エドモン・ド・ シュトウツのバッハ
雨のち曇り、午後から晴れ。
朝から風が強く本日の最高気温20度で4月並み。
庭の白梅がポツリポツリと咲き始めた。
昨日仕事は休み。
畑でキャベツと取りそびれたサツマイモの収穫などで過ごしていた 。
サツマイモは昨年収穫したときにまだ小さかった株で、しばらく成長するのを待っていたのをそのまま忘れていた。
掘ってみると多少大きくなった ような。
いくつかには噛られた跡。
モグラにやられたようだ。
今日はスイスの指揮者エドモン・ド・ シュトウツのバッハ。
シュトウツは度々来日してレコーディングも少なからずあるけれども現役盤は少ない。
今やほとんど忘れ去られている指揮者だと思う。
チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団のチェロ奏者ののち指揮者に転じチューリッヒ室内管弦楽団を結成。
米ヴァンガードやEMI などに録音。
現役盤ではミケランジェリのソロによるハイドンのピアノ協奏曲 集くらいだろうか。
レパートリーは広く、バロック音楽から 古典派、現代音楽まで多岐に渡る。
手持ちにはバッハやテレマン、そしてシェーンベルクなど。
オケはシュトウツが創設したチューリッヒ室内管弦楽団、そのほかスイスの音楽家たちによる演奏。
ちなみに現在の同オケの首席指揮者はロジャー・ノリントン。
聴いたのは米ヴァンガードから出ていたLP
・ブランデンブルク協奏曲第2番
・ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲
・管弦楽組曲第2番
アドルフ・シェルバウム (トランペット)
アンドレ・ジョネ (フルート)
アンドレ・ラルドロ(オーボエ)
ウルリッヒ・レーマン (ヴァイオリン)
エドモン・ド・シュトウツ(指揮)
チューリヒ室内管弦楽団
ソロはドイツのトランペット奏者シェルバウム、オーボエのラルドロ(ミュンヘン国際コンクールでホリガーが1位だった時の2位)など、地味ながら実力者を揃えている。
この中ではオーレル・ニコレをはじめとする数多くの著名なフルーティストを育てたアンドレ・ジョネの演奏が聴けるのが嬉しい。
ジョネはトーンハレ管の首席フルート奏者であったのでシュトウツのトーンハレ時代とだぶっているかもしれない。
演奏はきっちり折り目正しいシュトウツの指揮に絡むジョネのフルートソロが美しい。
派手ではないけれどさりげなく自然にバッハの偉大な音楽を構築していく燻銀の味わい。
コンチェルトでは幾分控えめオケを引きたてながら巨大なバッハを描き出していくのがすばらしい。
youtubeはヴァイオリンとオーボエのための協奏曲、チョンキョンファとホリガーのソロ
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