グレゴリー・ソコロフのショパン
今日は晴れて秋の空。
今年は季節の流れが遅く、昨日は平年より22日遅い富士山の初冠雪。
庭の金木犀も今頃咲いている。
それでも天体の運行は不変。
昨晩遅くには東の空に冬の星座オリオン座が見えていた
朝、出勤しようと車に乗るとエンジンがかからない。????
やむなく懇意の整備工場屋Sさんを呼び見ていただいたらバッテリーが上がっているという。
今の車を購入して3年ほど、半ドアでもなかったしSさんも首を傾げていた。
ということで本日遅れての出勤。
今日はロシアのピアニスト、グレゴリー・ソコロフのショパンを聴く。
曲はピアノ協奏曲第1番。
ソコロフは16歳でチャイコフスキー国際コンクール優勝の天才肌のピアニスト。
その後着実にキャリアを重ね今や巨匠の域。
以前聴いた2005年のシャンゼリゼでのライヴのDVDには強烈な印象を受けた。
数度の来日を重ねているが90年代の来日を最後にばったり来なくなった。
近年はコンチェルトも演奏していない。
聴いたのは1977年独逸オイロディスクへのスタジオ録音。
ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op. 11
グリゴリー・ソコロフ (ピアノ)
ヴィトルド・ロヴィツキ (指揮)
ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1977年11月
録音場所:ミュンヘン、ビュルガーブロイ
録音時ソコロフは27歳。
高音部の美しさが印象的な悠然としたテンポの老成した演奏。
弱音部の緊張感と不純物が皆無の研ぎ澄まされた音は今のソコロフに共通する音。
現在の巨匠ぶりを知るだけに、演奏の奥につかみどころのない巨大さが感じられるのも事実。
ポーランドの名匠ロヴィツキのサポートも雄弁な出来だ。
EQカーヴはAESで聴いた。
Youtubeはソコロフの弾くバッハ、フランス風序曲
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