台風直撃、そしてスーザとラヴェル
台風直撃の土曜日。
着実に接近しつつあった台風19号は予想通り午後7時前に伊豆半島に上陸。
台風の目が通過するのを実感するほどの至近距離を通過していった。
ちょいと頭が重いのは気圧が低いためなのだろうか。
朝5時ごろ、強い雨音で目が覚めた。
予想では午後あたりから強くなるはずがかなり早い。
ネットで台風の位置を確認するとまだかなり遠い距離だった。
それだけ大型ということだ。
超大型だけに関西から東北までの広範囲に影響が出ている。
午後になって隣町に住む叔母が、近くの狩野川の水位が上がって避難勧告が出たということで避難してきた。
最初近くの避難所に指定された高校に行ったところ、駐車場が一杯で入れなかったとのこと。
今回は長時間激しい雨が続くのが特徴のようだ。
ポコは家の中に避難。
台風の目が通過したタイミングでタブレットが突然鳴って驚いた。
すわ!緊急地震速報か!と画面を見ると国土交通省から河川氾濫のおそれを示す緊急速報メールだった。
狩野川が危なくなってきたようだ。
こんな日なので一日家に引きこもり。
雨戸などの養生が終わったのでゆっくり音楽を聞くことにした。
時間が有るので長い曲を聞こう。
とリヒターの「マタイ受難曲」を取り出しかけたけれども、自分に受難が降りかかるような気がして止めた。
外は暴風雨。
最初はイギリスの軍楽隊、ロイヤルマリーンズバンドのスーザ行進曲集で、ヴォリューム大き目に威勢良く。
手持ちはEMI原盤の国内盤LP.。
きっちり整然、格調高い中にも英国紳士のユーモアを感じさせる適度な演出が心憎い。
EQカーヴはColumbia
続いてアメリカのピアニスト、レナード・ペナリオのラヴェル。
米CapitolによるLPで
・組曲「クープランの墓」
・亡き王女のためのパヴァーヌ
・ソナチネ
・水の戯れ
艶やかで煌びやかなペナリオ独特の音色。
サロン風の雰囲気漂う異色のラヴェルだが、抜群のテクニックと丁寧な歌い回しで楽しめる。
EQカーヴはNABで聴いた。
Youtubeはペナリオの弾くラヴェル、「ラ・ヴァルス」ピアノ独奏版。この曲の初録音です。
| 固定リンク
「音盤視聴記録」カテゴリの記事
- コンドラシンのバラキレフ(2025.03.23)
- バルビローリのシベリウス、交響曲第5番(2025.03.20)
- アルトゥール・モレイラ=リマのショパン(2025.03.18)
- 3月のクラシック・レコードコンサートは花と鳥をテーマに(2025.03.16)
- ベルティーニのドビュッシー、「放蕩息子」と「選ばれし乙女」のことなど(2025.03.09)
コメント