末永く続けていただきたいだけに、多くの人が訪れるように些細なことにも気を使って欲しい。

 

 

しばしここで時間調整をして御茶ノ水ディスクユニオンへ。

 

 

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2019年10月 4日 (金)

小林研一郎の1812年とカルミナブラーナ

10月に入っても真夏並みの暑さ。
今朝突然の雷雨。雨が屋根を強く叩く音で眼が覚めた。

外を見ると落下する粒が視認できるほどの大粒の雨。
雨は30分ほどで上がりその後は晴れて気温と湿度が急上昇。

 

昨日は東京。


この暑さ。

都内で見かけるビジネスマンでネクタイにスーツ姿は少数派。

わが社は9月いっぱいでクールビズを終了したけれども早まったな。

 

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武蔵野合唱団第52回定期演奏会に行っていた。

場所は池袋の東京芸術劇場。

 

プログラムは

 

 

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・大序曲「1812年」合唱付   (チャイコフスキー)
・カルミナ・ブラーナ    (オルフ)

 

  指揮:小林研一郎 
  読売日本交響楽団
  合唱:武蔵野合唱団、フレーベル少年合唱団
  ソプラノ:澤江衣里
  テノール:高橋淳
  バリトン:大沼徹

 

炎のコバケンの指揮、この2曲ともなればプログラムを見ただけでわくわくするような内容。


しかも「1812年」は合唱付きだ。

 

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最初の「1812年」は期待通りの雄大な出来。

 

冒頭ヴィオラ、チェロの六重奏に続いて静かに合唱が入ってくる。

 

手馴れた指揮で過度に効果を狙うのではなく、要所要所でブラスを強調して音楽を引き締めながら流れていく。

終盤ではオルガンの前に金管楽器の別動隊(バンダ)がずらり並び合唱も加わり壮大な音の絵巻を展開。


大太鼓やチャイムは控えめだったが合唱が入るだけでも十分効果的だった。

 

ブラボーが飛び交い満員の会場は早くも興奮状態。

 

休憩の後は「カルミナ・ブラーナ」

 

「カルミナ・ブラーナ」をこの合唱団が取り上げるのは実に17回目だそうだ。

実は私は武蔵野合唱団のカルミナを聴くのは2回目。

7年前に娘が所属していた川越奏和奏友会吹奏楽団の演奏会だった。

 

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テノールはその時も高橋淳さん。

高橋さんにはかつて北原先生の時の沼響の第九にも出演していただいた。
その頃から見て今は外見が一変している。

今やカルミナのテノールといえば高橋淳。

久石譲指揮の「カルミナ・ブラーナ」でも歌いテレビでも放送されていた。

 

今日も個性的なパフォーマンスと歌唱で存在感は他を圧していた。
他の人たちも触発されて演奏のヴォルテージが上がって行くのがよくわかるほど。

 

合唱団はアマチュアながらこの難曲を暗譜で歌い切り、力いっぱいの名演に演奏が終わっても拍手は鳴りやまず席を立つ人もいない。

自分は帰りの電車が気になり演奏終了直後に抜け出すつもりが、この状況で立ってしまうと非常に目立つ。

しばし様子を見ながら拍手していた。

 

最後に小林研一郎さんの合唱団を讃えるスピーチでお開きとなりました。

 

youtubeはカルミナ・ブラーナのフラッシュ・モブ

 

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2019年10月 2日 (水)

馴染みの鮮魚店、そしてE.フィッシャーのバッハのことなど

10月に入っても連日真夏日。
本日快晴、未だ蒸し暑い1日。

 

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ヒガンバナがここにきて盛んに咲き始めた。

 

昨日は帰省した娘と彼氏を交えて自宅でささやかな食事会。

 

夕方、隣町にある今や数少なくなった鮮魚店のひとつ、「魚龍」に頼んであった刺身を取りにいった。

 

ここのご主人の実家は我が家の近くにあった魚屋で、幼い頃には母に連れられその店によく買いに行った。

 

昭和40年代の始めはスーパーもなく魚屋、八百屋が軒を並べ、その店では若い兄弟3人が元気良く働いていた。

 

中でも若き日の「魚龍」のご主人は颯爽と魚を捌いていてカッコよかった。

いまでもその景色はよく覚えている。

本家はもう店じまいして久しく、今は跡形もない。

 

刺身が出来上がる間狭い店内をブラブラしていた。
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出来上がったときにご主人が私の顔をじっと見て「どこかで会ったような気がするけんど、住まいはどちら?」と聞いて来た。

 

家内は時々買い来るけれど、自分はほとんどこの店に来たことがない。

 

幼き頃の思い出を話すとご主人は破顔一笑。

 

「懐かしいねぇ、おいくつになった? おれはもう80を超えたよ」

 

細面になって腰は多少曲がったけれども威勢のよさは昔のままだった。

 

いつまでもお元気で・・今度母を連れて来ます。

 

 

今日はバッハを聴いていた。

 

巨匠エドウィン・フィッシャーのピアノ。
手持ちは国内盤CD。

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1. 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV903
2. トッカータ ニ長調BWV912
3. コラール・プレリュード「主イエス・キリストよ,われ汝に呼ばわる」BWV639(ブゾーニ編)
4. 幻想曲とフーガ イ短調BWV904
5. 幻想曲(前奏曲)イ短調BWV922
6. 幻想曲ハ短調BWV906
7. アダージョ(マルチェロの協奏曲に基づく協奏曲BWV974)
8. 前奏曲とフーガ変ホ長調BWV552

・エドウィン・フィッシャー(ピアノ)

 録音 1935~37年 

 

エドウィン・フィッシャー(1886~1960)は、シュナーベルやバックハウスと肩を並べるドイツ本流のピアニスト。
ベートーヴェンのみならずバッハにも数多くの名演を残している。

 

世評名高いフィッシャーの平均律クラヴィーア曲集を最初に聴いた時は、その良さがさっぱりわからなかった。

 

それまでリヒテルの幾分ロマンティックで流れるような名演が刷り込みだったので、その対極にあるようなスタッカートを多用したフィッシャーのバッハの良さが理解できなかったのかもしれない。

 

このバッハは半音階的幻想曲とフーガ ニ短調や映画「惑星ソラリス」で使われていたコラール・プレリュードなど、バッハの多彩な鍵盤楽曲を収めている。

 

ストイックでいて孤高の厳しさを感じさせるフィッシャーのバッハ。

聴いていて襟を正したくなるような演奏の数々。

 

BWV922の煌めくような速いパッセージからの動から静への鮮やかな転換。

そして「主イエス・キリストよ,われ汝に呼ばわる」の演奏では人の温もりの暖かさが感じられるのが感動的だ。

 

録音はモノラルながら音はよい。

 

Youtubeはコラール・プレリュード「主イエス・キリストよ,われ汝に呼ばわる」、フィシャーの弟子ブレンデルの演奏

 

 

 

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