狩野川放水路に助けられる。そしてフーガの技法のことなど
大型台風19号は大きな被害を残しながら北の海上に去って行った。
朝早くに起きて周囲を見回ると、被害は雨樋1本が飛び畑の蜜柑の木が倒れていた。
我が家はこの程度だったが、近くのローソンに行くと床に商品が散ばっていた。
茫然と立っているなじみの店主さん曰く、店内が浸水してしまって今日は開店できません。
店の前には稲刈りの済んだ田から流出した藁束が散乱していた。
夜が明けるにつれて各地の被害の全容が明らかになりつつある。
多くの河川の氾濫、そして取り残された人々。
夜になってもその全貌は見えてこない。
今朝の堤防からの増水した狩野川の様子。
もう一枚は1週間前の同じカメラアングルからの風景。
今回は本当に危なかった。
狩野川放水路のお陰で氾濫を避けることができた。
狩野川放水路の完成には14年の歳月を費やし総工費は当時700億だった。
この放水路のおかげで救われた命は数知れず。
大雨の度に狩野川流域の人々は放水路の恩恵を思う。
今日はバッハ。
米centaurのCDでバッハの「フーガの技法」をファイン・アーツ金管五重奏団による演奏を聴く。
ここでは14のコントプンクトウスにコラールを収録。
バッハの絶筆となった部分はスコアのどおり突然終わる。
そして静かなコラール。
柔らかな音色で暖かいオルガンのような響きで広がるバッハの世界。
youtubeはグレン・グールドの弾く「フーガの技法」
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