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2019年12月19日 (木)

トーレンスを修理に出す

曇り、今にも振り出しそうな冬の空。

 

 

長い間レコードを聴くのに使っていたトーレンスのTD320。
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最近聴感上ピッチの低さが気になるようになってきた。
回転数がおかしくなってきたかもしれない。

 

馴染みのオーディオショップが貸してくれたストロボスコープとランプを使ってみると、やはり縞模様が左に流れていた。

回転が緩くなっている。

もう20年近く使っていたのでこの際オーバーホールに出すことに。

 

馴染みのオーディオショップにトーレンスを持ち込む。

 

以前このオーディオショップのご主人にEQカーヴの話をしたところ非常に興味を示した。

前から気にはなっていたということだったので、とりあえず家で遊んでいたMUSICAのフォノアンプを一か月ほど貸していた。


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その結果もついでに聞いてみる。

 

このショップは比較的ハイエンドなオーディオマニアが集まる店で、いろいろとその人たちと一緒に聴いてみたという。

 

その結果、レコードに刻まれた音がさまざまなカーヴとなっていることは確認できた。

 

EQカーヴが一致した時の効果は認めたうえで、普通のオーディオ装置ならば効果的テキメンだろう。

 

だがEQカーヴを合わせるならばこのようなチャチ?なものでなくもっと性能の良い?フォノアンプを使いたいという結論に達したという。

 

さらには、数多くのカーヴに完璧に対応させる装置を揃えレコードを聴くたびにカーヴを探るのは厄介だし、そこまでして音楽を楽しもうとする人は少数派だろう。

 

それならば最大公約数的なRIAAで音質向上を目指すのが一般的ではないのか、という意見が大多数だったということだった。

 

これはある意味現実なのかもしれない。

 

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その時店で鳴らしていたのは、EMTのレコードプレーヤーにマランツ7(このアンプにはold78とold columbiaの切り替えスイッチが付いている)のプリアンプ、パワーアンプは純正WESTANの300Bの真空管を使ったアンプ、そしてアルテックの大型スピーカーでブレンデルの弾くリストのピアノ協奏曲。

 

EQカーヴはRIAA.

 

かなり良い音だ。

 

日常この音で聴けるならば不満はないとは思いつつEQカーヴを合わせたらきっとこれ以上の音で聴けるだろうな、との思いは消えなかった。

 

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コメント

高級オーディオは何を再生しても良い音に聴かせるものです。でも本物の音はしない。真空管の変調波歪みだったりハーモナイザー機能だったり、微妙に高音が伸びたように聴かせます。オーディオ的な音と言ってもいい。でも生音とは違う世界。EQ適合は原音を聴く手段です。生音に親しんでいない人には理解不能かもしれません。

投稿: ぶりちょふ | 2019年12月19日 (木) 22時38分

ぶりちょふさん。
確かに高級オーディオの再生音はコンサートホールで聴く生の音とは質が違いますよね。

ポップスなどには再生側の装置の特性に合わせて音を加工しているように思える場合もあって、果たしてどの音が真実に近いのか、これはもう魑魅魍魎の世界ですね。

投稿: 山本晴望 | 2019年12月21日 (土) 18時06分

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