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2020年1月22日 (水)

Bartok The Last Two Works

晴れのち曇り。職場内で悪質な風邪が流行中。

かなり長引き咳が止まらなくなるようだ。
数年前に同じような風邪に罹り一ヶ月以上苦しんだことを思い出した。

 

今日はバルトーク。

VOX系のレーベルTURNABAUTから出ていたLPで「Bartok The Last Two Works」。

 

ヴィオラ協奏曲とピアノ協奏曲第3番の2曲。

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・ヴィオラ協奏曲
 ウルリッヒ・コッホ  (ヴィオラ)
 アロイス・スプリンガー(指揮)
 ルクセンブルク放送管弦楽団

 

・ピアノ協奏曲第3番

 シャーンドル・ジョルジ(ピアノ)
 ミジャエル・ギーレン(指揮)
 ウィーン・プロムジカ管弦楽団

 

文字通りバルトークの遺作となった2つのコンチェルト。

両曲とも未完に終わり、バルトークの死後バルトークの作曲の弟子にしてヴィオラ奏者でもあったシェルイ・ティボールが2曲とも補筆完成している。

ピアノ協奏曲第3番は最後の17小節のみが未完であったものの、ヴィオラ協奏曲のオーケストラ部分は不完全な草稿しか残されていなかったという。

この演奏を聴く限りでは違和感はない。

 

ヴィオラのコッホは南西ドイツ放送交響楽団の首席ヴィオラ奏者。


ソリストとして数多くの録音があり、カラヤン指揮ベルリンフィルのR.シュトラウス作曲の交響詩「ドン・キホーテ」のEMI録音ではチェロのロストロポーヴィチと共にソリストに起用されている。


晩年は武蔵野音楽大学で教鞭をとり東京で亡くなっている。

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コッホにはモノラル期に仏Ducretet Thomsonにバルトークの同曲の録音があり、その時の伴奏オケは古巣の南西ドイツ放送響だった。

 

シャーンドルはバルトークの弟子でこの曲の初演者。


モノラル期に初演メンバーであるオーマンディー指揮フィラデルフィア管弦楽団との同曲の録音があり、バルトークのピアノ曲はコンチェルトを含めほぼ全曲の録音を残している。

 

演奏はいずれも見事なもので、危惧していた伴奏も非常に良い。

EQカーヴはAESがぴったりはまり、これはまさに実在の響き。

VOX系の録音はいままで古めかしさを感じていたけれども、この録音は非常に鮮烈。

 

ソロとオケの分離も見事でソリストの立ち位置もはっきりわかるほど。

特にヴィオラ協奏曲が非常に印象に残った。

 

Youtubeはツィンメルマンの弾くバルトークのヴィオラ協奏曲

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