邦人フルート作品集、そしてオークラウロのことなど
今日は朝から雨。令和元年もいよいよあと2日。
帰省してきた娘はいつまでも布団の中。
もう一人の娘は同世代の仲間たちとキャンプ中。
楽しそうな写真をLineで送ってきた。
雨降りなので今日は部屋の片づけ。
家内が買ってきた収納ケースに雑然としていた自分の衣類を片付けたりしていた。
友だちと食事に行く、という娘を市街地まで送ろうとすると母が一緒に乗せてってと言い出した。
どうやら一人で街中をショッピングしたいらしい。
雨も降っているし大丈夫か?
と聞いてもどうしても行きたいというので駅前まで送って行った。
自分でバスで帰る、とは言っていたけれど心配だったので連絡するように言っておいた。
2時間ほどして迎えに行くと、両手に持ちきれないほどの荷物。
こんなに買い込んで一人で雨の中帰るつもりだったらしい。
帰宅後は神棚の掃除。
お稲荷さんのしめ縄を替えたりお飾りを飾ったりとでたちまち日が暮れる。
フルート とピアノのためのソナチネ 平尾貴四男
幻想曲 石川榮作
叙情小曲集 上田真樹
献呈 上田真樹
北川森央 フルート
碓井俊樹 ピアノ
録音 2011年2月1日 上野学園
なんとなく体裁が私家版っぽいCD.
平尾貴四男以外は知らない人たち。
平尾貴四男(1907-1953)は東京生まれ、陸軍軍楽隊長の大沼哲に作曲を学んだ後にパリに留学。
スコラ・カントゥルム、セザール・フランク学校で作曲とフルートを学んでいる。
作曲の弟子として慶応の同窓だった冨田勲がいる。
フルートのためのソナチネは大倉喜七郎男爵が発明したというオークラウロという楽器のために作曲された曲 。
オークラウロは尺八にフルートのキーのようなものを付けた改良楽器らしい。
今ではすっかり絶滅したと思いきや演奏団体もあるようだ。
このソナチネは五音 音階を駆使しながらフランス風の洗練さの中に和風の雅びな感触を融合させた作品。
初めて聴いてもどこか懐かしく愛らしいテイストが漂う素敵な曲だ。
南伊豆に拠点を置いて教員のかたわら作曲活動を続けている石川榮作(1946~)の幻想曲は「海、祭、峠」の3楽章形式。
素直で自然、こちらも平尾作品に共通する平明さが心地よい。
若い上田真樹(1976~)も同傾向の曲。
youtubeは平尾貴四男の遺作となったオーボエソナタ
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