ギンペルのグリーグとシューマン
晴れのち曇り。寝起きにクシャミ5連発。
寒暖差アレルギーによる自律神経の不調なんだろうか。
大型の台風19号が接近中。
予報では土曜日夜に我が家の至近距離に直撃の模様。
昨年大きな被害を受けた21号とほぼ同じ進路なのが気になる。
ポーランドのピアニスト、ヤコブ・ギンペルのグリーグとシューマンを聴く。
独opera盤LP.
・ピアノ協奏曲 イ短調 (グリーグ)
・ピアノ協奏曲 イ短調 (シューマン)
ヤコブ・ギンペル :ピアノ
アルトゥール・ローター :指揮
ベルリン交響楽団
ヤコブ・ギンペルは弟のヴァイオリニスト、ブロニスワフが比較的知られている。
兄のヤコブは最近の音楽辞典にも載らずほとんど忘れられた存在ではなかろうか。
確かなテクニックを持ちながらも無骨で地味な芸風があまり人気を得ずに終わってしまったようだ。
手持ちのケンペ指揮ベルリンフィルのバックによる「皇帝」は、堅実一点張りながら野武士のような頑固さがなんとも良い雰囲気だった。
ここで聴ける2曲の演奏も同傾向ながら独特の風格があって非常に良い。
グリーグも良いけれど、聞き手に媚びないひたすらわが道を行く堅牢な音楽造りのシューマン。
これぞ男の音楽。
ローターの伴奏も職人的な堅実さが良い効果を上げている。
録音は非常に良い。
EQカーヴはNAB。
youtubeはギンペルの弾くブラームスのピアノ協奏曲第1番
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