本日の練習、定演に向けて始動、そしてカラヤンの「冬の日の幻想」のことなど
土曜から気温は下がり箱根、御殿場は雪。
1月最後の月曜も夕方から雨。
ここ沼津にも大雪注意報が出ている。
中国発祥の新型コロナウイルスによる感染は徐々に拡大。
感染して発症までの期間が長いのが発見を遅らせているのだろう。
発表された数字よりも実際はかなり広がっているのだろうな。
昨晩はオケの練習だった。
5月の定演に向けて曲はチャイコフスキーの交響曲第1番「冬の日の幻想」をメインに、ベートーヴェン生誕250年にちなんで交響曲第1番そしてボロディンの「中央アジアの平原にて」というもの。
交響曲2曲はいずれも作曲者若書きのシンフォニー。
とはいえベートーヴェンは第一楽章の序奏からしてベートーヴェン。
音の一つ一つに意味が有り、なかなかの苦戦。
第4楽章をゆっくり演奏していたらハイドンのエコーが聞こえてきた。
チャイコフスキーは殆ど初見大会のうえに、なぜか投票で選ばれた曲なのに大部分の団員は知らない雰囲気。
自分もさほど聴きこんでいる曲ではなかったりする。
練習会場が狭いリハーサル室だったので、音が混濁してチャイコフスキーがショスタコーヴィッチのように聞こえてくる。
第2楽章終盤のホルンのユニゾンを4本で吹いたら五月蠅くなってしまった。
これは曲の良さがわかるまで相当時間がかかりそうだ。
そんなことで今日はチャイコフスキーの交響曲第1番の演奏を聴いていた。
演奏はカラヤン指揮のもの。
手持ちはグラモフォンの国内盤LP。
CD黎明期の30年近く前に家の近くのリサイルショップにクラシックのLPが大量に放出されたときに購入したもの。
確か1枚500円均一だった。
このときショップにはカラヤンのチャイコフスキーの第1番から3番までのLPがまとまって出ていた。
・交響曲第1番ト短調op.13『冬の日の幻想』
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
録音 1977年12月、1979年1月、2月
4番以降の後期の3曲は何度も録音しているカラヤンだが3番までの3曲はこれが唯一の録音。
3曲はいずれも70年代後半の録音で、チャイコフスキーの交響曲全集への穴埋め録音のような印象。
この曲の自分の刷り込みはマイケル・ティルソン・トーマス指揮ボストン響のグラモフォン盤。
当時唯一の廉価盤LPだった。
瑞々しくもロマンティックな演奏でこれが非常に良かった。
ティルソン・トーマスのフレッシュな爽やかさに比べカラヤンの演奏はずいぶんと老練な演奏。
曲への共感の無さからか冗長さを感じてしまった。
実演でこの曲を演奏しているのだろうか
youtubeはフェドセーエフ指揮モスクワ放送響の「冬の日の幻想」
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