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2020年1月15日 (水)

今年の初コンサートはエッシェンバッハ指揮N響の「復活」

曇りのち晴れ。
1月も半ばを過ぎた水曜日。
本日重い会議が二つ。

 

日曜にN響を聴いてきた。

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今年のコンサート初聴きはクリストフ・エッシェンバッハの指揮でマーラーの「復活」。

 

リュックにダブリ買いCDを20枚ほど詰めて8時29沼津発の東海道線に乗車。
小田原で乗り換えて御茶ノ水10時38分着。

御茶ノ水ディスクユニオンでは月曜まで買い取り20パーセントアップのキャンペーン中。

ディスクユニオンでの買取結果その他は後日。
片道分の交通費は浮きました。

 

今回のコンサート会場はNHKホール。

渋谷到着は1時過ぎ。

連休中ということで渋谷駅はかなりの人、中でもスマホを自撮りする観光旅行らしき外人さんが目立って多かった。
駅前にはツァー集団らしき人たちにハチ公を英語で説明する日本人ガイド。

遅い昼食を道玄坂のラーメン屋で済ましてNHKホールに向かう。

 

曲はマーラーの「復活」.
 
この曲の宇宙的な広がりは実演でしか体験できないもの。
「復活」はちょうど昨年末に一橋大オケで聴いたばかり。

 

「復活」の実演は何度かきいたけれども、一番印象に残っているのは1987年1月16日、
今は亡きシノーポリがフィルハーモニア管を振ったサントリーホールでの実演。
ソリストはユリア・ヴァラディ、ワルトラウド・マイヤーという豪華な顔ぶれだった。

 

あれは本当に凄かった。

終盤でのホール全体の空気が揺るがすパイプオルガンの重低音は今でも記憶に鮮明だ。

 

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そしてN響

 

1月12日(日) NHKホール

 

【第1930回 定期公演 Aプログラム】

 

・交響曲第2番 ハ短調 『復活』 (マーラー)

  クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)

  マリソル・モンタルヴォ(ソプラノ)
  藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)
  

  新国立劇場合唱団(合唱指揮:冨平恭平)
  NHK交響楽団

 

ソプラノはハンナ・エリーザベト・ミュラーの予定がマリソル・モンタルヴォに変更になった。

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席は一階の左側2列目。

コントラバスの真正面だったけれどもエッシェンバッハの表情はよく見えた。

合唱団の前面に立つソリスト二人もコントラバス奏者の間から見える。

 

前日の演奏ではアンサンブルに乱れが散見されたようだが、この日はかなり修正されていた。
その分演奏は安全運転だったかもしれない。

 

エッシェンバッハのマーラーではYoutubeにアップされている「巨人」が圧倒的な凄演で、
心の隅であの演奏の「復活」版を期待していたのだが、他流試合のN響ではあそこまで思いきった棒は振れなかったと見える。

 

席がコントラバスの近くだったので、ゴリゴリとした低音と大太鼓のドスンとした音が腹に響く。

シノーポリの演奏に聴かれたピリピリとした緊張感はなかったけれど、マーラーの歌謡性を強調したよく歌うロマンティックさを感じさせる演奏。

メゾソプラノの藤村実穂子の歌はやはり圧倒的で、ソプラノのモンタルヴォとの格の差は歴然。

 

第5楽章の終盤のオルガンはNHKホールの巨大な空間の中ではずいぶん控えめな音だったけれども、威力のある合唱の力もあってフィナーレは壮大に盛り上がっていた。

終演後、私の後ろの席のおばさんが涙をボロボロ流していました。

 

コンサートが終わったあとは東京にいる娘と待ち合わせ東京駅近くで宮崎料理。
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帰宅は9時ちょいと過ぎ。

Youtubeはエッシェンバッハ指揮の「巨人」、名演です。

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