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2019年10月22日 (火)

即位の礼の虹、富士山初冠雪そしてモーツァルトのホルンコンチェルト

台風は温帯低気圧に変わり昨晩は雷を伴う激しい雨。

雨は明け方には上がり即位礼の日の朝。

ポコとの散歩のひととき。

ポコが急に立ち止まったのでふと北の空を見ると、愛鷹山が虹色に染まっていた。

 

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数分で消えたがそのあとに雪を被った富士山が一瞬見えた。

 

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初冠雪。
ほんの数分の出来事。

 

令和の時代が平和で災害のない世になりますように。

 

こちらは別の場所からの初冠雪。72964565_2455147657933830_28525424513594

 

その後家内のスマホを受け取るために昼前から「ららぽーと」に行っていた。

凄い人出で帰宅は4時過ぎ。

 

 

今日はモーツァルトのホルン協奏曲。

最初にパリ管の首席ホルン奏者だったジョルジュ・バルボトゥー。

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モーツァルト/ホルン協奏曲全集
 ・ホルン協奏曲第1番ニ長調K412&514
 ・ホルン協奏曲第4番変ホ長調K495
 ・ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
 ・ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417 
  
ジョルジュ・バルボトゥー(ホルン)
   ローラン・ドゥアット指揮
   パリ・コレギウム・ムジクム合奏団

 

70年代に日本コロンビアから廉価盤パルナス1000シリーズで出ていたLP.

ドイツやアメリカのホルンよりも暖色系の音、けれどもクリュイタンス指揮のパヴァーヌで聴かれる名手ルシアン・テーヴェのヴィヴラートたっぷりのフランス系のホルンの音とは異なる音だ。

かつて管楽器の音楽雑誌「パイパーズ」のバルボトゥーのインタヴューで、明るくヴィヴラートをつけたフランスの管楽器独特の音は20世紀最初の一時的なものだった
というような記事をだいぶ以前に読んで気になっていた。

 

他の何種類かの演奏を聴いてみた。

いずれも70年代にLPで出ていた古いもの。

ウィーン響のホルン奏者だったミュールバッハーのホルン。

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モーツァルト/ホルン協奏曲全集

・ホルン協奏曲第1番ニ長調K412
・ホルン協奏曲第4番変ホ長調K495
・ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417 
・ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447

  エルネスト・ミュールバッハー(ホルン)
  フランツ・バウアー=トイスル指揮
  ウィーンフォルクスオパー管弦楽団

こちらはバルバトゥーと同じ日本コロンビアの廉価盤シリーズでダイアモンド1000シリーズから出ていたLP.VOX系の音源から。

ダイアモンドシリーズは、仏ムジディスクやエラートといった幾分ハイクラスな音源を使用したパルナスシリーズに比べてバジェット感が強かった。

主な演奏家は廉価盤の帝王と言われたハンス・ユルゲン=ワルターのものが多かった。

 

ミュールバッハーの音色は幾分太くて朴訥で素朴な音、この音はウィンナホルンを使用しているのかもしれない。

そしてデンマークのホルン奏者リンダーのホルン。

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モーツァルト/ホルン協奏曲全集
 ・ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
 ・ホルン協奏曲第4番変ホ長調K495
 ・ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417
 ・ホルン協奏曲第1番ニ長調K412
  
アルベルト・リンダー(ホルン)
  ハンス・スワロフスキー指揮
  ウィーンフォルクスオパー管弦楽団

アマデオ原盤で国内ではTRIOから出ていた。

演奏はきっちり優等生的なところはあるけれども、のびのびと歌っていてテクニックも申し分なし。
音も品があって美しい。

スワロフスキーの伴奏も良くてミュールバッハー盤と同じオケとは思えないほど。

この曲のスタンダードとして誇れる名演だと思う。

Youtubeはバボラークの吹くモーツァルト、ホルン協奏曲第1番

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